ドラマ「やまとなでしこ」第11話のあらすじ・ネタバレを紹介します!
第11話 「いつか王子様が」
[あらすじ]
桜子(松嶋菜々子)は、大切なものが何かを初めて気づいた。
大切なものを失ったショックのほうが大きかった桜子は、東十条(東幹久)の両親にただ、平謝りするばかり。
あきらかにいつも
の桜子とは違う。
桜子の頭をよぎるのは、欧介(堤真一)との出会いやその笑顔。
ふっきるように、海を一人見に行く桜子。
一方、欧介は桜子をふってしまったものの、若葉(矢田亜希子)に
は悪いと思うが、桜子への気持ちがあった。
そんな折、黒河の薦めで再び数学の研究を始めた。
若葉は、数学に没頭し始めた欧介が遠い存在になったと感じ寂しい。
スチュワーデス仲間が、
桜子の行き先を案じて、携帯の留守電に合コンの予定を入れておいた。
果たして当日、桜子が一層グレードアップして登場した。
目を見張る仲間たち。
その中の一人の実業家を見つけ、積極的に
アプローチする桜子の姿に皆は一安心するのだった。
その帰り道、桜子は欧介に出会った。
数学の論文を抱えて歩く欧介に「おかげで一層理想も高くなりました」と突っぱねるように話す。
が、そんな自分にむなしさを桜子は感じてもいた。
強い自分でいたい。桜子の突っ張りだった。
欧介の論文がアメリカの大学に認められ、欧介は非常勤講師として渡米することになった。
その壮行会が佐久間(西村雅彦)の家で開かれた。
なみ、若葉らが集まり、桜子も顔をみせた。酒が入りそれぞれ盛り上がる面々だが、桜子は粕屋(筧利夫)に勧められるままワインなどをあおり、
酔っ払ってしまう。
そして「今度も、また尻尾まいて帰って来るんじゃないの!」
「バカヤロー!今後は逃げんじゃねえぞ」と欧介を怒鳴りつけた。
それは、桜子が、欧介への自分の思いを
精一杯に伝えていたのだった。
そして、その翌日、欧介はアメリカに向けて旅立っていった。
[ネタバレ]
CAの同僚たちは桜子を心配し、アパートに駆けつけていた。
桜子は話しかけても上の空…。
「私が悪うございました」とただその言葉を繰り返すばかりであった。
なみは合コンに誘えば桜子が
元気を取り戻すと思い合コンの場へ向かう。
しかし、桜子は「私が悪うございました」と言うばかり。
なみは粕屋に電話をし、若葉は欧介に電話をし、桜子の様子が変だという相談を持ち掛けていた。
しかし、その電話で桜子が欧介に告白して振られたという事実を若葉となみが知ることになった。
一方、魚春では、欧介は桜子に告白された時のことを考えていると、そこへ黒川教授がやってくる。
黒川は欧介のやりかけた論文を持ってきて、完成させてみてはどうかと持ち掛けた。
桜子は1人海辺を歩き、幼少期を思い出していた。
「私は悪くなーーーーーい!」そう叫ぶとすっきりしたように
その場を立ち去る桜子。
あれから同僚たちとも連絡を絶っていた。
一方、欧介はというと黒川が来てからというもの、数学に夢中になり、やりかけた証明の勉強に精を出していた。
若葉が図書館で
欧介の姿を見かけ話しかけるが欧介は気付かない。
操やなみたちは桜子に連絡を取るが繋がらない。
元気づけようと合コン開催の件を留守電に入れておく。合コンが始まってもやはり席は1つ空いたまま。
相手の男性たちも時間を気にし、困惑していた。
と、そこへ桜子がやってきた。「今夜はたった1人の人に巡り合えた気がする!」目を付けた男性にコーヒーをわざとかけ、そそくさと2人で去ってしまう。
帰り道、桜子は欧介を見かけ車を降りる。
欧介は道行く人とのすれ違いざまにぶつかり、論文を散らかしてしまうが、それを桜子が足で止める。
「合コンの帰りですか?先日はどうも」
「まだ覚えてたんですか?
