ドラマ「グッドドクター」第6話のあらすじ・ネタバレを紹介します!
[あらすじ・ネタバレ]
東郷記念病院に現れた研修医・新堂湊(山崎賢人)の父親を名乗る航(遠山俊也)
連絡先を預かった小児外科医・瀬戸夏美(上野樹里)は、院長・司賀明(榎本明)にこのことを相談しに、院長室を訪れた。
小児外科医・高山誠司(藤木直人)から当直を任されるようになった湊は、自信がつき、前にも増して意欲的に働いていた。
再び、院長室。
事情を説明した夏美は、『以前、お父さんから暴力を受けていたと聞きました』と切り出す。
司賀は『このことは新堂先生には黙っていてください』と言い、連絡先を預かるのだった。
夏美が医局に戻ると、産婦人科医・鶴田皐月(堀内敬子)の姿があった。
『今日はみんなに相談したいことがあるの』そう切り出した鶴田は周産期心筋症を患う妊婦の胎児に、リンパ管腫が見つかったことを明かし、
EXITという方法で手術を行いたいと語り始めた。
EXITとは、帝王切開の分娩時に臍帯を切り離さず血行を確保したまま胎児に処置を行う手術。
リスクの高い手術を請け負った高山は、助手に夏美と湊をつけた。
高山は湊に高い空間認識能力があり、必ず助けになってくれると鶴田に説明。
湊も意気込むのだった。
早速、湊と夏美は理香の病室を訪れた。理香は初めて授かった子供を流産した末に、3年間の不妊治療を経て、今回の妊娠に至っていた。
『なのに、また…』理香はうつむく。
『お腹の赤ちゃんのリンパ管腫は手術すれば、
必ず直すことができます!』そう湊は言い、理香が今編んでいる赤ちゃんの帽子もかぶることができると伝える。
『私はどうなってもいいんで、この子だけは必ず助けてください!』と理香は夏美たちに頼むのだった。
湊が医局に戻ると、デスクの上には山のようなEXITの文献が…高山から明日までに覚えておくように、伝言があった。
『助手として期待されてるんじゃない?頑張らないと!』そういう夏美に、湊は笑顔を浮かべる。
病院から出ると、航の姿があった。
『湊か!?俺のこと、忘れたか?』抱きついてくる航に、湊は戸惑いの表情を見せる。
翌日、出勤してきた湊は今晩父親と食事に行く約束をしたことを、夏美告げた。
『大丈夫なの?』と尋ねる夏美に、『お父さんは僕にずっとずっと会いたかったと言ってくれました!』と湊は嬉しそうな表情を見せる。
理香の夫が病院にやってきた。
理香の夫・悟は、EXIT手術に反対なのだという。
母子ともに危険な状態に晒すのならば、母体を優先させたいと悟は語った。
その晩、湊は父親との食事に喜んで出かけて行った。
湊が父との食事のために予約したのは、夜景が見える三ツ星レストラン。
湊は先にレストランに到着し、席にかけながら、父・航がやってくるのを楽しみに待っていた。
『このあいだの夜聞いちゃったの』高山に切り出した理事長・東郷美智(中村ゆり)。
『恋人に言えないことでも、瀬戸先生には言えるのね』
この間、夏美と飲みに出かけた際、夏美に弟が自閉症だったことを明かした高山。
その直前に高山と通話していた美智との通話が切れないままになっていて、美智は話を聞いたらしい。
美智に、『そういう君はどうなんだ』と高山は副院長・猪口隆之助(板尾創路)の言いなりになっていることを指摘する。
猪口に言われ、美智は新日本医療グループの傘下に入ろうとしていた。
院長室には、航の姿があった。司賀に呼び出されたのだ。
『あなたの目的はわかっていますよ』司賀は興信所に調べさせた航の調査結果を取り出す。
書類を見た航はハッとした表情を浮かべるのだった。
結局、航はレストランに現れなかった。
店を出た湊は道の反対側を歩く航を見つけ、呼びかける。
『お父さん!お父さん!』やがて、湊は航に追いついた。
『どうしてきてくれなかったんですか?!』湊が航にすがると、
航は司賀から受け取ったらしい札束を取り落とす。
航は『儲けさせてもらったよ。お前に会わないって約束でな』と語り始めた。
航のことを興信所に調べさせた司賀は、航が無職で多額の借金があることを知り、航が湊に金目当てで近づいていることに気づいた。
司賀は湊に会わないことを条件に、航に金を渡したのだ。
『金さえ手に入れば、お前に用はないんだよ!』という航。
『お父さんは僕のことを好きになってくれたんじゃないんですか?!』湊がすがると
『俺の人生めちゃくちゃにしやがって!お前のせいで、ソウタは死んだんだよ!』と声を荒げる。
航は、ソウタが助かる余地があったのに、湊が先に救命措置を受けたため、ソウタが亡くなったと責めた。
『そんなの嘘です!司賀先生はお兄ちゃんは少しも苦しまずに天国にいったと言いました!』ソウタが即死したと聞かされている湊は反論する。
『お前なんかいなければよかったのに…!』航はそう怒鳴りつけ、去って行った。
湊はその足で司賀のもとへ。真相を尋ねる。
ソウタは即死ではなかったものの、手遅れだったため、湊を優先的に助けたと真相を明かす司賀。
湊はソウタの方が助かるべきだったと声を荒げ、『僕の方が天国に行くべきでした!』と言い、院長室を出て行った。
その様子を見ていた夏美。夏美に司賀は語り始める。
早くに母を亡くした湊は、父・航に否定されながら育ってきた。
事故後、見かねた司賀が児童相談所に通報し、湊は航から引き離され、施設で育つ。
その後も、司賀は湊と交流し、
