ドラマ「エール」第50話のあらすじ・ネタバレについて紹介します!
[あらすじ]
環(柴咲コウ)から、たとえお腹の子供が危険なことになっても舞台に立つプロとしての覚悟があるかを問われた音(二階堂ふみ)は思い悩む。
つわりで体調がすぐれない音に裕一(窪田正孝)は、体を大事にすることが一番だと稽古を休むことをすすめるが、音は機嫌を悪くしてしまう。
その後も練習に参加できない日々が続いたある日、音がいなくなってしまう。あちこち探し回った裕一は音の姿を見つけて…。
[ネタバレ]
音(二階堂ふみ)は、悪阻がひどく、2週間も稽古に行けていませんでした。
千鶴子(小南満佑子)にヴィオレッタのパートを練習しておいた方がいいという者もいました。
千鶴子は自分に与えられた役を磨き上げることが自分にできることだと取り合いません。
メンバー間に流れる不穏な空気を久志(山崎育三郎)も心配していました。
「そうか…みんなに迷惑をかけて申し訳ない。」
鉄男(中村蒼)のおでんやで裕一(窪田正孝)と会った久志は、現状を伝えます。
「迷惑なんて…みんな心配してるんだ。僕も…追い詰めたのかもしれない。」
「まぁ、体を大事にしねぇとな…母親になる身なんだし。」
「…うん。それ言ったら、機嫌悪くなっちゃって…。」
「裕一さん!子どもの事しか眼中にないんじゃないですか??」
裕一のそんな言葉に口を挟んだのは…
『船頭可愛いや』の最初のボーカル・藤丸(井上希美)でした。
「奥さんだって、母親の前に1人の人間ですよ。歌手を志したこれまでのこと、これからのこと、
きっと一杯悩んでる!だから、あなたも父親になる事に浮かれてばっかいないで、もっと奥さんの心の内を想像して、寄り添ってあげなさいよ。」
酔っ払った勢いなのか、裕一に説教を繰り出した藤丸。
福島三バカ…じゃなかった…福島三羽カラスは、その藤丸の言葉に大いに感心します。
裕一は、より音のことを考え始めるのでした。
鉄男のところのおでんを持ち帰った裕一ですが…、家に音がいません。
大慌てで音を探す裕一。
バンブーにもいない、駆け出した裕一が次に向かったのは、音の学校の練習室でした。
裕一は、音をすぐに見つけました。
歌声が聞こえたからです。「ここにいたんだ。」
音は無言で歌うことをやめました。
そんな音に、裕一は言いました。
「音。今から、僕は作曲家として…声楽家の君に伝えたいこと言うよ。」
いつものようにオドオドはしていません。
はっきりと伝えました。
「君は、舞台に出るべきじゃない。息が続かないのは致命的だ。美しいメロディーも表現できないし、聞く人を不安にさせる。そんな歌しか歌えないんじゃ…お客さんにも失礼だ。」
音は、思わず裕一を平手で叩きました。
「…わかっとる。わかっとる…。わかっとる。声もでんし、息も続かないし、子どもができたのは嬉しい。でも…でも…何で…今…って。時々、思ってしまう自分が嫌で。
環先生に…『子どもが死んでも舞台に立つのがプロ』だって言われて…すごく怖くなった。」
「うん。」
「この子を失うなんて…絶対に嫌だって…。この子に会いたい。歌も諦めたくない。
覚悟もできんくせに…どうしていいかわからない。」
すすり泣く音に、裕一は言いました。
「音。…音、聞いて。その夢…その夢、僕に預けてくんねぇか?君が、もう一度…もう一度夢に向き合える日が、
ちゃんと来るまで、僕がその夢預かって、大事に育てるから。君の夢は…君の夢は、僕の夢でもある。そのかわり…、君にもいつか、僕の夢を叶えてほしい。」
「裕一さんの夢?」
「そう。僕の作った曲で、君が、おっきな…おお~っきな舞台で歌う!」
「裕一さんが作った曲を私が歌う…。音は、何一つ…何一つ諦める必要はないから!そのために、僕いんだから!」
「ありがとう…。」
翌日、音は『椿姫』を降板し、退学届を提出しました。
音は、環(柴咲コウ)に借りたレコードを返しに行きました。
「残念ね。あなたには、期待していたんだけど。」
「申し訳ありません。」
「謝ることないわ。ほとんどの人が、茨の道ではなく、平穏な幸せを選ぶ。あなたもその道を選んだ。それだけのことよ。」
「私は、歌手になる夢を諦めたつもりはありません。」
「どういうこと?」
「今まで私は、自分のことしか考えていませんでした。この子は…裕一さんと私、2人の子どもで、一番大事なことを忘れていたんです。夢も子どもも全部2人で育てていきます。彼がいてくれたから、
選べた道です。お世話になりました。」
深々と頭を下げて、環の部屋を後にしようとする音の背中に…。
「また…会える日が来ることを楽しみにしてるわ。」
「はい!」それから、しばらくが経ちました。
すっかり大きくなった音のお腹。お腹の中の我が子に向けて、音は話しかけています。
そこへ、裕一が帰ってきて、届いた手紙を渡しました。
千鶴子からです。千鶴子は、アメリカのニューヨークにある音楽学校に留学していました。
ラフマニノフの講義を受けたという千鶴子を羨ましそうに笑う音。
千鶴子の手紙は、こう締めくくられていました。
“早く、音楽の世界に復帰されることを願っています。あなたに負けたままでは、納得がいきませんから。”
「千鶴子さんらしい(笑)」
そこへ、着替えを終えた裕一が洗濯の手伝いにやってきました。
その時です!「うっ!?」「え!?」「来た!?」「え!?」
「ゆ…裕一さん…。産婆さん…産婆さん呼んできて!」
そして、うつらうつらする裕一の目を覚ますほどの大きな声でいきんだ音。
元気な女の子が産まれました。
こうして2人の人生に、また一つ宝物が増えたのでした。
以上、ドラマ「エール」第50話のあらすじ・ネタバレについての紹介でした!
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