ドラマ「エール」第72話のあらすじ・ネタバレについて紹介します!
[あらすじ]
「露営の歌」のヒットから1年後。
裕一(窪田正孝)をたずねて、吟(松井玲奈)と吟の夫の智彦(奥野瑛太)が古山家を訪れる。智彦は自身が勤める陸軍の馬政課でつくることになった
映画「暁に祈る」の主題歌の作曲を裕一にお願いしにやって来たのだ。
裕一は作詞家と歌手を指定することを条件に、この話を引き受ける。作詞を鉄男(中村蒼)、歌を久志(山崎育三郎)が
担当する“福島3羽がらす”がついに始動する。
[ネタバレ]
「古山さんに曲を作っていただきたいんです。」
それは、智彦が所属する陸軍の馬政課で『暁に祈る』という軍馬について、世間の関心を高めるための映画を作ることになり、その主題歌
を作ってほしいという依頼でした。
ハキハキとした智彦の勢いに押されつつも、自分の曲を使いたいと思ってもらえたことに対して、素直にお礼を言った裕一(窪田正孝)。
そして、1つ
尋ねました。「あの…詩は、もうできてるんでしょうか。」
「あ…いや…作詞家は選定中でして…。」そこで、裕一は2つ条件を出して、この依頼を受けることにしました。
「それでしたら…作詞家と
歌い手を…こちらで指定させていただくことは可能でしょうか…。」
一方、台所では関内姉妹がそろって台所に立っていました。
吟の化粧っ気のなさを気にしていると…軍人の妻である吟は、
ぴしゃりと言い返します。
「今は、お国の非常時よ?着飾っとる暇があったら、やるべきことをやらんと。例えば…『国防婦人会』」『国防婦人会』とは、割烹着にたすき姿で出征兵士の見送りなどに
参加していた戦争を支える女性たちの事です。「あんたんとこの分会長さんから聞いたわよ!あんた、顔出しとらんって。」軍人の妻と作曲家の妻…吟は、世間と自分たちとの温度差を感じるのでした。
さて、食事時。一生懸命、家の手伝いをする華(田中乃愛)を智彦が褒めています。
それを見て、吟は、寂し気な表情を浮かべました。
食事を終え、智彦と吟は古山家を後にします。
智彦は吟に言いました。
「古山家とは、うまく付き合ってくれよ?彼は、陸軍にとって、大事な人材だ。」
冷たい声で吟に言い放つと、さっさと帰路につきます。
吟は、玄関に貼られた音楽教室のチラシを見て、ため息1つ。
「のんきでいいわよね。」さて、智彦からの依頼に条件を付け、受けることにした裕一は、鉄男(中村蒼)のおでんやに向かいました。
「映画の主題歌?」「そう!大将と久志と僕の…『福島三羽ガラス』で
やらせてくれるって!」
裕一が智彦に出した条件、それは、作詞家を鉄男に、歌い手は久志(山崎育三郎)にというものでした。こうして、『福島三羽ガラス』が、ついに始動したのです!
