ドラマ「特捜9 シーズン3」第1話のあらすじ・ネタバレを紹介します!
[あらすじ]
前班長が去ってから9カ月…。浅輪直樹(井ノ原快彦)ら特捜班のもとには、捜査一課からの応援要請が来なくなり、メンバーは警備など地道な仕事にばかり駆り出されていた。
組織内には、特捜班への遺恨を持ったまま警視庁を追われた元刑事部長・三原達朗(飯田基祐)の影響力が、いまだに残っていたのだ…。
そんなある日、特捜班が多摩川の河川敷で防犯イベントの警備に当たっていたところ、市長の挨拶を橋上で見学していた市民が突如、銃撃される事件が発生!
直樹はすぐさま
倒れた男性のもとに駆けつけるが、すでに絶命していた。
しかも、現場は東京都と神奈川県の境にあたり、どちらの管轄になるか両警察が互いにけん制しあう微妙な空気に…。
だが、そこに颯爽と現れたのは、あの三原だった。
降格人事で警察庁に戻され、刑事局広域捜査担当審議官に就任した三原は、この事件を現在捜査中の連続殺人の3件目として捜査すると宣言する。
その連続殺人事件とは1件目は池袋で中華料理チェーンの経営者が、2件目は横浜でイベント企画会社の社長が同じライフル銃で射殺されたというもの。
被害者2人につながりはなく、
捜査本部は無差別連続殺人と考えていた。
そして特捜班が居合わせた3件目の事件の被害者は、退職したばかりの元刑事・北村龍一(モロ師岡)と判明。
確かに殺された3人には接点はなさそうだが、
本当に無差別殺人と断定してよいのだろうか…!? 疑問を抱いた直樹は無要請にもかかわらず、特捜班のメンバーと手分けして捜査を開始する…!
ロケ地はどこ?
この河川敷は、横浜市緑区にある鴨池橋だそうです。
[ネタバレ]
前シーズンでは、冤罪に陥れた弁護士への復讐として「六本木爆破テロ」を仕掛けた足代新市(石倉三郎)の射殺命令を出していた三原刑事部長。
秘かにその追跡捜査をしていた浅輪に代って、宗方が三原と刺し違えます。
宗方は自ら警察を辞職し、そして、警視総監・神田川宗次朗(里見浩太朗)の意向を汲んだ懲罰人事で、三原は警視庁を去ることになっていました。
そんな中、河川敷での「防犯イベント」中、市長挨拶を橋上で見学していた調布中央署を退職したばかりの元刑事・北村龍一(モロ師岡)が銃撃され絶命。
そこに現れたのが、三原審議官です。三原は、再び警察庁刑事局広域捜査担当審議官という肩書で特捜の前に立ちはだかります。
三原は、北村の射殺を広域連続殺人事件の三件目と決め付けます。
一件目の被害者が西池袋の飲食チェーン店(マザー餃子)の経営者(毛利建市)、二件目は、横浜のイベント企画会社(VIVID企画)の社長(湯川豪)が被害者です。
しかし、三原の決め付け捜査に疑問を抱いた直樹は、特捜班としての捜査を開始。
小宮山志保(羽田美智子)と村瀬健吾(津田寛治)が追っていた被疑者の一人、マザー餃子でのバイト経験もある元警官(北村と同じ調布中央署勤務)の片山英雄は、母親の手術費工面の為の横領事件が発覚した際に庇ってくれた上司ということで、北村を撃つ動機はありません。
青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)が追っていたVIVID企画繋がりのモデル派遣業者の上田雅也も、結局、覚醒剤密輸に手を染めていた湯川豪の魔の手から女性を守る為の行動が、傍目には怪し気に見えていただけということになります。
マザー餃子社長の息子(建二)が犯人だという噂もありましたが、こちらも、父の悪事(覚醒剤の密輸)を知って、それを止めさせようとしていただけということで、その疑いが晴れます。
当初の被疑者全員がシロということになります。
3/9の第一の事件、毛利建市射殺犯が毛利建二
3/24の第二の事件、湯川豪射殺犯が上田雅也
4/5の第三の事件、北村龍一射殺犯が片山英雄ということかと思われていましたが
結局、全員がシロ。
直樹と新藤が、バイト店員、林豊晴のいるはずの餃子店に急行しますが、既に、林はマザー餃子店を辞めていて、調布南交番勤務の警官に職務質問されていました。
その際、ギターケースからライフル銃を取り出して警官を威嚇し、その場から逃げ去っていました。その一報が入った直後、三原審議官から林に対する発砲許可が下ります。
