古畑任三郎 第1シリーズ 第6話 ピアノ・レッスン あらすじ・ネタバレ

ドラマ「古畑任三郎」第6話のあらすじ・ネタバレを紹介します!

第6話「ピアノ・レッスン」

[あらすじ・ネタバレ]

“自分が人に嫌われてんじゃないかって心配している皆さん、安心してください。そういう場合は大抵本当に嫌われています。問題なのは自分が人に嫌われているのが分かってない
人の方で…”

塩原音楽学院理事である世界的ピアニスト・井口薫(木の実ナナ)は、現理事長の川合健(中丸新将)をスタンガンで襲撃。心臓に持病を抱える川合をショック死させた。

しかし、
殺害の際にピアノの弦(最低音のD)が切れてしまったため予定していた音楽祭、塩原の代表曲『追想のレクイエム』が演奏できなくなり、急遽その音を使わない曲『北京の冬』に
変更する。

井口に関して調査する古畑(田村正和)と今泉(西村雅彦)は色々な井口に関する情報が分かった。以前、亡くなった塩原の愛人であったこと、生徒にも暴力をふるったことが
あるということ、痴漢を逆に殴り倒し半殺しにしたこと…井口の性格は穏やかではないらしい。

一方、川合に関しては代変わりしてから音楽学校が大きくなった、回りから嫌われていた、
金儲けに走りすぎてると批判が絶えなかったということが分かった。

そのことから古畑の頭の中には、川合を殺害したのは井口かもしれないと睨んでいた。それらを踏まえなぜ井口は
曲目を変えたのか…古畑は考えていた。

そんな古畑の目に入ったのが、ピアノの下にある車輪とそこについている値札のようなもの。それを見た古畑は急遽、柴崎を呼ぶように手配するのだった…。

 

”えー、井口薫は川合健を殺害しました。方法はスタンガンによるショック死…証拠はありません、残念ながら。しかし、彼女は1つボロを出しました。彼を殺したのが自分であると知らず知らず
のうちに告白していたのです。考えてみてください。解決編はCM後に。古畑任三郎でした。”

舞台にやってくる井口。観客席から拍手を送る古畑。

「素晴らしい演奏でした。ただ、やっぱり『追想のレクイエム』が聞きたかったですね。話によると名曲だそうで塩原先生の代表曲」
「いい曲です」「今度CD買って聞いてみます」「ぜひ」「あれは何ていう曲ですか?さっき弾かれたのは?」誘導するように訊ねる古畑。

「北京の冬」「音楽祭にしてはちょっと明るい曲
でしたね」「全然ふさわしくないでしょう。ここは北京でもないし、今は冬でもないし…でも再低音のDを使わない曲…他には思いつかなかったんです」「咄嗟にひらめいたんですか?」
「えぇ」

「さすがプロだ。普通だったら舞い上がっちゃって頭真っ白になるところです。いつ見つけたんですか?弦が切れてんのを」

「ステージに立った時です」「見えたんですか?」
中までしっかり見えたという井口。

離れているのによくどの弦が切れてるか分かりましたねと古畑。井口は2歳のころから弾いてるからだと言う。

続けて井口「何が言いたいのかしら?
回りくどい話はそろそろやめにしたら?」立ち上がる古畑。

「本当はもっと前から知ってたんじゃないですか?」「いいえ。どうしてそう思うんですか?」「あなた…ずっと調律のこと
気にされてましたね。

調律をすれば弦が切れてるのが分かる。低音部の弦は切れたら直しようがない。当然自分のところに言いにくるはずなのにそれがない。だから…焦ってたんじゃないですか?」
「さぁ?」誤魔化す井口。

「あなた…リハーサル室でなにか調べ物をしてましたね。えー楽譜のファイルを色々…低音部のDを使わなくても弾ける曲を探してたんじゃないですか?」証拠は
ないが、古畑は続ける。「しかし大胆な方です。

私が目の前にいるのに平然と楽譜をめくってらっしゃった。感服します」「ありがとう。もういいかしら帰って」シラを切る井口。古畑は首を
横に振る。「あなた…嘘ついてます…弦が切れたのを知ったのは演奏の前じゃありません」「いいえ」「不可能です」「どうしてそんなことがわかるのかしら?」「見て分かるはずがない」
「そんなこと言われても困ります。私には分かったんです」「どう考えてもおかしいんですけどもね」「なぜ?」古畑はピアノの前に行き最低音のDはこの音かと確認する。

間違いないという井口。
さらに古畑はこの弦が切れてたんですね?と言い鍵盤を押すと鳴らないはずのDの音が鳴る。

弦は切れてなんかいなかったのだ。

厳密には切れたピアノと新しいピアノをスタッフが交換していたのだった。
このピアノはリハーサル室にあったピアノだといい、証拠にピアノ下の車輪に魚肉ソーセージのシールがついていた。井口の性格が災いし、色々言われるのを恐れたスタッフが秘密裏に
ピアノを交換していたのだった。当然、井口はその事実を知らない。

これにより弦が切れたのを見つけたのは、演奏する前でなく以前から知っていたということが証明された。井口が弦が
切れたのを知ったのは川合を殺害した時ということも証明された。

この事実を突きつけられた井口はついに犯行を認めたのだった。

以上、ドラマ「古畑任三郎」第6話のあらすじ・ネタバレの紹介でした!

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