ドラマ「エール」第39話のあらすじ・ネタバレについて紹介します!
[あらすじ]
裕一(窪田正孝)の曲がなかなか採用されず自信をなくす中、音(二階堂ふみ)は書き置きを残して豊橋に帰る。
裕一が東京で動揺している一方、音は豊橋で、光子(薬師丸ひろ子)や吟(松井玲奈)、梅(森七菜)、
そしてはじめて会う吟の婚約者・鏑木智彦(奥野瑛太)に裕一のことを相談する。以前は、音のために曲を
つくっていた裕一だったが、「誰かのために作っていないからうまくいかないのでは?」と言われた音は…。
[ネタバレ]
音(二階堂ふみ)が豊橋に帰ると書置きをして居なくなってしまいました。
吟(松井玲奈)は、婚約者の鏑木(奥野瑛太)を連れて豊橋に帰ってきていました。
そこへ、音まで帰ってきたのですから、驚きです。
音は、鏑木の姿を見るや、吟のお見合いがうまくいったのだと安堵しました。
「それより、どうしたの?」
光子(薬師丸ひろ子)は、突然帰ってきた音を心配します。
音は裕一(窪田正孝)の現状を話します。
音は、どうしたらいいのかわからず相談しに帰ってきたのです。
才能があっても発揮できない。
お金の問題もあり、悠長に待ってもいられない。
それよりも、何よりも、このままでは裕一が裕一ではなくなってしまう。
音の懸念はそこにありました。
「鏑木さんはどう思います?」光子は、あえて裕一にはあったことがない鏑木に尋ねました。
皆、裕一の人となりを知りすぎています。
今の裕一に必要なのは、その親愛ではないと思ったのかもしれません。
鏑木は、自分は軍人だから、音楽の事はわからないがと前置きしたうえで、こんなことを言いました。
「軍人が命を懸けて戦えるのは、誰かのためだからです。祖国、両親、友人、戦友のために戦うのです。裕一さんはどうですか?」音は、その言葉を聞いて、考え込みました。
一方、東京では、慌てに慌てた裕一によって、久志(山崎育三郎)が召喚されていました。
「こんなことで呼び出したの?」「こんな事じゃないよ!一大事だよ!豊橋行ってくる!!」
「ちょっと待て。」
冷静な久志は、ひとまず裕一を落ち着かせ、尋ねます。
「こうなった原因は何だ?」「早稲田の応援歌断ったからだと思う。」
「なぜだ?なぜ書かない?」
「書かないんじゃないよ!書けないの!西洋音楽ならかけるよ。でも、人から依頼されたものが書けない。」
「西洋音楽なら、書けるのか?」裕一は、『反逆の詩』を久志に見せました。
「これ…いつの間に?」「3日で書いた。あの小山田先生にも見せたんだ。」
「何て?」「一言…『…で?』」「ふ~ん…。そこまで悪くないと僕は思うぞ。」
久志には、小山田の『…で?』の意味を、何となくは理解していそうです。
「そんなことどうでもいいんだよ!音だよ!音!」
「応援歌が原因なら、応援歌を書くしかないだろ!」
「だから、書きたくても書けな…」
「彼女を取り戻せるとしてもか?」
久志は、裕一の燃料を正しく理解していました。
さて、豊橋の音はというと、久しぶりに工房を覗き、馬具を見つめていました。
「懐かしい?」「え?」「そんな顔しとったたから。」
「まだ1年しか経っとらんのに、なんで懐かしいんだろうね…。」
「それは、音の心が、ここを離れたからよ。」
そういって笑う光子と音の久しぶりの母娘の会話です。
鏑木はいい人で、やっと吟にもお婿さんが来てくれそうです。
しかし、鏑木は軍人です。一緒に住むことはできません。
更には、梅(森七菜)も東京行きを希望していました。
音は、光子が寂しくないか心配でした。
しかし、光子は、娘たちが元気に愛する人と暮していれば十分だといいます。
なるべく帰るようにしたいと思う音に、光子はいたずらっぽい笑顔で言います。
「帰ってくるなら、孫、連れて帰ってきてね!」
さて、裕一の言葉で、打ちのめされた田中(三浦貴大)は、じっとボールを見つめていました。
翌朝、どうやら泊ったらしい久志と裕一が、朝食に納豆をかき混ぜていました。
