14話のあらすじです。
祐一(窪田正孝)は三郎(唐沢寿明)から人に騙されてしまって多額の借金を背負ってしまったことを聞きます。
その話を祐一は聞いた後、自分は権藤家に養子に行くしかないことも知らされます。
そして、祐一は音楽をやめるという決断をすることになってしまいます。
そして、演奏会当日の日。自分が作った曲を指揮してその演奏が終わると同時に音楽と別れることになった祐一。
さらに、祐一は家族と別れることになり、1人で川俣に向かうのでした。
祐一は商業高校を卒業するとすぐに茂兵衛(風間杜夫)が経営している銀行に働くことになりました。
雄一が銀行に勤務することの裏側では、祐一が仕事を覚え、一人前になることができたら養子になることが決まっていたのでした。
祐一の養子先である権藤家はいくつかの会社を経営する資産家でもあり
そんな裕福な家庭の跡取りになるということで祐一は街の中でもちょっとした噂になっていました。
祐一が働くことになった川俣銀行は、昭和2年の恐慌で仕事が減っていました。
そして、その時はかなり仕事がなくて暇だったのにさらに暇になってしまいます。
働くと言っても、主な仕事が融資先である金銭の出入りを帳簿につけることぐらいでした。
そんな呑気な職場環境でしたが、一緒に働くみんなは個性的で元気な人たちばかりでした。
そんな呑気な職場で平穏な日々を過ごしていたある日、銀行で雄一が生まれてから一度も女性と接したことがないことが問題になって取り上げられます。
そのことを知った昌子(堀内敬子)、落合(相島一之)そして鈴木(松尾諭)は「それはちょっと問題だ」と口々に言います。
そして鈴木に「ともかく、祐一が女性と触れ合いがないのはよくない！俺に任せろ、連れて行ってやるから！」と言われます。
その言葉に祐一は「ど、どこへですか？」と目を丸くします。
そして、ふたりはダンスホールへと足を運びます。初めてのダンスホールの雰囲気に圧倒され驚いている祐一でした。
一方で、福島の喜多一にいる三郎は雄一が出て行ってしまったことを知ってショックを受けて落ち込んでいました。
まさ(菊池桃子)が三郎に「ご飯ができましたよ」と声をかけても常に祐一のことを心配していました。
そして場面は再び祐一の行っているダンスホールへ。ダンスホールでは鈴木がダンスホールのルールを説明していました。
その内容は、男たちはお目当ての踊り子にチケットを渡し、女性がそれに応じたら踊ることができるというものです。
鈴木はその後「あれが、ここ一番の踊り子だわ！今日も全員ふられたな。あれは手強いぞ」と言います。
その踊り子というのは志津(堀田真由)という名前の女性でした。
このダンスホールではなかなか一緒に踊ってくれないということで有名でした。
その後、祐一は鈴木から勧められた踊り子にチケットを渡そうとしますが、チケットをどこかにやってしまいおどおどしてしまいます。
やっと見つけたと思ったらチケットが束になって出てきてしまいます。
すると、そのチケットを誰かがとって1枚受け取ってくれた女性がいました。その女性はなんと志津でした。「シャルヴィーダンス？」という言葉を言う志津。
それに祐一は驚いた気持ちを感じながらも「ウィ、ウィー」と答えます。慣れないダンスでしたが、志津にリードしてもらって嬉しい気持ちになった祐一でした。
その翌日、仕事の場でも祐一はダンスのことを思い出して夢見心地でした。
そんな姿を見ていた周りの仲間たちは「あれは恋だな」と噂を話し始めます。昌子は「彼にとってはいいことです。彼は音楽家を目指してたらしいです。
でも仕方なく養子に来ることになったんです。夢を諦めることになったからあんな死んだような目をしていたのよ。恋って偉大なものね」と言います。
その言葉に仲間たちは祐一を恋で元気付けよう作戦を考えます。
鈴木は再び祐一をダンスホールに誘います。
そこから何回かダンスホールに通うことになる祐一でしたが、ある日ついに志津からご飯の誘いを受けます。祐一はそのことをみんなに報告します。そして昌子は祐一のために作戦を考えるのでした。
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