大河ドラマ『鎌倉殿の13人』1話 あらすじ ネタバレを紹介します!
第1回「大いなる小競り合い」
[あらすじ]
1175年、平清盛(松平健)が大権力者として君臨していた日本。
伊豆の地では、北条義時(小栗旬)が兄・宗時(片岡愛之助)
姉・政子(小池栄子)らとのんびり暮らしていた。
しかし、流罪人
源頼朝(大泉洋)が義時の幼なじみ八重(新垣結衣)と恋仲になり
男児が生まれたことで状況は一変。
清盛から頼朝の監視を任されていた八重の父・伊東祐親(浅野和之)は激怒する。
頼朝が姿をくらます中、北条家にも捜索命令がくだり…。
[ネタバレ]
義時:「姫、振り落とされないよう気を付けて!」
北条義時(小栗旬)が馬に乗って走っている。うしろには赤い布に覆われた姫もいた。
【平清盛(松平健)の絶頂期】
平安時代の末期。
平家の総帥(そうすい)・平清盛(松平健)が絶頂期を迎えていた。
清盛は宿敵の源氏を追い落として、帝(みかど)や朝廷さえも支配していた。
京から遠く離れた伊豆も
平家の傘下にある。
伊豆の豪族・北条四郎時政(坂東彌十郎)の息子である小四郎義時(小栗旬)は兄・三郎宗時(片岡愛之助)、姉・政子(小池栄子)、妹・実衣(宮澤エマ)らと暮らしていた。
時政(坂東彌十郎)が戻ってきた安元(あんげん)元年(1175年)秋。
時政は、帝を警護する役目を終えて3年ぶりに北条の館に戻ってきた。
広間では近隣の豪族たちが集まり、酒宴が行われる。
時政の向かいの席では、気心の知れた相模の三浦義澄(佐藤B作)が飲んでいた。
【源頼朝(大泉洋)と祐親の関係】
源頼朝(大泉洋)は、かつては平家のライバルであった源氏一族の嫡流である。
16年前、頼朝の父・義朝(よしとも)が率いる源氏は、平清盛率いる平家と戦い敗れた。
清盛は、生き残った
頼朝の命を助けて伊豆の国へと流した(流罪)。
その際、流罪人の頼朝の監視役を任されたのが義時の祖父・伊東祐親だった。
清盛に目をかけられた祐親は、伊豆で一番の力を持つようになった。
時政と義澄はこの祐親の娘たちをめとっている。
【八重(新垣結衣)の思い出】
三浦義村(山本耕史)は「伊東の爺様、聞いてるか?」と義時に尋ねる。
義澄がいう「爺様」とは平家の家人(けにん)・伊東祐親(浅野和之)のこと。
義時は、義村が源頼朝と八重(新垣結衣)の
間に子供が生まれていると聞く。
そして八重の父・伊東祐親は激怒した。
(頼朝の監視役だったので)平家に知られるとただではすまない。
祐親は頼朝を殺すように家人(けにん)に命じたが、頼朝は逃亡したという…。
義時は、3年前の宴の席で、幼馴染の八重がこちらを向いて微笑んだのを忘れられない。
「俺のこと好きなのかと思ってた」とショックを隠せない義時。
そんな中、兄・宗時が「佐殿(すけどの)(=源頼朝)の
ことどう思う?俺は佐殿に手を貸す。源氏につく」と義時に言い出す。
行方不明の源頼朝がなんと北条家でかくまっている…と兄から知られた義時は戸惑う。
しかも父・時政には頼朝をかくまって
いるのを言っていなかった。
義時は兄に連れられて、源頼朝と会う。
宗時は「これより、わが弟、手足となって源氏再興に尽くしまする」と義時を紹介。
宗時は、八重と子を救うことも誓って、部屋を出る。
宗時:「俺は佐殿の力を借りて平家をぶっ潰すぜ!」義時は「話が大きすぎる」と笑った。
【政子(小池栄子)と頼朝の出会い】
政子は、食事を持っていったついでに、客人が源頼朝と気づいて、恋に落ちる。
義時は、 三浦義村に内密の話として、源頼朝が立ち上がったときの勢力を尋ねる。
三浦義村は驚きつつ、
頼朝に今は力がないことを伝える。
宗時は佐殿を守るため、畠山重忠(中川大志)と和田義盛(横田栄司)に警護を頼んだ。
義時は、平家打倒にやる気がない。
穏やかに過ごせていると思っている。
しかし兄と畠山・和田は、頼朝と組んで挙兵する気だ。
三浦義村は、父・義澄(佐藤B作)に北条家に源頼朝がいると報告。
義澄は、祐親に伝えないと後で怖いと判断する…。
【祐親が北条家へ】
伊東祐親が、北条家へやってきた。
祐親は時政に、「頼朝が訪ねてきたら、いったん受け入れて、すぐワシに知らせてくれ」と頼む。
時政も、頼朝をしらみつぶしに捜すことを誓う。
そんな中、政子は蹴鞠(けまり)を一緒に源頼朝としたり、仲良くなっていく。
頼朝が庭にいたことに気づいた義時は、源頼朝を部屋に入れる。
厠(かわや/=トイレ)にもいかず、瓶にするよう伝える。
【父の再婚】
伊東祐親は、土地と妻を奪ったことで、工藤祐経(坪倉由幸)に恨まれていた。
時政は再婚すると家族に話す。
相手は、牧宗親(まきのむねちか)の妹・りく(宮沢りえ)だ。
牧家は公家の
家柄で、「向こうがワシを見初めた」とのろける時政。
