『知らなくていいコト』の犯人動機について
吉高由里子主演の「知らなくていいコト」では主人公の父親が殺人の容疑で
逮捕されてますが、それに至った経緯とは一体何だったんでしょうか??
詳しく解析していきます!(^^)!
[父親の判明]
真壁ケイト(吉高由里子)の母(真壁杏南)は死の直前に父親はキアヌ・リーヴスと告げこの世を去ります。
半信半疑のケイトは母の遺品を整理している最中に婚約指輪を見つけ作った経緯から「乃十阿徹」という名前が浮上します。
どこか聞き覚えのある名前だと調べると、それは連続殺人事件で逮捕された容疑者という事が明らかになります。
しかもその男性はケイトの父親でもあったのです。
父親が殺人犯という事がわかりケイトの日常は崩壊し決まりかけていた野中春樹との結婚も破綻します。
母のことを尊敬していたケイトは父親の存在を認めようと殺人に至った経緯を調べ始めます。
30年前事件のあったキャンプ場をケイトと尾高由一郎は訪れますが有力な情報は得られません。
乃十阿徹は服役後1人で自転車屋をしながら過ごしており誰にも会おうとはしません。
この事件のポイントとして2点あり
・1点目は2人も殺害しているにも関わらず刑期が短いこと、
・2点目は乃十阿徹は再婚者であることがこの事件の真相と関係が
あるような気がします。
1点目の理由として当時弁護を受けた高村の存在が考えられますが、ケイトが接触を試みるも
真相は守秘義務もありわからないままです。
黙っている理由は乃十阿の心情を察して以外にも何かありそうな感じです。
2点目の再婚者であることですが、実はケイトは母が不倫してできた子供だったとしたら?乃十阿が杏南を恨んでいるとしたらその矛先はケイトに向けられ、ホースで水をかけられるのも納得できます。
真相がそうでないにしろ再婚したという事実は事件と深い関係がありそうです。
[事件の動機]
この30年前に起きた事件はキャンプ場で起きた無差別殺人事件です。
ウォータータンクに毒草のヒメハリソウが入れられていました。
それを飲んだ人達が次々に倒れ、2人が死亡、5人が意識不明の重体(当時)という凄惨な事件です。
乃十阿徹は20年服役し、3年前に出所しましたが、その間、何も本人の口から事件については、語られていません。
そもそも事件の動機を考える前に、「乃十阿徹」は本当に犯人なのでしょうか?作中でも母(杏里)は「乃十阿は人を殺すような人間ではありません」といっていることから、冤罪の可能性があり事件の真相を知っていた母はケイトに「父親はキアヌ・リーヴス」という
ヒントを与えたのだと思われます。
余談ですが「乃十阿徹」をローマ字に直すとnotatall、Not at all、和訳は〜でもない、つまり
「犯人ではない」もしくは「父親ではない」という意味なので意図があるとすれば冤罪だということになります。
では「乃十阿徹」が庇う理由はなんだったのでしょうか。
可能性があるとすれば身内の犯行など庇わざるを得なかった理由がそこにはあると思います。
その理由の1つが「ケイトが犯人」というものです。
当時まだ幼かったケイトがその辺に生えているヒメハリソウをタンクに入れて
しまい事件が起こった。
監督責任という問題はありますが、可能性はあります。事件後、真相を調べているケイトですが、ゆくゆく
その真相に気づき「知らなくていいコト」の題名に繋がる気がします。
当然その真相は母も知っていたためひたすらに隠し続け、父親は
「キアヌ・リーヴス」といったのかもしれません。
「知らなくていいコト」の公式HP上の吉高由里子横にも「信じられないスクープは、私自身のことでした」
ともあるので個人的にはこの選が可能性としては高い気がします。
では他にこの事件を知っていると思われる人物はいるのでしょうか??可能性がある
人物としては「野中春樹」と「尾高由一郎」が挙げられます。
まず野中は、ケイトが殺人犯の娘でも結婚をしたいと考えてました。
しかし、
翌日になって突然の婚約破棄をしたことからその殺人犯が乃十阿徹であることに気づいたため婚約破棄をしたと考えられます。
別れの理由が子供の遺伝がどうなんだろうといっていたのは野中のケイトに対する優しさだと思いますが、そこから推測するに野中は本当の理由を言えなかった
のだと考えられます。
ではその理由とは?野中が30年前の事件の被害者である息子だとする可能性もありますが、野中とケイトは同じ会社で勤めているので普通の精神状態からするとその選は薄いと思われます。
ここで思い出してほしいのが乃十阿は再婚者であるということです。
野中が再婚する前にできた子供だったとしたら…。母親が違う兄弟となるのでそれを知ってしまった野中は遺伝の理由などをいって婚約破棄したのかと考えられます。
もう1つの「尾高由一郎」が事件の真相を知っている可能性ですが、ケイトになかなか打ち明けれないところを考えると、ケイトにとって不利益な情報か尾高にとって不都合な為、いえないのではないかと考えられます。
考えられるコトとしては実は尾高は乃十阿の息子である可能性なども考えられますが、以前付き合っていたことを考えると違う気もします。題名の「知らなくていいコト」から想像すると
ケイトにとって最も想定外の真相がこの事件の答えなのかもしれません。
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