忘れてくださいって言ったじゃないですか。
あの時の私はとち狂っていたんです。お陰様ですっかり吹っ切れて、より一層お金持ちが好きになりました。」吹っ切れたという桜子にほっとする欧介。
桜子は靴の下の書類について聞く。
「これなんですか?」
「もう1度数学をやってみようと思ってるんです」
「そうですか。それはようございました。私には全く関係のないことですから」
「ありがとうございました。
この論文がもし認められたら向こうの大学に行けるかもしれないんです。認められたらですけど」
「私には全く関係ございませんので。それでは」
翌日、黒川教授の元にいた欧介は、論文が認められ
非常勤講師として迎えたいとのことだった。
なみや操が桜子に差し入れを持ってくると、欧介が来週ニューヨークの大学に行く話をする。
佐久間の家で送別会をするため、桜子を誘いにきたのだった。
欧介の送別会で少し遅れて桜子がやってくる。
粕屋が酔っぱらい絡み酒になると、あれやこれやと桜子に絡みだす。
粕屋に煽られた桜子は飲み過ぎてしまう。「今度は絶対逃げんなよ!」そういうと桜子は
もたれかかり寝てしまう。
桜子は欧介におぶられ、若葉とともに帰路に着く。
そこで若葉が欧介に尋ねる。
「欧介さんが数学始めたのは桜子さんのことを忘れるためですよね?ニューヨークに行くのも
そうなんでしょ?」
「それは違います。たしかにまた数学をやりたいと思ったのは桜子さんのおかげです。でもそれは、逃げるんじゃなくて、もう1度本当に、数学をやりたいと思えたからなんです。
桜子さんに出会わなかったら、そんな自分にも出会えなかった」
「欧介さん、それ桜子さんのことが好きだって言ってるんですよ」
若葉は涙を浮かべる。
欧介は若葉を傷つけてしまった自分を蔑んだ。
「本当最低ですよ。そんな風だと欧介さんこそ本当に大切なものなくしますよ」
桜子をアパートまで送り届ける欧介。
「逃げんじゃねーぞ」桜子は寝言のような言葉を発した。
翌日、欧介は母に別れを告げ、
ニューヨークへ旅立っていった。
桜子は起きて窓を開け、飛び立つ飛行機を見つめていた。
佐久間夫婦のもとに、欧介からニューヨークのアパートが決まったという知らせがのハガキがきていた。
桜子は東十条を呼び出すとバーで話し合っていた。
桜子はそこで初めて自分の気持ちを東十条に伝え、結婚式をとんずらしてしまった理由などを話した。
東十条はやり直したいと言うが、桜子は
これ以上自分に嘘は付きたくないと断るのだった。
桜子がある日佐久間夫婦の元を訪れると、誕生日のお祝いをされる。
桜子は東十条にきちんと別れを言ったことを話し、全て失って何もなくなってしまったと言う。
「あなたはまだ何もわかってないわ。あなたと欧介くんはまだなにも始まってないじゃない。あなたは雪子さんじゃないのよ。欧介くんを優しく殻から引きずり出せるのはあなただけかもしれない」
真理子は桜子に話した。
「本当にあなたが生まれ変わったら今頃ニューヨーク行きの飛行機に乗ってるでしょう」
佐久間はそう言うと欧介からのハガキを桜子に渡す。
真理子はお祝いのシャンパンを入れ
持っていこうとすると、桜子の姿はそこにはなかった。
荷物をまとめアパートを出る桜子。
欧介からもらったカメレオンの置物を持つ。
家を出て走っていると目の前に東十条の車が現れる。
東十条は、
急がないとニューヨーク便に間に合わないと、桜子を乗せ空港まで送ってくれたのだった。
「バースディープレゼントだよ。僕は世界一のアッシーだろ?」
ニューヨークへ着くやいなや、ハガキと同じ
建物の場所へ向かう桜子。
ベンチで欧介が来るのを待っていた。「ここで何してるの?」
「大切なものを待ってるの。私はそれをずっと探してたの。多分生まれる前から。ある人にそれを教わったの。この世には
お金よりも大切なものがあるって」
欧介はベンチに座っている桜子を見つける。
驚きを隠せない欧介。
「どうしてもあなたに会いたくて」
「正直言って今すごく混乱してます。だってそうでしょ?」
「このカメレオンは私にとってたった1つのものでした。これがなかったら私は一番大事なものにも気づかなかった。これはお金には替えられないんです。ありがとう。それじゃ」
桜子はそう言うと
カメレオンの置物を欧介に渡して去って行った。
「桜子さん!」欧介はカメレオンを投げた。
受け取る桜子。
「あなたが持っていてください。僕はもう逃げません。あなたが好きです。たとえ明日あなたの
気が変わったとしても…私には見えるんです。10年後も20年後もあなたのそばには私がいる。残念ながら、あなたといると、私は幸せなんです」
その後桜子と欧介は結婚した。
佐久間夫婦や粕屋、若葉
なみ、東十条たちが駆けつけ、皆が祝福し笑いあう。
新しい土地ニューヨークで桜子と欧介は2人の幸せな生活をみつけたのだった。
以上、ドラマ「やまとなでしこ」第11話のあらすじ・ネタバレの紹介でした!
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