第7話
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(Lassy)編集部の専属モデルとなった折原(菅田将暉)
意外にもハードスケジュールで早くも根を上げている。
本郷が景凡社の雑誌に載せるエッセイの校閲を
直接悦子(石原さとみ)へお願いしに来た。
用が済み、帰ろうとしたところで折原に会う。
悦子は本郷に折原を作家の是永だと紹介する。
ただ折原や貝塚(青木崇高)の様子が明らかにおかしい。
貝塚
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(Lassy)の編集部では折原のページを入念に打ち合わせ。
ここにきて折原はやっぱり芸名で活動したいと言う。
校閲部では悦子が本郷のエッセイを読み感動している。
別れた息子のことを書いたものだが1点引っかかることがあるという。
その中で息子が「レンゲ」のことを「スミレ」と言っているのだ。
悦子は確認のため、そのラーメン屋へ行くもやはりレンゲはレンゲだった。
レンゲとスミレの謎が分からずいつものおでん屋へ
そこへ折原がきてレンゲのことを「スミレ」と言った。
聞けば折原の母親がレンゲのことをスミレと言っていたらしく
そのため、折原も昔からの癖でスミレと言ってしまうらしい。
本郷の作品のも同じ内容が出ていた話をすると、折原は嫌悪感を示した。
悦子は本郷が嫌いなのかと折原に尋ねると
さらに嫌悪感を増して、折原は店を出て行ってしまった。
悦子は折原を気にするのと同時に
本郷のエッセイに出てくる息子と折原が酷似していることに気がつく。
本郷は息子とは20年会っていないという。
翌日、悦子は貝塚を校閲部に呼び出し。
本郷の息子が折原かと問い詰める。
あまりに直球の質問のため、貝塚も焦る。
折原と本郷の間には深い闇があり、折原に本郷というワードは禁句だと言った。
折原が覆面作家をしていたのも本郷との関係を隠すためだったという。
また、モデルの活動で本名を嫌がったのもこの理由からだ。
そんな時、悦子は折原からデートの誘いを受け
日曜日にふたりは水族館へ。
そのころ日曜日だが森尾は休日出勤。
そこへ悦子が校閲した小説が(Lassy)の読者に人気が出る可能性があるかもと
貝塚が森尾に直接相談しに来た。
校閲部では米岡が悩んでいた。
電車の時刻表を使ったトリックの推理小説を校閲しているが
使われているダイヤが古いもので新しいダイヤでは
そのトリックが使えなくなってしまうのだ。
時系列的にも新しいダイヤを使用するべきか
トリックそのものが成立しなくなるので、指摘をするべきか悩んでいた。
米岡は悩んだ末、指摘をし、結果作家から感謝されることになった。
悦子は本郷のエッセイの校閲。
3才の息子が左利きだと書いてあるが折原は右利き。
どうしても気になる悦子は折原に
3才のころ左利きだったのかと聞く。
当時左利き用のグローブがなかったことを思い出し、残念がった。
この回答を受け、悦子はあれだけ禁止と言われていたが本郷のことを話す。
そして本郷がずっと折原を待っていることも話す。
2人は特に深い闇はなく
悦子の言葉に折原も本郷に会うことを決心し
本郷に会いに行く二人。
父親とは言え対峙に緊張する折原。
本郷は嬉しいという言葉を添え、温かく迎え入れる。
折原は長い間待っていてくれた本郷へ感謝と謝罪をする。
折原は自分のような半人前の作家が
大物作家の息子であると世間に知られるのが怖かったと言うと
お前が生きているそれだけで十分と優しい言葉を掛ける。
また、悦子と付き合っていることに趣味が悪いと言った。
まだ付き合っていないふたりは戸惑ったが
折原をよろしくという言葉に悦子は力強くうなずいた。
ついに折原は森尾の部屋を出ることに。
森尾に対して感謝の言葉を伝える。
森尾は寂しそうだが笑顔で送りだした。
【第7話の感想】
意外にも折原と本郷が親子関係でした。
初めは複雑な関係であり、この先も会ったり話をしたりすることは無いと
思っていましたが
悦子という本当に性格がいい人がいたおかげで
無事会うことが出来ました。
このシーンは嬉しく、また感動しました。
