ドラマ「エール」第66話のあらすじ・ネタバレについて紹介します!
[あらすじ]
古山家に田ノ上五郎(岡部大)という茨城なまりの青年が裕一(窪田正孝)を訪ねてやって来る。水戸の奉公先で聞いた「船頭可愛いや」や「福島行進曲」など裕一が作った曲に励まされた
五郎は、裕一の弟子にしてもらいたいとお願いに来たのだった。一度は音と話し合って断る裕一だったが、五郎はあきらめずに来る日も来る日も古山家を訪れる。一方、音の妹、梅も突然
上京してきて……。
[ネタバレ]
ある日、裕一(窪田正孝)の家に、突然、弟子にしてほしいと、1人の男がやってきました。
この男は、田ノ上五郎(岡部大)といいました。
茨城出身で農家の末っ子として生まれた五郎は、
雑穀問屋で奉公をしていましたが、裕一の作った『船頭可愛や』に惹かれ、弟子入りを志願してきたのでした。
これまで、曲を作ったことはなく、音楽の勉強も裕一と同じ、小山田耕三(志村けん)の
『作曲入門』を繰り返し読んで勉強したといいます。
その横で音は、五郎が故郷の名物して持ってきた納豆に顔をしかめていましたが…。
とにかく、熱心に弟子入りを志願する五郎を前に、ひとまず
裕一と音は作業部屋で話し合うことにしました。
五郎の身の上や、熱心な態度そのものについては…、力になってあげたい。
裕一と音は、そういう気持ちでした。
でも、音から見て裕一は、まだま
だ自分の事で精いっぱい。
ヒット曲も…大ヒットしたものといえば、未だに『船頭可愛や』1曲だけでした。廿日市(古田新太)曰く、『低め安定』ですから。
そして、恐らくは家がないであろう
五郎ですから、弟子になるとなれば…、住み込みになるはずです。
そのあたりも、引っかかるところでありました。
裕一と音は、居間に戻り、結論を告げました。
「申し訳ないけど。お引き取り願えますか。」
裕一は、まだ自分が弟子を取れるような身分ではないこと。
子どももいて、バタバタしているからと、断ることに決めたのでした。
誠心誠意頭を下げる裕一と音を見て、五郎は「わかりました。」といい、
古山家を後にしましたが…。
えてして純朴な人間は、思い込んだら諦めが悪いのが世の常で…、次の日も…、次の日も…、次の日も…。次の日も…。そして…。
「ねぇ、華…今日も五郎くんくるかな?」
「絶対来るよ」そんな会話をしていると、やっぱり五郎は、今日も来ました。
ついには、玄関に出ることさえも辞めた音…。
ところが…、その時です!!「臭い!くさ!!!」突然、とてつもない異臭が
辺りを包みました。
びっくりして扉を開けると、そこには野犬に襲われ…どぶに落ちてしまったらしい五郎の姿が…。
「とりあえず風呂!話はそれから!」あまりの臭さに、風呂を貸してあげた裕一たち。
音は、本来最初に考えなくてはいけないことに思い当たりました。
「ねぇ、裕一さん…そもそもお弟子さんって、何するの?」
「…譜面を清書してもらったりとか…編曲を手伝ってもらったりとかかな?…多分…。」
「でも、無給で働くんだから、裕一さんも、彼に何か教えてあげないといけないでしょう?できる?」
「まぁ…音楽理論とかは、ある程度あるつもりだからね…。なんで?」
「いや…いつも、ば~って降ってきたり、
誰かの話を聞いて『お~!』って思いついたりとかだから…教えてあげられるのかなぁって思って。」
そうです。天才肌の裕一の作曲の仕方は、言葉ではとても伝えづらいものでした。
それでも、ひとまず裕一は、
もう一度五郎の話を聞いてあげることにしました。
「ごめんください!」その時です。
古山家には、もう1人の客人がやってきました。
さて、裕一は、なぜ自分なのかともう一度五郎に尋ねました。
すると、突然『紺碧の空』を朗々と歌いだす五郎。
五郎は、奉公の間、ずっと裕一の曲に励まされてきたといいます。
そして、レコードから流れてきた音を聞きとり、楽譜に書き起こしていました。
「すごい…正確だ…。耳がいいんだね。…ご家族は?賛成してくれてるの?」
「家族は散り散りです。奉公先は…逃げてきました。」
帰る家も、職場もない五郎…。
「僕、飯は食いません!その辺の葉っぱを食います!
部屋も布団もいりません。ここで…いや、庭で寝ます。野犬がいないから、安らかに寝られます!早くに親に売られた僕には、ずっと居場所がありませんでした!先生のそばに置いてください。ご迷惑かけません!
一生懸命やります!どうかお願いします…。」
床がこすれそうなほどに頭を下げる五郎を立たせた裕一は言いました。
「わかった。君を弟子にする!」「ちょっと待った!!」そこへ、飛び込んできたのは、音です。
実は、先ほどの客人で、新たな頭痛の種が降ってきたのです…。
「え!?文藝新人賞!!!」そう…そのお客とは、音の妹の梅(森七菜)でした。何と、文藝新人賞を受賞し、執筆活動を続けるために上京してきたのです!
姉の吟(松井玲奈)の家の方も考えたのですが、あちらは息が詰まるとけんもほろろ…。
裕一と音は、さすがに年頃の五郎と梅の同居はいかがなものかと思いを巡らせます。
『梅…。』『五郎さん…』
そんなロマンスは…。「ないな。」「ないね。」2人の意見は一致しました。
「大丈夫じゃない?」「じゃ~こっちもいい?」
「うん!にぎやかでいいんじゃない?」「食費はかかるけどね!」
裕一は、目をぱちくりとさせるのでした。
こうして、突然5人住まいとなった古山家。
「おかわりください!」「また~?五郎ちゃん、食べ過ぎ~」
すっかり、慣れたらしい華(田中乃愛)が、笑っています。
「すみません。こんなおいしいご飯、久しぶりで…。」
「葉っぱでいいって言ってたのにね」食欲旺盛な五郎に、裕一も苦笑い。
「恐縮です。」梅は、まさかの同居人に警戒心を隠そうともしません。
「ご馳走様。」
「梅、残して行儀が悪い!」「…あ、僕がいただきます。」
梅の食べ残しまで、きれいに完食する五郎なのでした。
梅は、2階の空いていた部屋に住むことになりました。
その部屋に、音がやってきて、実際に梅の
小説が載っている雑誌を見て、受賞したことを実感していました。
「でも、結ちゃんは、これを16歳で取ってる。それに、もう本を10冊も出しとる。私は、まだ1冊。」…幼馴染の結との距離を改めて実感した梅でしたが、
以前父・安隆(光石研)の幽霊に会って、話をしたことを思いだしていました。
「『負けを認めろ』って言われた。」
自身もその安隆の幽霊と会って話をした音は、少しだけ自分の殻を割ろうとする梅を見て、優しくほほ笑みます。
こうして、梅の東京での生活が始まりました。
以上、ドラマ「エール」第66話のあらすじ・ネタバレについての紹介でした!
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