ドラマ「古畑任三郎」第12話のあらすじ・ネタバレを紹介します!
第12話「最後のあいさつ」
[あらすじ・ネタバレ]
“火事の時は119番。どうして最後が「9」なのかご存じですか。ダイヤル式の電話の場合、大きな数字の方がダイヤルが元に戻る時間が長い、それだけ心が落ち着くという事です。
つまり、プッシュホンの時代にはほとんど意味ないんです”
警視庁警視・小暮音次郎(菅原文太)は、孫娘を殺害したグループのリーダー・生原治(鈴木隆仁)が証拠不十分で無罪になったことを受け、自ら裁きを下す決意をする。密売人を
装って麻薬バイヤーに取引先を指定した小暮は、近くの安ホテルで自らそれを張り込むことでアリバイを作ると、ホテルから抜け出し、生原を射殺した。その後、なにごともなかった
のかのようにホテルへ戻る小暮。その様子をホテルの支配人・井戸(梶原善)は部屋から出て見上げるのだった。事件があった現場では早速、検証が行われていた。いたのは古畑(田村正和)
今泉(西村雅彦)。心臓を1発でやられているので、プロによる犯行。使用された銃が暴力団がよく使うものだったので、恐らく抗争に巻き込まれたのだろうと今泉は推理する。しかし、
古畑はにくまんを食べ話半分で聞いている様子。現場を見た古畑は亡くなった生原が裁判で無罪になった男だと聞かされる。「小暮さんは?今夜どこ?」今夜は張り込みだという。
裁判と小暮の繋がりを知っていた古畑は、小暮の近辺を当たり始める。今泉も同行し、早速小暮が泊っているホテルへ聞き込みに行く。聞くと204号室に山田五郎という偽名でいることが
分かった。「小暮さんらしいね」と古畑はまさか犯人とは思ってないような口ぶり。操作に非協力的な支配人・井戸に先導されながら部屋へ向かう3人。部屋に入ると古畑は言いにくそうに
事件があったことを伝える。「実は生原治が死にました」「いつ?」「ついさっきです」「殺されたのか?」「胸を撃たれて」「そうか」「えー、なんと申し上げたらよいのか…」
「」よい知らせと悪い知らせを同時に聞いたような感じだ」「そして私がその担当になりました」「古畑」「はい」「言うまでもないが…奴は殺人者だ…」「小暮さん、犯人ではありません
裁判で無罪になってます。」小暮は立ち上がる。「しかし間違いなく奴がリーダーだ。なにが証拠不十分だ。証拠なんてなくったってそんなことは分かる。デカがこんなこと言っちゃまずいか?」
「はい」と古畑。「しかし、分かってくれ古畑。なにしろ俺は孫娘を殺されてるんでな。」「お察しします」「天罰だよ、これは。こんな嬉しい知らせは最近なかった」「悪い知らせっていうのは?」
「できれば自分の手で殺したかった…誰か知らんが、先越されちまったようだ」「犯人が誰だかきになりませんか?」「誰だ?」「まだ分かってません…ただ、限りなくプロに近い人物の仕業かと
思われます。えー、犯人はですね、生原が仕事を終わる時間、そして家に帰る帰り道、すべて知り尽くしてます。実に用意周到な殺人です。」「どうせろくでもない奴としか付き合ってなかったんだろ。
敵も多かったんじゃないのか?」「そうだと思います」「こちらのヤマは解決しそうなんですか?」「気長にやってるさ」「今日は何時頃からこちらに?」「5時には来てたか」「お1人で?」
「いつだって1人だよ」「集団行動が苦手で…お前と一緒だよ」そこで小暮は今泉になに突っ立ってるんだと声をかける。どうやら今泉はかなり緊張しているようだった。警視の小暮とはそれだけ
雲の上の存在だったのだ。古畑はなりふり構わず話を続ける。「5時からずっとこちらに?」「そうだ」「なんだ、これは尋問か?」「いやいや、とんでもないです」「容疑者か、俺は」
「いや、お気に障ったらすいません」しかし、気持ちは分かるという小暮。「動機は十分だからな」「今夜はずっとこちらに?」「あぁ」「1歩も外へは?」「出てない。しかし、残念ながら証明
するものはなにもないな」「信じます」古畑はらしくないセリフを吐く。「鵜呑みにするか?」「小暮さんですから」「いいのか?」「はい」「ちょっと待て、事件があったのは何時だ?」
「えー、6時10分です」その時間に通行人が銃声を聞いてるので間違いないという。小暮は立ち上がりベッドに置いてるスーツのポケットから手帳を取り出しパラパラとめくり始める。
