最終回の視聴率は結局13.7%でした。
なんだかいい作品だったなあと思います。
おさらいをしていきましょう。
第7話「7年目、夢叶わず最愛の人の死!本当の試練と絶望」
2015年、サクラ(高畑充希)が花村建設に入社して7年目。
いよいよ美咲島の橋の工事が始まることになったが、サクラは子会社に出向していたため工事に関われずにいた。
そんな中サクラは黒川(椎名桔平)から橋の強度に問題があると告げられる。
調査したところ、国の安全基準はクリアしているが島民に噂が広がってしまい不安になっているので住民説明会を開くことになった。
そこでサクラに住民に安全だから問題ないと説明してほしいと頼まれる。
一方で同期の蓮太郎(岡山天音)は無事に一級建築士に合格し、すみれ(相武紗季)と交際を始めていた。
出典:mantan.wab.jp
後日、サクラは百合(橋本愛)らの同期メンバーを連れて帰郷する。
祖父の北野柊作(津嘉山正種)と再会し昔話に花を咲かせた。
出典:realsound.jp
その夜、サクラが席を外した際に柊作は4人に
「自分はもう長くないのでサクラのことをよろしくお願いします、仲間でいてやってください」と
頼んだ。
翌日、サクラは葵から他にも問題があると聞き、橋の強度を弱くし工事予算を抑え利益を上げようとしていたこと知る。
サクラは土木部役員の桑原に説明を求めるが相手にされず、「このまま工事を進めるか橋を諦めるかどちらかだ」と告げられ葛藤する。
頼みの祖父にも相談できずサクラは結論を出せずにいた。
説明会場に戻ると葵(新田真剣佑)らは「どんな結論を出しても自分たちはサクラを応援する」とサクラに告げた。
説明会が始まりサクラは「故郷の皆さんの生活を脅かすような橋は作れません」と涙を流し謝罪した。
重い足取りで家に帰ると祖父は亡くなっていた。
サクラは泣きじゃくり暴れ散らかした。
サクラの故郷の島に橋を掛けたい夢を実現するか島民の安全を守る為に工事を中止するか悩む姿がとても胸にきます。
また最愛の人との別れが追い打ちをかけ、サクラがどう立ち直れるのか今後の展開がとても気になりますね。
第8話「8年目、友からの5枚のFAX」
花村建設に入社して8年目、サクラは最愛の祖父を亡くし自身の夢であった故郷の島に橋を架けることも出来なかった。
サクラは気力を振り絞るも、部屋に篭り続けてしまう。
それから1年が経ち百合らはサクラがこのままではクビになってしまうこと心配し行動に出るが、どれもことごとく失敗してしまう。誰もサクラを救い出せない中、葵はサクラを元気づけようとするが、あえなく撃沈してしまう。
そんな中、黒川はサクラに解雇通知を送りつけ「顔を出せ」と告げた。
黒川の元にサクラが訪れるも退職届を出されてしまい為す術もなかった。
その後、サクラは自宅のAIスピーカーを話し相手に自問自答する日々を送る。
一方で同期の仲間たちはそれぞれが新しい生活を送っていた。
蓮太郎は新しいプロジェクトを任せれ、すみれと結婚していた。
葵と百合のあいだには子供ができており、百合は1人で子供を出産していた。
葵はケジメをつけるため百合にプロポーズをするが、内心ではサクラのことを忘れられないことを百合に見透かされ断られていた。
百合はサクラの祖父から「サクラを頼む」と言われたことを思い出し、仲間たちに協力を求める。
サクラの自宅に4人は思いの丈を綴った手書きのファックスを次々と入れた。
それを読んで胸を打たれたサクラは自分の思いを仲間たちに伝えるために部屋を出た。仲間たちのもとへ向かう最中、隣人の子供が事故に合う場面に出くわし体を張って助けたが、頭を強く打ってしまった。自分の部屋にたどり着くと意識を失い倒れてしまった。
出典:realsound.jp
塞ぎこむサクラとは対照的に百合たちはそれぞれの人生を進み始め、新しい生活が始まってきたところが印象的ですね。
それでもサクラの事を気にかけて行動するところに4人の深い友情が見えます。
第9話「忖度しない彼女が帰ってきた!」
百合ら仲間は9ヶ月間ものあいだ意識不明で入院していたサクラが目を覚ました事を知り病院に駆けつけ、サクラの無事を喜んだ。
サクラは葵から黒川が辞表を預かっていたがかばいきれなくなり会社がサクラを解雇した事を告げられた。その中サクラはみんなの手書きのファックスに力をもらったことを仲間たちに感謝した。
