今回は上野樹里さん主演のドラマ「監察医 朝顔 続編」についてご紹介したいと思います。
あらすじは?
朝顔 続編とは、2019年夏に放送された「監察医 朝顔」の続編であり、主人公の万木朝顔(まきあさがお)と、彼女の父でベテラン刑事の万木平(まきたいら)が、様々な事件と遺体に向き合って、時には解剖、時には操作で遺体の謎を解き明かし、遺体から見つけ出された「生きた証」が生きている人たちの心まで救っていくさまをハートフルに暖かくつづった物語です。
主人公の朝顔は、東日本大震災で母が被災し、今なお行方が分からないという癒えることのない深い悲しみを抱えています。そんな中遺体と向き合って、心の穴を少しでも埋めるかのように父と二人三脚で笑顔と涙を繰り返し、恋人であり刑事の桑原真也(くわはらしんや)との結婚、娘のつぐみの誕生を経て、新しい家族とともに少しずつ悲しみを乗り越えていく姿を書き上げたヒューマンドラマとなっています。
「監察医 朝顔」は視聴率では2019年夏放送のドラマにおいてトップを獲得しており、月9ドラマとしては2年ぶりに全話2桁を達成している人気ドラマです。
「監察医 朝顔2」はファンにとっては待望の新作であり、朝顔の最終話から翌年春の物語となります。あの頃と変わらない日常を過ごす万木家ですが、あることをきっかけに朝顔は平の代わりに東北へ母の遺体と「生きた証」を探しに行くことになります。
基本的には、朝顔 続編は前作同様、各話で様々な事件と遺体と向き合いながら、全話を通して東日本大震災と母の死に朝顔がより深く向き合っていくことになります。
さらに、父や娘、夫とかけがえのない家族との日々を四季の移ろい共に情緒豊かに描き切り、人は必ず亡くなってしまうものだからこそ、今という瞬間、この時をどれだけ生きるのか、喜びと賛美にあふれているかということを力強く書いています。
キャストは?
主人公:万木 朝顔(上野 樹里)
興雲大学法医学教室に勤める新米法医学者で、血液型はA型。桑原真也と結婚しており、新米でありながら博識で成績もかなり優秀。
母が東日本大震災で行方不明となってから父と過ごしていた。素直でしっかりしており愛情深い性格だが大震災でのトラウマが根強く、東北に行っても駅から全く動けなくなってしまう。娘の名はつぐみで、夫と娘とともに万木家で平(父)と同居している。
朝顔の父:万木 平(時任 三郎)
野毛山署強硬犯係の刑事で、空いた時間があれば妻を捜索している。
今回の朝顔 続編では、ひょんなことから父の代わりに朝顔が母を捜索するところから物語が始まる。
朝顔の夫:桑原真也(風間 俊介)
野毛山署強硬犯係に異動してきた新米刑事。朝顔とは交番勤務時代から恋人同士であり、彼女から母についての話を聞いてから正式にプロポーズするなど、包容力に溢れた性格。
正義感が強く周囲に必死に溶け込めようとする努力家だが、涙もろく心配性と少しだけ頼りない一面もある。結婚にあたり朝顔の父である平の顔色を伺っていたが、一緒に捜査したり、雑談を重ねるごとに打ち解けていった。
後に神奈川県警捜査一課に異動となった。
朝顔の娘:つぐみ(加藤 袖凪)
夫婦となった朝顔と真也の間に生まれた、4歳になる娘。二人の精神的な主柱となっている。
初代朝顔から変わらない安心安定のキャスト陣となっています。このキャスト陣がこれからどうなっていくのか、非常に楽しみな部分ですね。
早速第一話のネタバレ?
朝顔 続編のあらすじの中によく見ると非常に気になる文面を見つけました。それは「大切な人の死」「大切な人の余命」です。
朝顔 続編はシーズン1では描けなかった結婚後の5年間を描くということですが、その際の演出スタッフが「大切な人の死というものに対しての考え方、大切な人の余命に対しての様々な考え方を朝顔を通じて2クールで表現していきます。」とコメントしています。
前作からの考え方をもとにするならば、「大切な人の死」とは、監察医である朝顔が日々向き合っていた遺体のご家族に対することともとらえられますし、朝顔自身の母の生き死にに対する深い問いかけなのかと、人によって非常に大幅な意味にとらえられる言葉だと思います。
しかし、「大切な人の余命」という点は前回の物語からはあまり想像しにくい部分と感じました。
朝顔に焦点を当てるならば、大切な人というのは夫の桑原真也かもしくは父親の平か、かなりショッキングですが娘のつぐみか・・・とかなりダークな想像をしてしまいます。
余命ということはなにかの病気で余命を宣告されてしまうのかということも考えてしまいます。前回がかなり暖かいハートフルなドラマ内容だったため、この「余命」に関することは今回の朝顔 続編のかなり重要な部分になりそうな予感です。
ちょうど東日本大震災から10年と、節目の年で再度「隣り合わせの死」「かけがえのない命」について考えさせられるドラマとなりそうです。
コメントを残す