「アタッシュケースを持った男が前のバーに入ったのは確か…6時15分だ。俺はここでそれを見ていた。こいつはいいぞ。その時間ここにいたという証拠にならんか?」「なります」「アリバイ成立だな」
「ただし、他に証人がいればです。」アタッシュケースを持った男が6時15分に入ったのを見た人物を探すことができれば、小暮のアリバイは成立する。小暮は古畑に探すよう指示を出す。
ロビーに戻った古畑は支配人・井戸に小暮が本当に1歩も出てないか再確認していた。井戸は出てないと思うと言う。続けて部屋の掃除はしたか聞くとそれもしてないという。古畑が目を付けたのは
灰皿だった。ヘビースモーカーである小暮にしては、5時からいたのに吸い殻が少ないという。一方、古畑と今泉が飲食店で食べてる時、小暮のサポートをしている刑事が現れる。古畑は
アタッシュケースを持った男が店に入る時間を聞くと6時15分だったという。「アリバイ立証されましたね」と今泉。再び小暮の部屋に戻る古畑と今泉。「えー、ぜひともお知らせしたいことが
ございまして」「なんだ今度は」「小暮さんの容疑晴れました。アリバイ証明されました」そういってモスバーガーの差し入れを渡す古畑。今泉の分はなかったため、古畑が小暮にあげていたりんごを
かじり始める今泉。しかし、食べるとズルズルで腐っているという。それを聞いた古畑は突然、今泉を連れ外へ。今泉にりんごを鑑識に回せという。表面のズルズルが気になるようだった。
部屋に戻った古畑は今泉はりんごが腐ってて腹を壊したので先に帰らせたと嘘を言う。張り込みをしているが動きがないことで小暮は決断し、バイヤーだけでもしょっぴくと古畑にも来いと
連れていくのだった。店の前につくとタイミングよく他の刑事たちが続々と現れる。その刑事たちに指示を出す小暮。「3分後に突撃だ」そして突入した小暮たちは見事バイヤーを捕まえる。が、
尋問はまかせたと小暮は出ていってしまうのだった…。
”やはり生原を殺したのは小暮警視です。彼は張り込みを利用して生原を殺害しました。つまり小暮警視のアリバイは偽物です。彼がどういうトリックを使ったのかお分かりですね?そして、りんごの謎…
これも考えてみてください。(誰と話してんだよ)こちらの人物と。古畑任三郎でした”
古畑は管理人・井戸の部屋を見せてもらっていた。すると、窓際には白いものがびっしりと付着していた。それを見て何か閃く古畑。その足で再び小暮の部屋を訪れると、会ってもらいたい人物がいると
入ってきたのは古畑の弟の金四郎だった。「記念に握手してもらいなさい」と無言で握手しすぐに外へ出ていってしまう金四郎。古畑は鑑識から連絡があったとその内容を伝える。りんごの表面に付着していた
ヌルヌルは消火器の泡であることがわかったのだという。今夜、ボヤがあり心配になった管理人・井戸は小暮の部屋を見に来ていたのだった。「小暮さん、あなたがいない間にここは大変なことになってたんです」
「俺は1歩もここからでていない」「しかし、管理人さんはあなたはいなかったと言ってます」管理人・井戸が口をなかなか割らなかった理由はボヤがバレるとまずいという理由からだった。ボヤがあったのが
ちょうど6時頃…しかし、小暮は6時15分にバイヤーが入っていくのを見たからそれで充分だろうという小暮。しかし、古畑はあなた自身が呼んでいたのであれば時間を合わせることはできると推理。
しかも、バイヤーの顔を知らなかったから踏み込んだ時、相手を間違えたのだと指摘。しかし、それでも口を割らない小暮。古畑は「いいよ」と言って先ほどの古畑の弟・金四郎が手錠をかけて入ってくる。
「弟じゃないんです。本当の弟は家で寝てます。彼が…バイヤーなんです。あなた、ここでも店でも確認できなかった…いかがですか?」「君が弟と紹介すから…」「それは違います。私はあなたが「こちらは?」
っておっしゃるまではあえて黙ってました。弟ですとお答えしたのはその後です」これにより小暮の全てのアリバイ工作が崩れ、ついに小暮は観念した。「俺の負けだ」
以上、ドラマ「古畑任三郎」第12話のあらすじ・ネタバレの紹介でした!
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