自分の胸を拳でノックすれば、天国にいった兄の声が聞こえると教え、以来湊は兄と繋がりたい時には、胸をノックするようになったのだった。
『大切な人を失った悲しみを知っている湊だからこそ、必ずいい医者になれるはずです』司賀は夏美にそう語るのだった。
その頃、湊は自宅で兄がかつて作ってくれた木のメスを手に、自分が兄を殺したのだと自分で自分を責めていた。
『ごめんなさい…ごめんなさい』と涙ながらに湊は謝り続けるのだった。
翌日、湊は定時に出勤してこなかった。
そんななか、理香が狭心症の発作を起こし、EXITを行えば、理香が命を失う可能性が出てきた。
理香の意識がないため、夫・悟に確認すると、悟はそんなに危険な手術ならば胎児の手術は望まないというのだった。
その日、結局湊は現れなかった。夏美が電話するが、留守電となる。
『理香さんが狭心症を起こした。相談したことがあるの。医局で待ってるから、必ず来て』夏美の残したメッセージを湊は聞いた。
医局に現れた湊は、夏美に『僕は相談には乗れません。僕はもうお医者さんにはなれません』と切り出す。兄の望みを叶えるため、医者を志した湊。
しかし、湊は自分が兄の命が助かることを邪魔してしまったと言った。
『もう胸を叩いても、お兄ちゃんの声が聞こえません。どうしたらいいかわかりません!』
そういう湊に、夏美は司賀が言っていた『大切な人を失った悲しみを知っている湊だからこそ、必ずいい医者になれるはずです』という言葉を伝える。
『あの日、生かされたあなただから、できることがあるんじゃないの?』
そう切り出した夏美は、
理香の気持ちも、悟の気持ちもわかるため、両方の命を救いたいと語る。
『理香さんの赤ちゃんをどうしても助けてあげたいの。だから、あなたの力を貸して欲しい!明日、病院で待ってるから』夏美はそう言い、湊に資料を手渡すのだった。
理香の病室の悟のもとを、湊が訪れた。
理香の意識は戻らないままだ。
『何を言っても、私の気持ちは変わりませんよ。助かる方を助けて、当然じゃないですか。私には妻がいない人生なんて、考えられないんです』そう語る悟。
湊は兄・ソウタを亡くした瞬間を思い出し、凍りついた。
『悟さんの気持ちがわかります。でも、それは理香さんも同じです』
目を覚ました時、赤ちゃんがいなくなっていたら、理香の悲しみは計り知れないと湊は語る。
悟は、目を覚ました理香に、子供が助からなかったことを告げるところを想像し
今まで辛い不妊治療を理香が続けてきたことを思い出す。
妊娠がわかった日、理香が見せた笑顔、女の子だとわかり、2人で名前を考えたこと…2人の愛が実ったという意味を込め、2人は愛実という名前をお腹の赤ちゃんにつけていた。
『私だってどうすればいいかわかりませんよ…』涙する悟に、湊は兄が天国に行ってしまったこと、誰にもそんな思いをしてほしくないことを訴える。
『あと少しです。あと少しで理香さんはお母さんになれます。今理香さんをお母さんにしてあげられるのは、悟さんだけです』湊は悟にそう伝えるのだった。
翌日、悟がEXITを望むと伝えてきた。
『半分で出血量を抑えれば、2人とも救えます!』という湊。
湊は帝王切開を行う前に、止血を施す方法を提案。高山が認め、その方法でEXITを行うことになった。
こうして、EXITが始まった。帝王切開により、取り出された赤ちゃんを待ち受けていた高山や湊たちが処置を施す。
しかし、リンパ管腫が赤ちゃんの気道全体に及んでいることがわかり、切開が難しいことがわかった。その間も、刻々とタイムリミットは迫る。
エコー画面を見守っていた湊が『ここです!』とメスを入れる部分を発見。
急いで、処置が始まる。
理香が病室で目を覚ました。『…赤ちゃん…』理香が隣に目をやると、そこには元気な赤ちゃんの姿が…理香の目から大粒の涙が流れる。
『理香、ごめん。俺…』という悟に、手編みの帽子を差し出し、理香は『この子にかぶせてあげて』という。
悟が赤ちゃんにかぶせた帽子には、『まなみ』と刺繍がされていた。
『しっかり頼むわよ。あなたが名付け親なんだから』という理香を抱きしめ、悟は『産んでくれてありがとう』とお礼を言うのだった。
そんな様子を見守っていた夏美が、湊に告げる。
『私はあなたに改めて教わった。患者を助けたいっていう思いだけは、なくしちゃいけない。あなたの思いが届いたから、愛実ちゃんはお父さんとお母さんに会うことができた。誰が何と言おうと、あなたは立派な医者よ』
屋上。司賀とおにぎりを食べる湊は、自分がどうして天国に行かなかったのか?わかったと切り出す。
『お医者さんになるためです!だからもうあんなことは言いません。僕を助けてくれてありがとうございました』湊は司賀に頭を下げた。
『お答え、お聞かせ願いますか?』新日本医療グループの幹部から、そう切り出された美智。美智は迷った挙句に、『よろしくお願いします』と頭を下げた。
直後、高山は(私たちもう終わりにしましょう)という美智からの別れを切り出すメールを受け取った。院長室。
司賀は自らの診断結果が記された書類を開いた。そこには、ステージⅣの胃がん、ほかの臓器にも転移がみられるという内容が記されていた。
以上、ドラマ「グッドドクター」第6話のあらすじ・ネタバレの紹介でした!
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