やはり親子関係というのは強い絆で結ばれています。
間違いなく校閲部のエース格になってきた悦子ですが
(Lassy)編集部へ移動出来る可能性も出てきたような気がします。
ただ、
間違っていることを正す校閲という部署と彼女の性格はマッチしていますので
このまま残って活躍を続けて欲しいという思いが強いです。
残り3話になってきましたが
いまだ展開が見えず、まだまだ楽しみです。
第8話
編集の貝塚が原稿を持ち込むが部長の茸原は
その作者「桜川葵」という名前を見て動揺してしまう。
たまらず仕事を悦子へ依頼する。
そんなとき折原から久しぶりに電話。
悦子はランチの誘いに校閲部から走って向かう。
しかし、手には原稿がありついつい内容が気になってしまう。
内容を確認した悦子は部屋にセシル、森尾、校閲部の米岡、藤岩を呼び
原稿に書いてあったモテるためのテクニックを実践して見せた。
会合のあと、森尾は折原と住んでいたことを改めて悦子に謝る。
悦子はそれよりも折原のモデル「Lassy」としての仕事を心配する。
森尾の話では折原はモデルの他もいろいろとあり、忙しいようだ。
折原は喫茶店で貝塚と話をする。
新しい小説のアイデアを言うが、貝塚は納得しない。
売れる売れないではなく書きたい物を書いてほしいと伝える貝塚。
景凡社のロビーで新しい小説の打ち合わせをする貝塚と小説家の桜川葵(伊藤かずえ)
しかし、貝塚が提案した装丁はセンスがないと言う。
そして校閲部に向かい茸原を呼び出す。
担当は茸原しか他に居ないと言うと桜川と茸原は抱き合った。
10年前編集者だった茸原と桜川葵は
編集者と小説家という関係でまた恋人同士だったのだ。
恋愛関係であれば仕事に影響するため、茸原は校閲部に異動となった。
悦子は桜川葵の原稿を全力で校閲した。
桜川の再校も要望で悦子が担当することに。
矛盾点やストーリーについてふたりは連日議論を交わす。
煮詰まってきたときに桜川がその場にしゃがみ込んだ。
朝からほとんど口にせず、仕事をしていたので体調不良になっていた。
桜川のために食事を作る悦子。
料理を食べた桜川は涙を流して喜んだ。
ある日、貝塚が桜川葵の小説を悦子に渡しにきた。
しかし、その原稿には手が付けられていなかった。
桜川はこれまで命を削って仕事をしてきたため
体のあちこちで病を患っている。
このまま出版しようとする貝塚に対して悦子は異論を唱えた。
桜川は作品を中途半端な形で終わらせたくないはずだと言い
病院にいる桜川に会いにいく悦子。
そして茸原、貝塚も一緒に。
桜川は全力で仕事をすると悦子に約束し
そして小説は無事に発行された。
【第8話の感想】
最悪は四角関係になる恐れもありましたが
悦子と折原、森尾と貝塚、それぞれ良い感じになってきました。
ただ、森尾はまだ恋愛対象ではない様子ですが…おもしろかったですね。
相変わらず悦子の全力投球で情熱たっぷりの仕事で
関わったひとも伝染していきます。
社内があっこまで活気がつくと業績は間違いなく上がります。
それにしても部長の茸原にあんな過去があったなんて
想像もしませんでした。
毎回展開が読めず、本当面白いです。
そろそろ最終会も近づいてきて寂しい思いが強いですが…
・第9話
現在、折原は父親本郷の家に住んでいる。
本郷は当初会うことを夢見ていたが
折原と一緒に暮らすまでになっているので大変上機嫌。
景凡社では「Lassy」の校閲が遅れているため
校閲部から悦子と米岡が応援に。
「Lassy」では森尾が首巻企画に大抜擢。
応援にきた悦子と米岡であったが馴れない校閲に苦戦する。
そんな中見ているページでキャラクターがぶれていることが気になる。
副編集長の波多野(伊勢佳世)に指摘するが
細かい部分で誰も気にしないと一蹴される。
それよりブランド名や商品名等を正確に校閲しろときつく言われる。
Lassyに異動したいと見え見えな悦子にアピール不要とも言う。
仕事も終わり悦子が家に戻るとおでん屋に貝塚がいた。
森尾に告白して玉砕した話を悦子にする。
森尾にほかに好きな人がいると聞き
悦子は折原ではないかと心配した。
翌日もLassyの校閲。
先日悦子が校閲した箇所でミスが発覚する。
悦子は謝るが、波多野はきつく責める。
