『鬼滅の刃』伊黒と蜜璃は最後はどうなったのか?結末を考察させていただきます!
[蜜璃にだけは優しい伊黒]
鬼殺隊で蛇柱を務める伊黒小芭内。
その性格は「蛇のようにネチネチしている」と称されています。
彼が喋るときには、常にネチネチという擬音が付いて回るほどです。
しかし、唯一蜜璃
と接する時だけは、まるで人が変わったかのように優しく、配慮ある言動を見せるのです。
そして、伊黒と蜜璃のなれそめですが、伊黒の一目惚れであったことが明かされています。
二人の出会いは、蜜璃が鬼殺隊に入隊した日のこと。
産屋敷邸で迷ってしまった蜜璃は、偶然出会った伊黒に助けを求めました。
その時伊黒は、蜜璃のあまりの可愛さに、度肝を抜かれたそうです。
相棒の蛇、鏑丸も、パニックになって伊黒に噛みついてしまいました。
ちなみに、本編で伊黒の蜜璃への思いが初めて示唆されたのは、124話のことでした。
唐突に本誌に、食堂で仲良さげに
食事をとる蜜璃と伊黒の扉絵が掲載されたのです。
以前にも、柱合会議にて苦言を呈する伊黒に対して、蜜璃が「ネチネチして蛇みたい、しつこくて素敵」と頬を染めるシーンがありましたが、
蜜璃は恋柱の名の通り、誰にでもときめいてしまう性格なので、問題視されていませんでした。
それまであまり接点のなかった二人が、実は一緒に食事に行く仲であったことを知り、読者は驚かされました。
[伊黒の片思い?]
伊黒と蜜璃(通称:おばみつ)は132話にて文通をしていることが明らかになりました。
おばみつファンの間でずっと議論されてきたのが、「伊黒が蜜璃を好きなのは明白だけど、蜜璃は
伊黒のことをどう思っているの?」ということでした。
「文通までしているのだから、二人は絶対両想いだ!」というファンもいれば、「蜜璃のことだから、誰のことも無下にできず、
なんとなく文通しているのでは?」
「蜜璃は他の人とも文通していそう」
「伊黒の片思いなのではないか?」というファンもいました。
しかし、公式ファンブック「鬼殺隊見聞録」が発売され、
その議論には終止符が打たれます。
「蜜璃が一番気になっている柱は?」という質問に対し「しのぶも含め全員気になっていますが、特に伊黒さんと食事や文通をする時が楽しいようです」
との回答が掲載されたのです。
これにより伊黒だけの片思いとはいえず、蜜璃も伊黒の事を好きであるという事が分かりました。
[伊黒が素直に告白できない理由とは?]
ほとんど両想いと言えた伊黒と甘露寺でしたが、伊黒は甘露寺に思いを伝えるつもりはありませんでした。
その理由が明らかになったのは、188話のことです。
その回では、いつも白い包帯を口に巻いていた
伊黒の素顔と、つらすぎる過去が判明しました。
伊黒は、生まれた赤ん坊を鬼に与え続けることで、対価として富を得る、恐ろしい一族の元に生まれました。
伊黒自身も、生まれてすぐ生贄になる予定でしたが、
珍しい男の子であったこと、綺麗なオッドアイであったことから、鬼に気に入られ、体が大きくなり肉が増えるのを待ってから、捧げられることになりました。
伊黒は、生まれた時から座敷牢に入れられ、
たくさんの食事を与えられ育ちました。
12歳になったある日、座敷牢から引きずり出された伊黒は、蛇のような姿をした鬼の元へ連れていかれます。
その鬼は伊黒を見ると「小さいねえ小さいねえ。やっぱり
もう少しだけ大きくしてからにしようかねえ」と言います。
すべてを理解した伊黒は恐怖で震えました。
蛇のような鬼は、伊黒の頬を切り裂き、自分と同じ形にすると、あふれ出る血を飲みました。
伊黒はその日以来、必死に簪で座敷牢の壁を削り、命からがら屋敷を抜け出しました。
しかし、お気に入りの生贄が逃げたことで、激怒した蛇の鬼は、伊黒の親族をほとんど殺してしまいました。
忌まわしい一族の元に生まれたこと、自分のせいでその一族がたくさん死んだこと、また、自分の顔には忌まわしい傷跡があること…。
汚れている自分は、蜜璃にふさわしくない。
そう思っていた伊黒は、無惨を
倒して死に、生まれ変わった世界で蜜璃に思いを伝えようと決意します。
[無惨戦でお互いの気持ちを確認]
そんな伊黒と蜜璃ですが、無惨との最終戦で、瀕死の重傷を負ってしまいます。
無惨を倒し、喜びの声がこだまする中、瀕死の蜜璃を伊黒が抱きとめます。
他の重傷の柱には、手当のため隠が駆けつけているのに、
二人の周りに隠はいませんでした。
二人が一目見て、もうどうにもならないほど重傷だったのか、伊黒が二人きりにしてほしいと頼んだのか、真実はわかりません。
死の間際、自分は戦いで役に立たなかった、と
蜜璃が謝ります。
伊黒は、初めて会った日のことを思い出し、「君と話していると、とても楽しい。」「底抜けに明るく優しい君は、たくさんの人の心をも救済している。胸を張れ。俺が誰にも文句は言わせない。」
と言い、蜜璃を強く抱きしめます。
その言葉を聞いた蜜璃は涙を流します。
「私、伊黒さんが好き。」「伊黒さんと食べるご飯が一番おいしいの。だって伊黒さんすごく優しい目で私のこと見てくれるんだもん。」
「伊黒さん伊黒さんお願い。生まれ変われたら、また人間に生まれ変われたら、私のことお嫁さんにしてくれる?」その言葉に伊黒は、涙を流しながら「もちろんだ。君が俺でいいと言ってくれるなら」と返します。
以後、二人が死んだという描写はありませんでしたが、203話にて、黄泉の国から炭治郎を救い出そうとする伊黒と、蜜璃の腕が登場し、二人があのまま死んだことが、確定になってしまいました。
あまりにも悲劇的な結末でしたが、甘露寺は鬼殺隊入隊の理由であった「添い遂げる殿方を見つける」という目的を果たし、伊黒も「一度死んで血を浄化したい」という目的を達成したのでした。
[最終話で夫婦となっていた二人]
あまりにも悲しい結末を迎えた二人でしたが、最終話にて、救いが描かれていました。
なんと、現代に転生した伊黒と甘露寺は、夫婦となり、二人でメガ盛りの食堂を切り盛りしていたのです。
カウンターの上には、蛇の置物も置かれていました。
現代の二人の間にどんななれそめがあったのでしょうか…。最終話で二人が登場するのは一コマだけなので、あとは想像するしかありませんが、長い時間を経て
ようやく二人は結ばれたようでした。
以上、『鬼滅の刃』伊黒と蜜璃は最後はどうなったのか?結末の考察紹介でした!
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