ドラマ「エール」第25話のあらすじ・ネタバレを紹介します!
[あらすじ]
三郎(唐沢寿明)から届いた電報を読んだ裕一(窪田正孝)や音(二階堂ふみ)たちは、三郎が無事福島の家族を説得できたと理解して、安堵(あんど)する。
そして、いよいよ鶴亀(古館伊知郎)からの持ち込み企画で行うことになった豊橋のホールでの演奏会の当日を迎える。これまで準備を進めてきた二人は、
緊張しながらもそれぞれの音楽を披露する。演奏会のことは新聞でも取り上げられ、それを読んでいたのは意外な人物だった…。
[ネタバレ]
ついに迎えた演奏会の日…。
音(二階堂ふみ)には、ハプニングが起きていました。
「声が変だ。」それは、裕一(窪田正孝)にも、はっきりとわかるほどでした。
御手洗(古川雄大)に、頑張りすぎるから休むことも大事だとアドバイスされていたのに、練習をし過ぎてしまったのです。
更には、自分は度胸がある方だと思っていたはずなのに…と、とてつもなく緊張していました。
そこは、ハーモニカ倶楽部で舞台慣れしている裕一。
「僕がついてるから。待ってて。喉にいいもの持ってくる。」
そういってどこかへとかけていきます。
「裕一さん、今日はかっこいいね。」
吟(松井玲奈)は、いつものおどおどした裕一とは違い、シャキシャキしている姿を見て言いました。「いつもかっこいいから。」
さて、今回の話を持ってきてくれた鶴亀(古舘伊知郎)は、全公演完売でほくほく顔です。
追加公演をやらないかと声をかけますが、裕一はそれどころではありません。
大慌てで楽屋に戻り、音に新聞紙にくるまれたあるものを渡します。
「これ、喉にいいから!」そういって、また準備へと戻っていきます。
音が新聞紙の包みを開けるとそこには…採りたて新鮮ともいうべきなネギが。
音は思わず言いました。「生はきつい…。」
吟は客席に戻り、光子(薬師丸ひろ子)に音の喉の調子が悪いことを告げます。
「あら…あの子はとことんやりすぎるから…先生がちゃんと言ってくれんと。」
そんなボヤキをあの人が聞き逃すわけがありません。
「私は、言ったわよ?」光子は気まずそうに苦笑いを浮かべます。
そんなやり取りのすべてが耳に入ってこないのは、梅(森七菜)です。
梅はプログラムを見て、思わず顔が綻びます。
プログラム最後の曲…『晩秋の頃』…作曲の裕一、唄の音と並んで、作詞に自分の名前が載っているからです。
三郎(唐沢寿明)のいびきからヒントを得た『いびき』が演奏されるなか、音は出番だと呼ばれました。
そして、最後の曲…『晩秋の頃』の演奏が始まりました。
音は歌いながら、梅に話したことを思い出していました。
『家族のために最高の歌を歌う。』しかし、音は声を止めてしまいました。
心配する裕一は、音に小声で尋ねます。
「このままじゃ高い音まで声が出ない。」
やはり、急ごしらえの対処では、すぐに全力では歌えませんでした。
「音さん、歌おう。声が出なくたっていい。かすれたっていい。音楽は、心だ。心から、思い乗せて歌えば、きっと伝わる。大丈夫。僕、一緒だから。歌える?」
裕一は、客席に向くと、言います。
「え~彼女は、ちょっと昨日練習しすぎまして。」思わず、客席から笑いが起こります。
「でも、僕は彼女の歌声が聴きたいです。皆さんはどうですか?」
そんな裕一の問いかけにいの一番に大きな拍手で答える御手洗に引っ張られるように客席は拍手の音に包まれました。改めて、曲のできた経緯を話、演奏を始めました。
そして、演奏会は大成功。終了後のパーティーも盛り上がっていました。音を褒める家族たち、もちろん裕一のことも。「音楽離れると…あんな感じだけどね…。」
光子は、音楽をしている時とそうではない時の裕一のギャップに苦笑いを浮かべていました。
さて、それから数日。音がとてつもない剣幕で家に飛び込んできました。
「大変だ~!鶴亀が金を持ち逃げした!」
その怒りぶりに、みな一様に驚くかと思いきや…。
「だから言ったでしょ。いい薬になったわね!」
光子も、吟も、梅も見るからに怪しい鶴亀の事を全く信用していませんでした。
全く驚いていません。「悔しい!警察行く!それとも、自分で捕まえる?」
「明日、東京いくのよ?」「裕一さんも悔しいよね!?」
「いや、僕は、音さんと舞台に立てたし、音楽仲間にも出会えたから♪」
何だか、とてものんきです。
「でも、あのお金があれば…東京いくお金も…お母さんに迷惑かけなくて済むと思って…。」「最初から、出すつもりだったから♪」
まるで何事もなかったかのように、持ち場へと戻っていくみんなに、音は少々腑に落ちない顔をしていました。その時、ふと吟が言いました。
「ねぇねぇ、海に行かない?」
吟は、東京に発つ前に、安隆(光石研)に会いに行きたかったのでした。
こうして、みんなで急遽海へと向かったみんな。
吟と梅は、これからの所信表明を。
音は、あの『晩秋の頃』を歌うことになりました。
暮ゆく
暮ゆく
夕焼けの空
あかねや
金色
落ち葉の道
はるけき旅は
いつかみた雲
こえたなら
会えるだろうか
過ぎし日はせつな
懐かしき小道
やさし面影
こころに灯して
「お父さんもきっと喜んどるわ。」
「裕一さんも何か言って!」
「お父さん、裕一さんの言葉聞きたがってると思う!」
「じゃ…」裕一は、海に向かって叫びました。
「音さんを産んでくれてありがとうございます!!!」
思わず笑いだす関内家の4美女たち。
「え?どうしました?」
「産んだのは私。あの人は、ただおろおろしとっただけ!」
「あ…いや、あの…広い意味で…。」
「そうか…お父さんから産まれたのか~(笑)」
吟と音は東京へ、裕一は福島へ帰りました。
さて、ここはとある一室。
秘書のような男が、新聞記事を持ってやってきました。
「先生。こちらの記事、お読みになりましたか?」
「それがどうした。」
「経歴をお読みください。国際作曲コンクールで2等とあります。ご存知でしたか?」
この男…小山田耕三(志村けん)。
日本作曲界の重鎮です。
「新世代の音楽。先生の後継者がようやく表れた。大絶賛ですね…。よかったですね。先生は、いつも若い人が出てこないと嘆いておられたから。」
それに対し小山田は「本物か、まがいものか…楽しみだね。」と呟くのだった…。
[志村けんさんの朝ドラ初出演のコメント]
「コントとドラマでそんなに大きな違いはないんだけど…、笑わせなくていいよね。コントは自分たちで考えて、ここはこうでと、ストーリー全部わかっているから、
あまり台本読まないんだけど、ドラマは脚本、演出があっての芝居だし、間違うと、みんなに迷惑かけちゃうから、役柄になってセリフをどう言おうかとか、家で
台本読んだりしていますよ。だけど、いざ撮影になるとセリフとんじゃうの(笑い)」
以上、ドラマ「エール」第25話のあらすじ・ネタバレの紹介でした!
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