音が学年2番だということを初めて聞き、但し、1番とは大きな差があることや、その1番は双浦環(柴咲コウ)の再来だという人もいるということを聞きました。
裕一は、環の名を聞いて、あんな人にオペラを書きたかったといいます。
書きたかったと過去形で話す裕一を制止する久志。
しかし、裕一は夜なべしても一つの音も降りてこなかったのでした。
「やっぱ無理だよ。」「無理じゃない!」
突然、場面は変わりました。
田中の元には、何と豊橋に帰ったはずの音の姿が。朝一番で戻ってきたのでしょうか。
音は、田中を訪ね、田中のために書いてもらうということを考えたのです。
田中は、応援歌はみんなのものだと固辞しますが、それでも、今の裕一には動機づけとして、
『田中の早稲田への思い』を書いてもらうしかない…と、説得します。
全ての重荷を田中の両肩に乗せて、音は帰っていきました。
その頃、裕一の元には、久志が甲斐甲斐しく世話を焼いています。
「シュークリーム買ってきたぞ~!」何と、久志は裕一が書くまで帰らないといいます。
「その割には、無理に進めないね。」「君が自分で気づかないと変わらないからなぁ。」
「僕は、変わったから書けないんだよ。」「違うぞ。」
その時、玄関で大きな声が聞こえてきました。
「古山裕一先生はおりんしゃあですか!?」
田中です。その声に気づいた裕一が立ち上がり、慌てます。
ふと座っている久志の方へ目をやると…
「あれ?相変わらず…逃げ足のはやい…」
「古山先生!あがらせていただきます!」身を隠すこともかなわず、あたふたと田中と対峙する裕一。
田中は、裕一に話があるとやってきたのです。
しかし、試合は、もう明日です。
それでも、田中は話し始めました。
自分が九州で生まれ、中学までは野球をやり、甲子園を目指していたこと。
そして、その原動力は、ずっとバッテリーを組んでいた友人だったこと。
しかし、その友人が、雨で練習がなくなった日に、公園でキャッチボールをしていた時のことです。
田中がふざけて遠くにフライを投げ、それを捕ろうとした友人は、足に深いケガを負いました。
治療はすぐに行われましたが、麻酔がうまく効かず、あまりの痛みに叫び続ける友人の口には、手ぬぐいが詰められるほどでした。
そんな友人に何かできることはないか尋ねた田中に、友人は答えました。
『ラジオ』を持ってきてほしいと…。痛みを耐えるために早慶戦が聴きたいとお願いしたのです。
そのラジオを聞きながら、手術を耐えることができました。
それでも、友人の足は元には戻りませんでした。
それがきっかけで、学校も辞めることに。
それから、しばらくして田中が、その友人に会い、何かできることはないかというと…。「特になかっちゃけん。強いて言うなら…早稲田ば勝たせてくれ。それが、一番の楽しみやけん…って。」
田中は、その時に気づいたといいます。頑張ってる人のことをラジオで聞いて、頑張れる人がいる。「頑張ることは、つながるんやって。そしたら…俺にできることはなんやって…。野球の技量はなか。
選手が活躍するために、応援することしかないんじゃないかって思った。なのに…全く勝てん…。あいつに申し訳のうて…。」裕一は、ずっと黙って田中の話を聞いていました。
そして、やっと一言聞きました。
「何で僕なんですか?」「俺は…器用な奴は好かん。先生は…不器用やけん。」「何だ…賞とったからじゃないのか…。」「先生…書いてください!」
田中は、その友人のために書いてほしい。
そうお願いしました。
「…明日までだね。」「はい!」「…はい。」裕一は、改めて作曲を引き受けました。音は、そんな裕一と田中の話を、こっそり物陰で聞き、微笑みました。
「ところで…先生?」「ん?」「こん食べ物は何ですか?」「シュークリームだよ。食べてみて!どう?」「うまい!」
田中と裕一は、初めて心と心を通い合わせるのでした。
以上、ドラマ「エール」第39話のあらすじ・ネタバレについての紹介でした!
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