バンブーの保(野間口徹)と恵(仲里依紗)も、その報告を喜んでくれました。その一方で、音楽教室に人があつまったかも気にしてくれていました。
「…全然。」「1人も?」「無料なのに…。」
それを聞いた保は言いました。
「それが原因だったりして…。
ほら、『タダ』って怪しいじゃない。何されるかわかんないって思われてるのかも…。」『無料』にしたのは、自身が教えるプロではないから
という理由でしたが、チラシだけでは、そこまで伝わらなかったのではないかという保の言葉を聞いた恵が目を光らせました。
「私に任せて!」恵は、サラサラッと、わかりやすい広告を描き上げたのです。
「すご~い!」「時々頼まれて、新聞広告描いたりしてたから」
「へ…へぇ…初めて聞いた。」保は、また恵の知らない一面を目の当たりにするのでした。「これを…人の多い所に…あ!」
恵は、そうブツブツいいながら、お客さんの1人に目を付けました。
そして、音楽教室について、嘘は言っていないものの、少々盛り気味の志を説き始めたのです。その相手とは、人気のお団子屋さんのご主人です。
そこにチラシを貼ってもらえれば、効果がありそうです。
「じゃ~これ、貼ってあげるよ!」
ご主人は、快くOKしてくれました。その時です。
「あの~…。この音楽教室は…。」そういって、1人の女性が入ってきました。
「……。はい!!!うちです!すぐそこです!」
「うちの息子を通わせてみたいのですが…。」
何と、生徒第1号になりそうなお母さんがやってきたのです!こうして、恵たちの協力もあって、生徒が続々と集まり、
ついに音楽教室が始まることになりました。
女の子4人と男の子1人。
先生と呼ばれくすぐったそうです。
「華も一緒に歌おうよ。」「私は…いい。」しかし、華はさみしそうに、部屋を出て行ってしまうのでした。
それでも生徒たちは、待っている…そう切り替えて歌い始めましたが…。
一節歌って、女の子たちが笑いはじめてしまいました。「やめてよ~弘哉くん!すっごい音痴~」「大丈夫だよ!声は、とてもよく出てるから!」
そういって励まし、改めて歌い始めますが、やはり弘哉(外川燎)は、調子っぱずれ…。女の子たちは、笑いが止まりません。
レッスンが終わる頃、弘哉の顔からは、すっかり笑顔が消えていました。
しょんぼりと帰っていく弘哉を引き留めたのは、唯一笑っていなかった女の子の佐智子(森美理愛)でした。
「また、来週もくるよね?」弘哉は、少し俯いて言いました。「こんなとこ…本当は来たくなかったんだ。
でも、母ちゃんが言ってみろって…しつこく言うから…。
」「そのうち楽しくなるかもよ?」「いいよ…笑われるだけだし。」「そんなこと言わないで!ね!いこ!」佐智子は、弘哉の手を引いていきました。
そして、何となくそんな一部始終を、裕一はたまたま目にしていました。
「弘哉くんのお母さんからは、歌が苦手なことは聞いてたんだけど…。」「まぁ…まだ初日だしね!そのうち…。」「その前に辞めちゃうかも…。」
「う~ん。やめないかも。」「どうして?」「うん?どうしてかな?」裕一は、佐智子の存在があれば、弘哉は続けてくれるかもとニヤリと笑いました。自分も男の子…弘哉の気持ちは、何となくわかるような気がしていました。
「華は?一緒にやったの?」「私はいいの。」そういって、おもちゃへ向かう華。「何度も誘ったんだけどね…。」「華~どうしてやんないの?」「これにしよ!」音楽に対しての質問にはノーリアクションの華。
裕一は、台所に向かい小声で言います。
「音楽興味ないのかな…?」「…。まぁ、そのうちやりたくなるかもしれないし…。」「そ…そうだね。」まさかの娘・華の音楽への無関心に驚いていましたが、今はまだ様子見です。
さて、翌週の音楽教室。弘哉は来ました。でも、やっぱり音がうまくとれません。「もう!弘哉くん!いい加減にしてよ!キレイな歌が台無し!」ひとりの女の子が、ついに弘哉に怒り出してしまいました。
もちろん、それを佐智子がかばいます。ケンカになりかけた二人の女子を見て、いたたまれなくなった弘哉は部屋を飛び出してしまいました。「僕もう辞めます!」そんな弘哉を呼び止めたのは、その日は家にいた裕一でした。
「弘哉くん!ちょっといい!」そういって、部屋に呼んだ裕一は、弘哉にハーモニカを渡しました。そして、自分のハーモニカも取り出し、今日歌っていた曲を一節吹いて見せました。
「…すごい…。」
目を輝かせた弘哉に、吹いてみるよう促すのでした。
それから数日後…。裕一と鉄男は、陸軍の馬政課にいました。ひとまず出来上がった詩を見せに行ったのです。智彦と一緒に入ってきたのは、智彦の上官にあたる武田少佐(斎藤歩)です。
鉄男の詩を見た、武田少佐の第一声は…。
「軟弱ですな。」そんな辛辣な一言でした。
以上、ドラマ「エール」第72話のあらすじ・ネタバレについての紹介でした!
朝ドラ エール 福島三羽ガラス 佐藤久志と村野鉄男役は誰?代表作は?コロンビア三羽烏こちら
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