義時は、義母の鶴が亡くなって間もないので「早くないですか」と言ったが
父が決めたことは決定だった。
宗時は「もうひと花咲かせてください」と太鼓持ち。
「三島の祭りと正月が一緒にきたようだ。めでたい」と浮かれている時政。
ここぞとばかりに、宗時と義時が源頼朝をかくまっていることを明かす。
時政は怒った。平家打倒を熱弁する宗時だが、時政は
「なんだよお。弔いまで重なったよお」と地団駄を踏む。
時政が源頼朝に挨拶。
頼朝は「長居するつもりはない。おぬしらに受けた恩、決して忘れない」と告げた。「わりといいやつだったな。」と
安堵する時政は、宗時と義時に3日の猶予を与える。
【「会いたい」の意味】
翌日。義時は、頼朝から託された書状を手に伊東の館を訪れ、八重と会った。
書状には「会いたい」とあった。
それで八重は、頼朝のもとへ連れて行ってほしいと頼む。
しかし義時は、
「今は離れ離れでも、いつかまたともに暮らせる時を願う」という意味だと説明。
八重は「なんとかしなさい」と義時を責めてしまうが…「
小四郎!」と呼びかけて、幼少期に花を届けてくれたことを切り出す。
覚えていたくれたことを、義時は喜んだ。
しかし八重は野に咲く花で、摘んだ花は好きじゃない…と告げた。
義時は祐親に見つかって、父の嫁のことを聞きにきたと取り繕う。
父の方から
見初めたらしい。そして顔に痣(あざ)があると聞かされた。
「どんな痣か聞かないのか?」と追求する祐親。
実は、源頼朝の居場所を突き止めていて…祐親:
「今すぐ頼朝を引き渡せ。さもなくば、力ずくで
取り返すまでじゃ。帰って時政にそう伝えよ!」
【結末】
義時は、帰りに河原で、祐親に仕える善児(梶原善)が濡れた着物を持ってたたずむのを目撃。
源頼朝と八重の子である千鶴丸を沈めたのだ。
義時は北条家へ戻って、頼朝へ「千鶴丸は殺されました」と辛い事実を告げた。
頼朝は「人懐っこい子だった。宿命(さだめ)だったのだ」と読経を始める。
義時は北条家を守るため、源頼朝へ指摘する↓
義時:「そもそも佐殿(すけどの)(=源頼朝)は本当に兵を挙げるおつもりなのですか。
平家の世をひっくり返そうとおつもりですか」
頼朝:「私はこれまで何度も生き延びた。天は必ず生かしてくれる。何ゆえかわからぬ。おそらくは、この世にすべきことがあるのだろう。私に言えるのはそれだけだ。
立つか立たぬか、わしにもわからんわ」
義時が部屋を去ったあと…源頼朝は、 工藤祐経(坪倉由幸)に 伊東祐親の殺害を命じる。後のことは、頼朝が面倒みるからと。頼朝は「伊東祐親、決して許さぬ」と激怒した。
ほどなく、祐親の軍が北条家へやってきた。
時政は「いない」と言い張るが、祐親は信じない。
このままでは身内で戦になるが…政子の妙案で、源頼朝に赤い着物を着せて、うすく化粧して姫にみせかけ、敵の目を
あざむいて、馬に乗せて脱走させる。
冒頭のシーンへ。背に姫(=源頼朝)を乗せた義時が乗る馬は追っ手を振り切っていく…。
この時期。清盛は大和田泊(おおわだのとまり)に港を開き、宋との貿易で莫大な財産を築いていた。
後白河法皇(西田敏行)は、清盛と蜜月関係にあったが、その関係も終わろうとしていた。
奥州の平泉に一大勢力を築いていた藤原氏。
そこでは、藤原秀衝(田中泯)の庇護を受けて頼朝の異母弟・源義経(菅田将暉)が
暮らしていた。
やがてその才能で平家を滅亡においやる、あの義経である。
[歴史好きが語る鎌倉殿の13人]
頼りなさそうな頼朝をみんなで担ぎ上げて中央を目指していく…
そんな、予感を感じさせる1話だったように思えます。
そして最後にはこの話の主人公ともいえる源義経が登場し
これは今後の頼朝との関係性は普通ではない
というのをあたかも暗示させるような、そんな印象を受けました。
全体的なことでいうと、固くて面白みの少ない大河ドラマを脚本・三谷幸喜さんの手腕により楽しくてシリアス、軽くて深い、批判覚悟で超高難度を目指す
三谷さんの挑戦大河ドラマという感じでした。
これを入りにすれば鎌倉時代が好きになって、歴史を見直す人が増えていくかもしれませんし
当時の鎌倉時代なんて誰も本当のところわからないので、これはこれで素晴らしい
内容ではないかと思います。
最後に鎌倉時代が苦手で戦国時代が得意という方は今後、栗原英雄(役:大江広元)にぜひ注目してみてください。面白い繋がりが分かるかもしれませんよ。
以上、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』1話 あらすじ ネタバレの紹介でした!
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