監察医 朝顔 2話 真夏なのに凍死の理由は?あらすじ ねたばれ

朝顔2話

1.あらすじ

朝顔(上野樹里)が法医学者として働く興雲大学の法医学教室に、アルバイト希望の医学部生・安岡光子(志田未来)がやってくる。時給目当てで応募しただけで法医学には何の興味もなく、周りの空気を読まずに思ったことをすぐ口にする光子に、呆気にとられる高橋(中尾明慶)や絵美(平岩紙)、藤堂(板尾創路)たち。主任教授の茶子(山口智子)は、そんな光子を気に入り、採用を即決する。
そんな中、繁華街の路地裏でスーツ姿で発見された男性の死体が発見され、司法解剖を行うことに。
茶子は、藤堂に解剖の執刀を頼み、朝顔にもサポートをするよう指示する。丁寧に調べていく藤堂と朝顔。
その最中、記録用に写真を撮っていた光子は、あまりの光景にショックを受け、意識を失って倒れてしまう。そんな光子を室外に出し、解剖を続けた朝顔たちは、この男性が30℃以上もあった暑さの中で何故か凍死していたことを知るが、凍死の理由が気になる朝顔。
やがて、平(時任三郎)らの捜査で遺体が課長(川瀬陽太)と呼ばれるホームレスであることが判明する。
いったい、どのようにして凍死となったのか、課長がなぜ殺されてしまったのか...

2.ネタバレ

(1) 安岡光子(志田未来)の登場

法医学教室のメンバーに医学生の安岡光子がやってきました。
光子は、朝顔のことを「見習いの先生に習うということですね」といったり、高橋涼介のことは「つまり雑用が得意ということですね」と言いにくいことをズバズバ言うタイプです。
そんな光子ですが、藤堂と朝顔が解剖した際、記録用の写真を撮っていたときにあまりの光景にショックを受け、途中で倒れてしまうなど、意外と繊細な一面もあります。

(2)夏に凍死の謎

遺体解剖から、外気温は33度のはずなのに、血液から遺体は凍死していることが判明します。
朝顔は、解剖の結果に納得できず、桑原にお願いして、遺体の発見現場に向かいます。
発見現場ではないところで殺されて、現場に運ばれたのか、朝顔は茶子に自分の仮説を語るが「それは警察の仕事ですよ」とたしなめられます。

(3)凍死の理由

朝顔は洗濯物を取りこんでいる時に、物干し竿が冷えていることに気がつきます。遺体が亡くなった現場は、下に水道管が通っていて、夜は冷えることも分かりました。
もしかして男性は、汗をかいた状態で夜倒れて身体が冷え25度以下になったのではないか?と茶子に話します。

(4)フグが事件に関係!?

また、男性の詳しい検査結果から、死ぬ前にフグを食べていたこと、男性はホームレスだったことも判明します。
同じホームレスの田所は、男性のことを「課長」と呼んでいました。
朝顔は、早速フグについて調べ始めますがフグに関する情報が少ない...
そこへ、光子が大学の小田原キャンパスにフグが何種類もいることを伝えると、朝顔は早速フグを捕獲し、フグの解剖を始めます。
一方、桑原は、ホームレスから詳しい情報を聞き出そうと必至でしたが、そう簡単にはいきません。ベテラン刑事の平からノウハウを知り、聞き込みをしますが収穫はなし。
平はホームレスの一人、田所の自転車についている泥を気にします。
ホームレスが寝泊まりしている川辺の近くに、田所の自転車の車輪の後があったので追いかけると、そこには茶碗や鍋などが埋められていました。
平と桑原は、田所のところに向かい、鍋のことを話すと田所は逃げ出します。
間違いなく何か知っているらしい。
桑原が、「お前が殺したのか」と田所ともみ合っていたところへ、平が追い付いつき、「あなたが殺したんじゃないことはわかっています」と何かをつかんだ様子です。

(5)フグの特定と意外な真実

朝顔は、ようやく男性がヒガンフグを食べたことがわかります。
通常なら全て捨てる猛毒のヒガンフグ。
朝顔は、男性はおそらくフグを何匹も食べたのではないかと仮説を立てます。
一方、平も男性は自殺であると仮説を立てていました。
田所は、課長がフグをとってきて「死ぬ前にうまいものを食っておきたい」と一人で調理して食べ始め、食べ始めると苦しみ始めたため、事件とかかわりたくないと思った田所は、調理に使った鍋と食器を埋めたとのこと。
フグの毒で発汗して、涼しい場所を求めて、遺体発見場所にたどり着いたのでしょう。
結局、男性は殺されたわけではなく自死と分かったのでした。
その後、男性は鈴木良一という一流企業のサラリーマンということが判明。遺体を引き取る家族がいないため無縁仏として処理される予定に...。
何とも切ない最期です。

(6)茶子との出会いとプロポーズ

朝顔が仕事を終えると、桑原が待っていました。
桑原にはまだ母のことを話していませんでした。
朝顔は桑原に、母は津波で亡くなったと思う、と震災当日のことを少しずつ話し始めます。
多くの遺体がブルーシートに安置されていた体育館、そこで茶子先生と出会います。
茶子先生は、一人一人に声をかけながら遺体の検視をしていました。そんな茶子先生の姿を見て朝顔は監察医を目指すようになったのかもしれません。朝顔と平は、毎日その体育館に母の遺体を探しに行きましたが見つかりません。
体育館でぼーっとしている朝顔を見て、茶子先生は朝顔に手伝いを求めます。
「お母さんを探す前に自分達の生活を立て直しなさい」と茶子先生は朝顔に言います。
朝顔は、母がその日、白いダウンジャケットとピンクのマフラーをしていたことを今でも覚えおり、「朝顔、後頼むね」と明るく言った母の顔が忘れられません。
桑原に話しながら朝顔の頬に涙が...
桑原は、朝顔の話を聞き泣き出し、おもわず朝顔にプロポーズをします。

朝顔は「鼻水とぐちゃぐちゃな顔で、こんな道端で言うことじゃないでしょ」と言いつつも、最後は「はい」とうなずくのでした。

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