家に戻った悦子は校閲という仕事が地味だと痛感する。
翌日の悦子は地味な服装で覇気もなくLassyの手伝い。
悦子にいつもの明るさがないため、異変に気づく校閲のみんな。
あまりに暗いので折原も心配し
そして、折原は今夜話をしたいと言う。
校閲部に顔を出す貝塚も悦子の異変に気づく。
そして、折原が迎えに来る。
折原が今取材中の人達の仕事について悦子に説明する。
誰にも知られないけど、その人達のおかげで安全であるということを
折原から説明される。
それを調べ、本を出したいという折原を褒める悦子。
どうやら本を出すきっかけとなったのは悦子のようだ。
折原は話を変え、改めて言いたいことがあると言うが
悦子はたまらずその場から逃げ出してしまう。
その足で悦子は森尾を訪ねる。
悦子は折原に返事をする前に森尾へ付き合ってもいいかと聞いた。
森尾は折原への気持ちは一瞬だったと言い
今は折原への思いはないことを伝えた。
そして会社に戻る悦子。
悩みも1つ無くなり、昼間の暗さが一転して明るくなった悦子。
翌日、Lassyの編集部では張り切って仕事している悦子に対し
アピールがひどいと陰口。
ちょうど忘れ物を取りに来て、陰口を聞いた悦子は
校閲部として当たり前の仕事をしていると言い放った。
またLassyが好きな思いも伝えた。
そんな悦子の姿を見て編集長の亀井(芳本美代子)は感心する。
悦子が校閲した原稿に5年前のLassyと同じだと言う指摘があった。
5年前と同じことをしてはファンに失礼で
ファンである読者に恥じないような仕事をしましょうと言う。
そんな姿に森尾をも感心した。
折原は本を本郷に見せる。
本郷は本の内容を褒める。
そんなとき悦子からメールが入る。
仕事が終わったら会いたいと言う。
森尾にも了承をもらい、これから折原に自分の気持ちを伝えようとする悦子だったが
森尾から興奮気味で電話がある。
ついに悦子がLassyに異動になるという。
【第9話の感想】
森尾に確認して後は思いを伝えるだけの悦子ですが
そんな中、Lassyへの異動の話が出てきました。
かなり憧れていた仕事なので間違いなくこの話を受けると思いますが
校閲部みんなの寂しそうな顔が浮かびます。
ただ、夢叶ってさらに張り切って仕事する悦子の顔は見てみたいです。
ついに次回最終話ですが、展開はどうなるのでしょうか。
折原への気持ちが無いと伝えた森尾は貝塚とひっつくのでしょうか。
最終話すごい楽しみです。
最終話
憧れの「Lassy」の企画プレゼンに参加しないかと亀井に誘われた。
プレゼンが成功すれば異動出来るということで大変上機嫌な悦子。
そんなとき貝塚から本郷が盗作で告発されたと聞く。
すぐに折原を連れて来いと言う。
告発内容は「直木龍之介」という小説家が
掲載した小説と内容が酷似しているというもの。
確かに本郷の出版日の方が10日ほど遅れている。
しかし、校閲部で初稿を校閲した日は
直木龍之介の小説の公開日よりも1ヶ月以上も前となる。
時系列的には盗作ではないが、本郷の様子がおかしかったと貝塚が言う。
実際に本郷は音信不通だ。
折原も本郷のことは心配していたようだ。
校閲部では本郷作品のチェックを行い盗作であるか否か精査することになった。
内容を精査すると本郷の特徴的な文章が使われていたり
米岡が本郷と共に考えた建物の間取り等が採用されていた。
この結果盗作ではないがなぜ外部に漏れたか疑問が出てきた。
社内の人を疑い、監視カメラをチェックして調べるが手掛かりはない。
そうなると本郷の手にある内に原稿が盗まれた可能性が高いようだ。
確認したいが本郷の行方はいまだ分からない。
折原は母親に連絡をとるとそこに本郷がいると言う。
そして折原の母 亮子(浅田美代子)のところに。
本郷の作品の原稿が盗まれた時期も分かっていた。
40年来の大学の同窓会が熱海であって
その会に原稿を持っていった本郷。
その時に盗まれ可能性が高いと貝塚が言い
調べるため、出席者の名前と連絡先を教えてほしいというが本郷は却下した。
そして直木龍之介という男の要求通りに動くことを指示した。
友人を犯罪者にしたくないという気持ちを察した。
亮子がかつて金銭的な問題家を出た。
