朝ドラ『エール』のヒロインの恩師2人はどんな人物?
2020年3月30日(月)から9月まで新作朝ドラ『エール』が放送されます。
ヒロインの関内音に多大な影響を与えた、オペラ歌手と歌の先生について紹介させてもらいます。
とくに、オペラ歌手、双浦環を中心についてまとめさせてもらいました。
1.音の将来を決めたオペラ歌手、双浦環(ふたうらたまき)とは?
柴咲コウさんが演じる双浦環は、ヒロイン関内音(二階堂ふみ)にプロの歌手を目指すことになるキッカケになっただけでなく、のちに主人公の古山裕一(窪田正孝)にも大きな影響を与える人物です。
1923年、11歳の音は豊橋の協会で出会った双浦のオペラに憧れ、プロを目指すことを決意し、1932年、東京の音楽学校で双浦に再会します。
1)モデルとなった三浦環の経歴
簡単ではありますが、双浦環のモデルになった「三浦環」さんについてまとめました。
本名:柴田 環(しばた たまき)
生年月日:1884年2月22日
出身地:東京府東京市京橋
1900年:東京音楽学校に入学
1903年:日本人による初めてのオペラ公演に出演
1904年:東京音楽学校を卒業後、後進の指導にあたり、のちに助教授に就任することに
1912年:帝国劇場に所属して、レコードの初吹き込みを行う
1914年:ドイツに留学し、第一次世界大戦の戦火を逃れるためにイギリスに移動
1915年:ヨーロッパやアメリカなどで講演活動を始める
1935年:出演2,000回を機に日本に帰国を決意する
1936年:日本国内で、オペラへの出演やリサイタル開催、レコーディングなどを行う
1945年:終戦から4か月後の12月に日比谷公会堂でリサイタル開催
1946年:膀胱がんのため永眠
三浦さんは「日本人初の国際プリマドンナ」と呼ばれることがあります。
それは交通手段が発達していなかった時代に20代のうちからヨーロッパに、30代でアメリカでオペラデビューを果たし、50代まで海外で活躍しました。
今以上に差別があった時代に、海外で認められるのは大変だったでしょうが、多くの人に認めてもらえた証拠だと思います。
すばらしいバイタリティですね。
私も見習いたいくらいです。
帰国後は、主人公のモデル古関裕而さんが作曲した『船頭可愛や』のレコードに声を吹き込むこともあったそう。
リンクを貼らせてもらいましたので、よろしければお楽しみください。
1946年(昭和21年)に膀胱がんのため亡くなってしまいますが、太く短い人生を歩んだ方でした。
2.双浦環を演じるのは柴咲コウ
音のあこがれのオペラ歌手、双浦を演じる柴咲さんはなぜ起用されたのでしょうか?
『エール』の制作統括を務めるスタッフさんによると、「柴咲コウさんの芝居力、歌の力、そしてカリスマ的な存在感がまさに双浦環役にふさわしいと考えオファーさせていただきました」とのこと。
たしかに、ハマり役ですね。
早く、柴崎さんが演じる双浦が見たいです。
2)すでに多数の出演経験あり
柴咲さんといえば、女優さんとしてはもちろんですが、歌手としても有名ですよね。
でも・・・。
「柴咲コウ」以外の名前でも活躍しているってご存知でしたか?
映画『黄泉がえり』の主題歌『月のしずく』などは「RUI」名義でリリースしていますし、2018年には国外活動のためのアーティスト名として「MuseK」(ミュゼック)を名乗ることを発表しました。
出演ドラマ
『ガリレオ』
『安堂ロイド』
『信長協奏曲』
『おんな城主 直虎』
出演映画
『舞妓Haaaan!!!』
『容疑者Xの献身』
『大奥』
『信長協奏曲』
『ねことじいちゃん』
3.音の歌の先生、御手洗清太郎(みたらいきよたろう)とは?
御手洗清太郎はドイツに留学経験もある音の歌の先生。
モデルはいないのか、公表されていないのか不明ですが、演じるのは、『トップナイフ‐天才脳外科医の条件‐』で来島達也などを演じた古川雄大さん。
今回が初の朝ドラ出演になる古川さんは「僕自身、ミュージカルに出演させていただくなかでさまざまな先生に歌を習ってきました。その経験をこの役で活かせたらと思っています」とコメントしています。
1)古川雄大プロフィール
古川さんは、映画やドラマでも活躍していますが、ミュージカル『テニスの王子様』や『エリザベート』などの舞台への出演経験も多いです。
コメントにあるように、ミュージカル経験が歌の先生に活かすことができるので、楽しみですね。
2)古川雄大の出演作
出演ドラマ
『封魔の小太郎』
『下町ロケット ヤタガラス編』
『トップナイフ‐天才脳外科医の条件‐』
出演映画
『僕らはあの空の下で』
『石の降る丘』
出演舞台
『テニスの王子様』
『黒執事』
『マリー・アントワネット』
ミュージカルに多数出演している俳優さんへの勝手なイメージなのですが・・・。
明るくて、ハツラツとしたイメージです。
そういったこともあり、『トップナイフ』で来島達也としてチャラいバーの店長を演じた古川さんはピッタリだと思っていました。
が、どうやら古川さんは・・・根が暗く、人と話をするのも苦手だそう。
今では堂々とした演技ができるようになったそうですが、素に近い古川さんを見たいので、できたら御手洗清太郎は、どちらかというと、陰なキャラクターであってほしいです
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