ドラマ「コウノドリ(シーズン2)」第2話のあらすじ・ネタバレまとめました!
【コウノドリ2 第2話あらすじ・ネタバレ】
定期診察に来た妊娠19週の妊婦・久保佐和子(土村芳)の赤ちゃんは順調に育っていた。
だが、先週行った子宮頸がんの検査結果で、子宮頸がんの細胞が出ていたが、赤ちゃんは問題ない。
だが、もう一度詳しく組織の検査をした後に手術が必要で、子宮頸部を切って癌がどれくらい進行しているのかを調べる。
その結果によって、癌が進行している場合は早い段階での治療が必要との事だった。
その頃、四宮は、出産を終えたキャリアウーマンの佐野彩加(高橋メアリージュン)の検診をしていた。
出産前のエコー診断では、彩加の赤ちゃんは「心室中隔欠損」と呼ばれる、心臓に小さな穴が開く疾患にかかっていた。
手術をするにしても、赤ちゃんの成長を待ってからでないと出来ない。
産後2週間の検診だったが、赤ちゃんの心臓は特に問題がなく、彩加の子宮の戻りもいい。
母乳もよく出ており今の所困った事もないので、すぐにでも子供を保育園に預けて仕事に復帰するという。
数日後、佐和子の検査結果を見たサクラは表情が硬くなり、すぐにご夫婦を呼んで説明する。
癌の進行度によっては取り切れるんじゃないかと期待していたが、佐和子の癌はそれ以上に進行している。
今のままだと、出産を終えるまで経過を見るという選択肢はなく、早期の治療が必要だった。
赤ちゃんに癌が転移する事はないが、佐和子は妊娠19週目、赤ちゃんはお腹の中で完全に育っていないので、今は産む事は出来ない。
「久保さんの治療は、なるべく早い段階で開始したいと考えています。」
何処まで赤ちゃんをお腹の中で成熟させ、どのタイミングで出産し、同時に癌の治療を開始する決断が迫られる。
「これから、私たちと御夫婦で話し合う必要があります~」だが、今の話は赤ちゃんを産む前提での話だ。佐和子の治療を最優先に考えるならば、赤ちゃんを生まないという選択肢もある。
それはつまり、この時点で子供を諦めるという辛い決断だった。
子供を諦めて早期治療を開始すれば、彼女の助かる可能性は飛躍的に上がる。
ただ、手術は子宮全摘となるので、今回の妊娠が最初で最後という事になる。
「でも私は、産みたいんです。今日、この子が初めてお腹を蹴ったんですー!」佐和子は涙を流してサクラに訴える。
子供を諦められない佐和子の想いを聞いて、
「分かりました~僕たちも全力でサポートします」サクラも彼女の想いに応える。
夫は佐和子の体を優先するなら、子供は諦めていいと思っていた。
「離婚してもいいよ~子供が産めない私なんかと一緒にいてもしょうがないよー」佐和子は涙が止まらない。
「子供が産める産めないで、価値なんか決まらない~」
「俺は、子供を生んで貰うために、佐和子と結婚したんじゃない~」夫はそう言って優しく佐和子を包んでくれる。
久保佐和子の事が報告される。
子宮全摘なので妊娠を継続したい母親の気持ちも分かるが、その場合、何週まで待つのか?
新生児科の今橋がサクラに質問すると、サクラは28週と考えていた。
「早いだろ~28週では赤ちゃんに負担がかかるよ~発達障害の可能性もある」
母体の状態を見て、せめて32週まで引っ張るのはどうだと四宮は意見する。
だが、母親の癌の状態はフタを開けて見ないと分からない。
しかし、フタを開けてから赤ちゃんに重い後遺症が残りましたじゃ済まされない。
「予想以上に癌が進行していたらどうします?」
サクラはいうが、「赤ちゃんの後遺症が予想以上に残ったら、どうするんだ?」
四宮も全く引かない。
下屋は、お母さんの事を考えればなるべく早い段階で産むのがいいが、28週では早いという。
白川の考えは、4週の差は大きいので32週まで待ってもいいのではと意見する。
ただ、赤ちゃんに取ってもお母さんの命は大切なわけだから、その4週間でお母さんの癌が進行したらと考えると判断が難しい。
新生児科は産科の出した結論に従い、その時は全力でサポートしますと、部長の今橋は告げる。
そんな中、佐和子が夫と一緒にサクラの元を訪れる。
二人は正直いってどうしていいかわからず、産むとしたら佐和子の治療はいつから始めればいいのか?子供は何週目で産むのがいいのか?
サクラが28週目での出産を提案するが、そんな早い段階で産んで赤ちゃんは大丈夫なのかと、佐和子は不安になる。28週目だと、1500g未満の低出生体重児として生まれて来る。
出産直後から保育器や人口呼吸器などを用いた全身管理が必要となる。何らかのリスクを抱えて生まれてくる可能性が高いが、
それでもサクラが28週目に拘る理由は?