今まで通りサクラに相談をする彼ら。
そんな中リハビリをしているサクラの元に葵が訪ねてきた。
葵は「黒川さんが副社長になり立ち上げたプロジェクトのメンバーになった」と告げた。
サクラが感心する中、続けて葵は「プライベートの方は全くダメでプロポーズも失敗した。
百合には俺が必要ないのかな?」とサクラに相談するが「結婚や恋愛が苦手な私には難しすぎます」と謝られてしまう。
サクラは就職先を探すが正直な物言いの性格からどこも雇ってくれず、貯金も底をつきコンビニでアルバイトを始めた
。そこでサクラは就職先が見つからないならせめて仲間の悩みを解決しようと思い、仲間を鍋に誘うことにした。
しかし仲間の4人はサクラに頼らず自分たちで問題を解決して成長していることに気づき、自分だけ成長していないことを痛感する。
後日サクラはバイト先で忖度できない性格から客とトラブルになりクビになってしまう。
バイトをクビになってしまったサクラは仲間たちに「故郷の島に就職先が決まった」と嘘をつき島に帰ろうとしたが、付き合いの長い4人から嘘だと見抜かれてしまった。
翌日仲間たちはサクラの部屋を訪れサクラをとある場所に連れて行く。
そこはサクラが新入社員の時に褒めた保育園が建設され始めていた。この保育園の設計者はサクラの言葉に勇気づけられて10年間夢を追い頑張って着工にこぎつけたのだった。するとサクラは祖父との思い出のファックスの内容を暗唱して、「私はこれからも北野サクラであり続けます」と宣言し仲間たちと記念写真を撮った。
ある日サクラは小さな建設会社の面接を受けていた。辞めた経緯を正直に話し諦めて帰ろうとしたが、その場で採用が決まった。しかし黒川が現れ「花村建設に戻り、俺の元で働かないか?」とサクラに告げた。
サクラが無事に復活してきました。サクラに頼らず仲間たちは自分たちで問題を解決できる力を身に付け彼らの成長を感じます。
最終話「さらば友よ…涙は入りません!」
2020年4月、サクラは仲間たちと出会ってから11年目を迎えた。黒川に招かれサクラは再び花村建設で働き始めた。
サクラは黒川に「何故また雇ってくれたのか」と聞くと、黒川は過去に花村建設が手がけた資料を見せ「創造性がなく業績が下がっている。このままでは会社が沈んでいくだけだ。だから俺はプロジェクトチームを作り、未来に誇れる建物を残す。お間にはチームリーダーになってもらいたい。」と告げた。
黒川は前例のないものや発想の違う者を組織は嫌うから力を持てとサクラに告げる。
その後の会議でサクラの意見は土木部の反対もあったが副社長の黒川の支持もあり通っていく。黒川はサクラに「あれが力だ」と教えた。
そんな中、同期の仲間4人たちはそれぞれ悩みを抱えておりサクラに相談をしにきていた。しかしサクラは仕事の忙しさを優先するあまり相手にすることが出来なかった。仲間たちはサクラが黒川に翻弄されていると心配したが、何故自分を応援してくれないのか?と怒った。
翌日サクラはすみれがリストラされること知る。サクラは「副社長に撤回してもらう」と言ったが、すみれはリストラを受け入れており「それよりも自分の心配をして欲しい、自分が変わるのもいいが仲間を大切にすること」と告げた。
その後サクラは黒川の元に行き「すみれのリストラを撤回してほしい」と頼むと黒川は「お前が変わりを選べ」と」言われる。サクラは自分自身が辞めると黒川に告げ、黒川を呆れさせた。黒川は事故により8歳で亡くなった娘とサクラが重なって見えていた。一緒に夢を叶えようと言うがサクラは辞表を出した。サクラは「自分を見失っていた、これからは困難な道でも同期に負けない仲間を作れば乗り越えていける」と語り花村建設を後にした。
サクラは以前に就職が決まりかけた会社に再就職が決まった。
サクラと仲間たちは桜の下で夢を宣言し、夢の実現を決意した。
サクラが自分を見失いつつも仲間の大切さを思い出し、社長となった黒川に対しても忖度しない姿勢がこのドラマの集大成だなと感じました。実際に世の中でここまで忖度せず仕事する事は難しいとは思いますが、忙しさのあまりに何か大切なものを見失っていないか問いかけてくる作品だと個人的に思いました。
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