BG 第4話
日ノ出警備保障社長今関(永島敏行)に呼ばれ島崎章(木村拓也)と村田(上川隆也)は、とある美術館に向かいます。
そこには厚生労働大臣立原愛子(石田ゆり子)がいました。
愛子は警視庁SPにばれずにケーリントンホテルで人に会う時の警護を依頼してきたのです。
その日愛子は病院で人間ドックを受ける予定でした。
警護課に戻ると、話を聞いた高梨(斎藤工)に反対されますが、社長直々の頼みということもあり依頼を引き受けることになりました。
愛子が人間ドックを受ける当日になりました。
愛子を迎えに警視庁SP落合(江口洋介)と清田春考(阿部進之介)が現れます。清田を好まない愛子は、清田の謝罪を無視して落合と出ていきます。それを見た落合は、愛子の警護を清田から毛利に変更するのでした。
その頃、章と村田、沢田正太郎(間宮祥太郎)が病院に到着します。
「SPに見られたら終わりだよ」という村田の言葉に緊張が走ります。愛子達が病院に到着しました。病院に着くと、愛子の警護を部下に任せて落合は別の任務に向かいます。
その頃、課でフォローについていた高梨があることに気づきます。今回愛子が密会したいと言っている反対派の幹部達が地方にいることが分かったのです。
病院ではSPからの逃走を図る愛子が、新たに付いたSPの毛利に、前任者の清田の窮屈な警護の不満をグチりながら小遣いを握らせます。愛子を気遣い立ち去る毛利。その隙に病院から出て章達と合流。車で密会場所だというホテルへと向かいます。車内で秘書の坂上に連絡を取り、スマホの電源を切り居場所が分からないようにする愛子なのでした。
落合からの連絡で愛子がいなくなったことに気付いた毛利。その報告を聞いた落合達は愛子の事務所に向かいます。秘書に聞くと、今日行われる結婚披露宴の来賓リストを持っていたこと、更に数日前に日ノ出警備保障と会っていたことが分かりました。
ホテルに向かう車中。警護課からの報告で嘘をついていることがわかった愛子に本当のことを教えて欲しいと頼みます。
愛子は密談ではなく、好きなひととの密会だと答えました。休日の昼間という時間に疑問を持った章が更に追及すると、5年前の今日、ケーリントンホテルで初めて二人で過ごした。だからこそ、今日別れを切り出したいのだと言うのです。
警護課に落合達が現れました。愛子の居場所を聞かれた高梨は、知っていると答えながら
協力を拒みます。落合の携帯が鳴り、「協力はもう結構」と言って出ていく落合。
検問による渋滞に巻き込まれた車中。高梨からSPに気づかれたという報告が。
まだ引き返せるという村田に聞く耳を持たない愛子。愛子の覚悟を知った章達は
検問突破を試みます。
検問はSP清田がかけたものでした。いよいよ検問が警護課の車に。
しかし、その後部座席に愛子の姿はありませんでした。清田に問い詰められても
とぼける村田。
なんと、検問の目が届かないトンネル内で、非常口から外へ抜け出していたのです。
抜け出す途中足を踏み外した愛子を守る章。「どうしてそんなに他人を守れるのか」と聞かれた章は「他人じゃありません。クライアントです」と答えます。そのひたむきな警護の姿勢に心打たれた愛子は、今まで誰にも話したことがない過去を打ち明けました。
大学時代に出産していて、ある医師夫婦に養子に預けている。その娘ユイが、今日医者と
結婚式を挙げるというのです。今まで一度も会いたいと思わなかったが、結婚すると聞いて会いたくなったと言う愛子に、ようやく納得できた章。二人は徒歩でホテルに向かいました。
ホテルに到着して協会に向かいますがそこには誰もいません。現れたのは落合でした。
「式は30分遅れます」と言い、愛子を連れて帰ろうとします。章は「まだ任務は終わってない」と食い下がります。
「五分だけ時間を下さい」と言って愛子が向かった先には、医師会の大物崎山敬一郎(中尾彬)がいました。愛子は、崎山の反対する出産育児一時金の増額を認めるよう頭を下げます。
花嫁のユイが自分の娘であることを告白し頭を下げる愛子。
「そこまで腹の中を見せるなら考えよう」と答える崎山なのでした。
部屋の外では、章と落合が対立していました。上下関係をはっきりさせたい落合に、章は
「拳銃を持っている方が上ってことですか?」とたずねます。
「これが最後通告です」とだけ言って愛子を連れて去っていく落合。
なんとか娘の花嫁姿を見せてあげたい章はなんとか食い下がり、車を教会の前へ。
すると教会から花嫁姿のユイが。それを見た愛子は涙ぐみながら「任務終了です」と告げ
去っていくのでした。
去っていく車を見送る章。その背後に元サッカー選手河野純也(満島真之介)が現れました。
章の後ろ姿を見る河野の目はとても冷たいものでした。
帰宅後、リフティングする息子瞬を誉める章に、「キモッ」と答える瞬。
「お母さんに会いたいか?」と聞くと、何も言わずに部屋を出ていきます。
章は電話をかけます。その相手は、元妻の仁美でした。
つづく
◇ドラマを見て
今回、本来警視庁SPが警護すべき愛子を民間の章達が警護しました。
SPから追われながら見事に愛子の依頼をかなえた章達。
何故上手く行ったのか?
SPの、拳銃を持っていることで生まれた慢心。ミスが許されないため、
自由な行動が制限されてしまう。など愛子はその警護に対して窮屈さを
感じていました。
それに対して、章達は身体の警護はもちろんのこと、依頼人の思っている
ことや願いまで守ってあげようとしています。
仕事とはいえ、人と人が常に一緒にいる以上、そこに信頼関係がないと
上手くやっていくことは難しいと思います。
章達の心に寄り添った警護によって信頼関係が生まれ、今回の任務成功
になったのだと思います。
普段涙を見せないという愛子が見せた涙。これが全てを物語っているのでは
ないかと。
昔、章が警護をしていた河野の登場。元妻仁美の登場も?
次回、ますます目が離せません。
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