「それは、お母さん自身の手で赤ちゃんを育てて欲しいからです~」
本来なら最低もで32週は待ちたい所だが、それでは3ヶ月間、癌の治療が何も出来ない事になる。夫は、本当に何も出来ないのか食い下がるが、抗がん剤などの投与は赤ちゃんに影響があるので、妊婦には出来ないのだ。
その後二人は、NICU(新生児集中治療室)で保育されている赤ちゃんを見学に行く。
その赤ちゃんは26週目で生まれてきて、その時は700gしかなかった。
でも今はミルクもたくさん飲んで、元気に成長を続けている。「こんなに小さくても、生きようとする力は凄いんですー!」
お母さんに取っては生まれて来た時、凄い不安だったが、今は凄く幸せだと彼女は二人に告げる。
「ちゃんと呼吸しているとか、動いているとか、なんか普通のことが嬉しくて、愛おしくてしょうがないんです」笑顔で語るお母さんのその言葉を聞いて、二人は胸が熱くなり勇気づけられていく。
夫は佐和子を病院の外に連れて行き、二人で力を合わせれば何とかなると思うというが。
「綺麗ごとを言わないでよ~もしこの子に何かあったら、すべてが変わるのよ~」
「時間の使い方や生活も変わるし、私たちの人生が変わるー!その時に、心から幸せだって言えるの?」
佐和子は、不安を払拭する事が出来ずに夫に当たり出す。
28週で産んでも自分は亡くなるかも知れない~だったら、出来る限りお腹の中で育てたい。
ちゃんと育てて、夫に迷惑を掛けないようにする事が、彼女の想いだった。
「一人じゃないよ~この子は佐和子と俺の子だよー!俺たち二人で育てるんだよ。
三人の人生だよー!」
夫は佐和子のお腹に手を添えて、自分の想いを伝えると、彼女は涙を流してそれを受け止める。
その後二人は、28週目で産むことを決意する。
一方、産後の1ヶ月検診が終了した佐野彩加に、四宮はおめでとうございます~と声を掛ける。
なるべく早い段階で仕事に復帰する予定の彼女だが、助産師の小松(吉田羊)は1枚の用紙を彼女に渡す。
それは、産後のお母さんみんなに書いてもらっている「うつ病質問票」だった。
彩加は忍耐強いので大丈夫だというが、お産の後は気持ちが不安定になりやすいので記入してもらうが…。
あれから二ヶ月が経過し、佐和子の手術が明日に迫っていた。
帝王切開で赤ちゃんを出したあと、全身麻酔をして子宮全摘の手術が行われる。
摘出した子宮は病理検査に出されて、2週間後に結果が出るものだった。
翌日、手術が始まって帝王切開により無事に女の子が産まれる。
「久保さん、よく頑張りましたね~」サクラは佐和子に声を掛けてリラックスさせ、その後、全身麻酔をして子宮全摘手術を施す。無事に手術が終わり程なくした頃、佐和子は夫に付き添われてNICU(新生児集中治療室)にいる赤ちゃんに会いにいく。
母親の手で子供を育てさせたいというサクラの想いが通じたのか、出産後の赤ちゃんは保育器の中で元気な姿でいた。「どうぞ、触って上げて下さい。」白川は保育器の横のフタを外す。
赤ちゃんの耳や皮膚はとても敏感です。
お腹の中で聞き取れなかったお母さんの声や温もりは、赤ちゃんの緊張を和らげます。佐和子は赤ちゃんに初めて触れ、新しく誕生した命に感動する。
佐和子はNICUに来る途中、お腹の大きな妊婦を見て劣等感に襲われていた。この子をちゃんとお腹の中で育てていないので、親として失格だと思っていた。でも、赤ちゃんを見ているうちにそんな気持ちは吹き飛んでいく。懸命に生きているその姿を見て、佐和子は嬉しさが込み上げてくる。「お母さんと生きていきたいと願ったから、懸命に頑張ったんじゃないでしょうか。」
新生児科の今橋と白川、助産師の小松は、改めて、お誕生おめでとうございます。と声を掛ける
。二週間後、佐和子の病理検査結果が出るが、リンバ節への転移などは認められず良好な結果となる。そんな中、ある日の夜の事だった。
ベビーカーに乗せた赤ちゃんを病院のロビーに置き去りにし、病院の屋上に佐野彩加の姿があった。彩加は屋上の淵に立ち、今まさに飛び降りようとしていた。一体、彼女の身に何が起こったのか……。
以上、ドラマ「コウノドリ(シーズン2)」第2話のあらすじ・ネタバレの紹介でした!
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