ドラマ「エール」第61話のあらすじ・ネタバレについて紹介します!
[あらすじ]
コロンブスレコードと契約して5年が過ぎ、裕一(窪田正孝)はご当地ソングや「大阪タイガース」など球団歌を数多く手がけ、安定した作曲家生活を送っていた。
ある日、裕一は廿日市(古田新太)から「コロンブス専属新人歌手募集」のオーディション合格者のデビュー曲の作曲を依頼される。裕一は4年前に音楽学校を卒業以来、
いまだオペラ歌手としてデビューできていない久志(山崎育三郎)に応募を勧める。
[ネタバレ]
昭和11年。
コロンブスレコードと契約して、早5年が経過し、裕一(窪田正孝)はご当地ソングや球団歌を数多く手がけ、安定した作曲家生活を送っていました。
娘の華(田中乃愛)も
4つになり、やんちゃ盛りです。
バンブーでおやつを食べる華は、勝手に「お代わり!」と注文。
「もう終わりです!」叱る音(二階堂ふみ)なんてどこ吹く風です。
「はい!これサービス!」
どうやら、バンブーのマスター保(野間口徹)も、華にメロメロの模様。
「すみません。ほら、華!ありがとうは?」
「ありがとう!保!」
「保さんでしょ!」「いいのいいの。」
「華ちゃん、しっかりしてきたね~!」赤ちゃんの時から、華を見ている恵(仲里依紗)もニコニコ顔です。
「まだまだ、おねしょもするもんね」
「保~!コーヒー淹れるとこ見せて~!」
「保さんでしょ!!」
そして、もちろんこの人も、華にメロメロのメロメロです。
そんな裕一を見て、音はこの感じが、ずっと続くといいなぁと思っていました。
さて、そんな裕一に、廿日市(古田新太)が、新しい仕事を持ってきました
。裕一の同期・木枯(野田洋次郎)が、テイコクレコードに移籍してから、ヒット曲をバンバン出しており、コロンブスレコードとしても、新たな歌手の卵を探そうというのです。
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そのオーディションに合格した人の新曲を作ってほしいという依頼でした。
確かに安定した裕一ではありますが、廿日市に言わせれば、低め安定…『船頭可愛いや』を超えるヒット曲はありませんでした。
そろそろ、それに続く第2弾がほしいというのでした。
裕一は、鉄男(中村蒼)の屋台で飲んだくれてます。
「どうせね、僕は低め安定ですよ~!」
「全くだな。なら、自分で書けってんだ!」
「あ~気分悪い!」
そこへ、珍しく不機嫌な久志(山崎育三郎)がやってきました。
どうやら、後輩に帝国劇場での主演の先を越されたというのです。
そう…卒業から4年、久志には、
全く声がかからず、いまだ夢のオペラ歌手デビューを果たせていませんでした。
音楽学校時代に『プリンス』と呼ばれ、ちやほやされていた久志にとって、今の状況はとても考えられないものでした。
「僕を見つけられないんて…世の中、間違ってる!」
「待ってたって、何もかわんないぞ~!」そんな鉄男は、作詞よりも先におでんづくりが、すっかりうまくなり、路面店を出さないかと声をかけてもらうようになっていました。
「え~!作詞は!?」
裕一の叫びに、最近書いた詩を裕一に渡します。
「ん?」どうやら…ちょっとばかり朝にはそぐわない走り書きが…
「え?成人小説?」「ちょ…ちょっとした小遣い稼ぎだよ!」
「才能の無駄遣い…いや、才能なかったりしてな!」
「何だと~!お前こそ、口ばっかりで、全然世に出ねぇくせに!!!」
人間、上手くいかない時は、言葉に棘が刺さりがち…危うく一触即発な雰囲気を、
ぶち壊すように裕一は、あのチラシを久志に渡しました。
それは、廿日市が企画した新人歌手発掘のオーディションのチラシです。
しかし、久志は『福島行進曲』の時に、自分を使ってもらえなかったからと、
コロンブスレコードは嫌だといいます。
しかも、流行歌ではなくオペラ歌手としてデビューしたい久志にとって、これは妥協のように感じていました。
「裕一だって、西洋音楽志望だったろ?未練ないのか?」
「ない!…といったら、嘘になるけど、流行歌がどれだけ大衆の気持ちを掴むのかが…よ~くわかったから。」「頼もしいなぁ。」「久志にも味わってほしいなぁ…。」
そこで思いついた三バカ…では、ありません…三羽烏は、突然、近くの居酒屋に突撃し、流しをしてみることに!
何とか、お客を見つけた裕一と鉄男の願いも虚しく、オペラにこだわる久志は、居酒屋の真ん中で、
朗々とヴェルディの『女心』を披露…。観客の反応は…………。
もちろん、ヤジだらけ。酔っ払いに、そんな曲は通用しません。
這う這うの体で、居酒屋を後にする三バカ…三羽烏。
「誰が、オペラ歌えっつった??」
「わかる人には、わかるんだ!」
「金もらってんだぞ!」久志…ひとまず、オペラは置いておきましょうか…。
そうして、仕切り直した3人は、鉄男のギターに合わせ、『船頭可愛や』を披露。
今度は、お店中のお客さんが、拍手をくれ、チップも弾みました。
そして、中にいた男の子を連れた親子は、特にしみじみと久志の歌を褒め、明日も頑張れると帰っていきました。
「お兄ちゃん!すごくかっこよかった!ありがとう!」
その少年からチップ(1銭)を受け取った久志の心は、ほんの少し変わったようです。
裕一の家に戻って、流しでオペラを歌った久志の話に、大笑いする音。
しかし、その後の『船頭可愛や』で、ずいぶんチップを儲けたようです。
「よかっただろ?拍手喝采浴びてさ!」
「まぁ…悪くはなかった。」「嬉しそうにしてたくせに。」
「笑止千万!プロとして、お金をもらった以上、それなりの仕事をしただけさ。」
「強がってんな~。あの親子からもらった1銭玉、大事そうにしまってたくせによ。」
「たかが1銭…されど1銭さ…。」そして、決めたのです。
「わかった。オーディション、受けてあげるよ!コロンブスに僕の力を貸そう!」
まだ、どこか強がったセリフではありましたが、こうして、久志はオーディションを受けることにしました。
久志が、コロンブスレコード所属となれば、福島三羽烏で曲を売り出す夢に、また1歩近づきます。
3人は盃を交わし、決意を新たにするのでした。
えぇ…まだ受かってはいませんが…採らぬ狸の何とやらにならなければ…いいのですが…。
というわけで、裕一は作曲作業を始めます。
裕一は、もうすっかり久志が受かる気分で、久志のための曲のつもりで作曲をしています。
そこへ、お茶を持ってきた音が尋ねました。
「久志さんって、昔から歌が好きだったの?」
「え?」「え~知らないの?」
「男同士なんて、そんなもんだって!」
そんな音との会話で…今まで、そんなこと考えたこともなかった裕一は呟きました。「確かに…謎だな…。」
そう、久志が歌を好きになった理由…。それは…
「その謎は、明日のお楽しみ」
以上、ドラマ「エール」第61話のあらすじ・ネタバレについての紹介でした!
朝ドラ エール 福島三羽ガラス 佐藤久志と村野鉄男役は誰?代表作は?コロンビア三羽烏こちら
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