このままだと、被疑者死亡で事件は一件落着してしまいそうです。
特捜班としては、三原に先んじて林に接触する必要があります。
第三の事件現場を見下ろせる狙撃地点のビルに急ぐ直樹ら特捜班。
そこに、初めから逃げるつもりのなかった林豊晴がいます。
第一の事件の被害者毛利の店、餃子チェーンに表向きアルバイトとして入り込み、そこで海外から密輸されて来る覚醒剤の管理を任されていた林。
小麦粉の中の覚せい剤のチェックをしていた林。
そして、第二の事件の被害者、湯川の以前のクラブでは半グレを集めてはシャブを売り捌いていて、その元クラブ従業員でもあった林。
全ては、北村の為の潜入(エス活動)でした。
そんな中、北村は突然警察を辞めてしまいます。
それでも、残された林は初心貫徹で、一人で犯罪組織を潰そうと動きます。
それまで自分自身が積み上げてきた人生を無意味なものにしない為、犯罪組織撲滅の完全遂行を目指しました。で、毛利と湯川を至近距離で射殺します。
最後に北村を殺したのは、裏切られたことへの復讐でした。
かつて、北村に捕まって少年院送りになっていた林。
関東少年院の出所時には出迎えに来てくれた北村。
が、社会復帰しようにも、仕事が見付からなかった林。そんな時、北村のような仕事がしたいと言った林。「警察官にならなくても私と同じ仕事ができる」と北村が返答して、それで、林のエスとしての行動が開始されます。
以来、反社組織に潜入しては北村に犯罪組織の動きを逐一報告。
月に一度会う場所が第三の事件現場の橋でした。
それで何もかも上手くいっているように見えましたが、ちょっとした誤解が生じます。
湯川のクラブのガサ入れで逮捕された時、そのまま刑務所に行くよう北村に説得された林。
が、北府中刑務所からの出所時に北村の出迎えはありませんでした。
その時、自分は北村に利用されていただけと思い込みます。不要になったので捨てられたのだと思い込みます。それで、北村の手助けになればと、暴力団や半グレ集団を渡り歩いて来た自分は何だったのかと、自身を見失います。
北村だけが遠距離からの射殺だったのは、もし外れたら、それで勝手に警察を辞めてしまった北村の裏切り行為を許すことに決めていたからでした。
逆に、当たってしまったら、自らも潔く自殺をと決めていた林。林が、直樹らの眼の前で、自身の喉元にライフルの銃口を押し当てます。
その時、直樹が「本当に北村さんは君を捨てたのかな?」と問い掛けます。
警察を辞めたのは、林を守る為なのでした。
横領した金はエスの活動資金なのだと正直に言えば、あるいは、警察を辞めさせられることは無かったのですが、10年間のエス活動で、林は闇社会から疑われ狙われている可能性があります。
本当のことを言えば林の命が危ないと考えた北村は、
敢えて、何も言わずに退職していました。横領の罪も引き受けて警察を辞めていました。
そのことを証明するのが、現場で発見されていた腕時計です。
河川敷の防犯イベントにも顔を出していた警視庁総務部広報課主査の国木田誠二(中村梅雀)が、事件現場の河川で被害者(北村)が落としたものと思われる腕時計を発見していて、それを直樹に託していました。直樹が内ポケットからその腕時計を取り出します。
それは林の10年間のエス活動を肯定する為に、北村が林に贈呈する積りだった腕時計です。
「賞/警視総監」と腕時計の裏面に刻まれていますから、おそらく、
北村が警視総監から何らかの功労で贈られた腕時計です。
林は直樹からその腕時計を受け取り、跪(ひざまず)きます。
「北村さん、ごめんなさい」とライフル銃を投げ出して泣き叫びます。
警視総監・神田川と国木田主査が総監室にいます。
「今なら(特捜)班長の椅子が空いている」と、神田川。
「お気持ちは有り難いですが、私にはその資格がありません」と国木田。
「憐れみでしたらご無用です」と言って立ち去ろうとする国木田に向かって、「思い上がるな!これは命令だ!」と神田川が声を張り上げます。
以上、ドラマ「特捜9 シーズン3」第1話のあらすじ・ネタバレの紹介でした!
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