作家で賞を取った本郷に賞金が入り
これなら暮らしていけると思った矢先に
友達に賞金をだまし取られてしまったというのだ。
その友達のことを思い警察沙汰にはしなかったが
結果家を出てしまうようになってしまった。
今回も似たような話ではある。
後日、本郷はひとりで東京に向かう。
同級生岩崎(本田博太郎)の元に。
岩崎は本郷の作品を盗んだことを白状した。
順風満帆に見える本郷の人生に汚点を与えたいと思い
このようなこと罪を犯してしまったのだ。
本郷を尾行してきた悦子はそれを聞きたまらず岩崎に問いかける。
一緒にいた貝塚や折原も姿を見せる。
今回の罪で自分の行動を恥じて自首するという岩崎。
しかし、そんな必要はなくこれから夢を見てほしい
岩崎を励ます。
悦子は家に戻るがLassyの企画提出タイムリミットは3時間。
慌てるも全然捗らない。
そんな様子を見兼ねて自分の企画を悦子に渡す森尾。
ズルは出来ないと言うが、憧れている気持ちが強く結局送信してしまう。
翌日のプレゼン大会。
Lassyは創刊号からずっと読みファンであることを説明するが
送信した企画書は自分のものでないと説明する。
そして、今回の異動の話にも感謝の弁を述べる。
しかし、編集長の亀井は異動の話は無いと言う。
森尾はLassyのことを愛している悦子のことを試してみたのだという。
結果は残念だったが悦子はすぐにLassyに対しての思いを冷めてなく
また、次があれば挑戦すると決意する。
ある日、折原が眼を覚まして携帯を見ると
森尾からの着信とメッセージで受信欄がいっぱいだった。
モデルの撮影に寝坊してしまったのだ。
現場に着くと森尾以外はみんな帰っていた。
森尾は折原に怒る。
折原をクビにすると言い
そして小説家一本でやることを薦めた。
折原はモデルを引退した。
そのころ悦子は落ち込んでいた。
そこへ貝塚がビールの差し入れをし、二人で飲み始める。
今回Lassyのプレゼンを後回しにしてしまった自分を責めた。
しかし、貝塚は悦子の仕事に対する思いを褒め、これからも応援すると言った。
家に戻るとおでん屋で宴会。
常連達と森尾、セシル(足立梨花)も一緒。
そこに折原もやってくる。
家に邪魔がおり、悦子の部屋で少し仕事をさせて欲しいという。
そして折原の本が完成。
折原の要望通り初読者は悦子が。
読書が終わり、悦子は折原との今後の関係で
付き合ってしまうと夢から逃げてしまうので
今のままの関係でいたいと言った。
折原も同じ気持ちだと答えた。
そしてお互い頑張ろうと約束する。
校閲部のドアに電飾で飾られた「校閲部」という看板プレート。
派手な装飾にみんなは悦子の仕業だと思ったが
実は部長の茸原が作ったものだ。
部長の茸原は、自分の仕事に自信を持つようになった校閲部面々を褒め称えた。
茸原の思いに感心した校閲部面々は、プレートの前で写真を撮った。
そこに貝塚が是永(折原)の新作ができたと持ってくる。
この新作は普段地味な仕事をしている人にスポットを当てた作品。
貝塚も売れると確信している。
本では地味だけど、無くては困るスゴイ仕事の校閲部のことも
書かれていた。
そんな地味にスゴイ校閲ガールこと河野悦子は
今日も校閲の仕事であちこち飛び回っている。
【最終話の感想】
結局Lassyの編集者になれなかった悦子ですが
校閲部に残れたのでホッとしました。
恋愛関係ですが、恋人同士になってしまうと
お互いの夢から遠ざかってしまうということで
現状の関係でいるというのは本当素敵です。
普通はこんな関係築けません。
ましてや石原さとみさんが相手です。
折原が小説家に専念して最後に書いた作品は
素晴らしい作品でした。
その中には校閲部のことも書かれていました。
校閲部ですが、悦子の影響で良いチームになりました。
部長の一言あれは感動します。
最初の予測では最後Lassyに部署移動して
悦子と折原は結婚することを期待していたのですが
期待は外れてしまいました。
ただ、こういう終わり方も良く本当にいいドラマでした。
続編や映画なんかも観てみたいですね。
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