JIN-仁-(第一期) 6話 あらすじ ネタバレ

 JIN-仁-(第一期) 6話

ドラマ「JIN-仁-(第一期)」第6話のあらすじ・ネタバレを紹介します!

 あらすじ

勝麟太郎・坂本龍馬が診療所に訪れていました。

ペニシリンを開発した成果を仁は褒められる一方で、

漢方=本道の医学館と言われる場所に、

やってきたある医師のウワサが入ってきます。

本道から見れば、蘭方医はよそ者。

江戸幕府のおかかえ医師にもなっている

蘭方医が可愛いはずがない…

そう緒方洪庵は言います。

医学館の奥医師、福田玄孝(佐藤二郎さん)がやってきて、

仁に医学館に会見に来てほしいといいますが、

西洋医学所の頭取・松本良順はいい顔をしません。

松本は江戸幕府お抱えの医師、

でも仁はただ訪れていただけの医師。

けっきょく、勝麟太郎の計らいで、

坂本龍馬と恭太郎を護衛につけることで話がまとまりました。

蘭方医の方のパワーバランスもむずかしく…

佐分利のメスの件も怪しくなってきました。

そんなさなか、町に出た仁たちは、

「南方大明神」ともてはやされていて、

「洸を放つものの横には影ができるもの。恨みを持つもんから、後ろをバッサリいかれるかもの!」と

坂本龍馬は笑いながらいいましたが…。

咲はそんな仁と未来の写真を見て、

複雑な表情をしていました。

仁は思います。

ここにいる俺は俺じゃないみたいだ…。

生き神様と崇められて、光り輝いているそうだ…。

いくらもてはやされても、とてもリアルに感じられない。

そんななか、俺は本当にまだ生きているのだろうか。

もしかして、もう、覚めることのない夢のなかにいるのではないだろうか…。

一方、吉原『鈴屋』では、

梅毒の検査のために、女性陣たちが検査を受けていました。

「お武家の姫さま・・南方先生は今日はいらしゃらないようでありんすが?」

そう答える野風は仁に検査をしてもらいたかったと述べます。

そんな野風に咲はうらやましいとこぼします。

「顔が…。」

ちょうどその頃、ウワサの仁は医学館の督事、

多紀(相島一之さん)と会見していました。

多紀は仁の出身の疑惑について真正面から切込みます。

記憶を失っていることを恭太郎、

さらに講義の秘密じゃと竜馬が言いますが、

いきなりそばに控えていた福田がぶるぶると震えて倒れてしまいます。

多紀は福田を一喝しますが…。

仁はすぐに診察を開始。

ただの腹痛ではない…

胃潰瘍穿孔の可能性。

このまま放っておくと大変なことに…

そして手術が必須だと説く仁。

福田は必死に手術から逃れようとしますが、

「おぬしが死んだら、私も一緒に腹を切る!」

大変な事態になってきました。

手術の助手を務める咲が麻酔の導入を速やかに終え、

手術回復が始まりました。

咲は初めての手術助手で緊張していました。

そんな咲を仁は「大丈夫ですか?」と聞きます。

そして、胃に穴が開いていることを発見した仁は、

咲が動揺していることを見抜きます。

「初めて内蔵を見て、動揺しないわけがない。すみません、無神経でした。手術時間を短くしたいから、今後のために、できるだけ見ておいてください」

そういって手術を続行した仁。

鮮やかな手法で穴をふさいでいく彼を見る多紀の拳は

必至に震えていました。

一方その頃、西洋医学館にはよくない知らせが舞い込んでいました。

味方の中にも悪いやつがいる…。

ようやく、仁の手術が終わりました。

しかし多紀の表情がおかしく、

鈴屋では野風が「南方大明神」と崇められた紙を見てほほ笑んでいたそのころ…。

手術を終えて西洋医学館に戻ってきた仁たちを待ち受けていたのは、

「佐分利殿のメスが殺された女郎の部屋から見つかったと…」

頭取・伊藤が入ってきます。

佐分利は問い詰められていました。

佐分利は「腑分け…解剖をしていました」と頭を下げます。

つうという女郎の治療を治療をしていて、

貧乏な女郎は自分の体を解剖に使ってくれと言っていたこと…。

しかし当時、腑分けはお上に申し出ないといけない決まり。

佐分利は「解剖はたった年に数度。そんなものでは仁の医術には追いつけない!」と叫びます。

そんな佐分利を見て、緒方洪庵は

「医術のためというなら、お前は正々堂々、表だって腑分けをするべきだった!私たちも人殺しと言われながら蘭学を学んだ。この医学館も先代が私財を投げうって立ててくれたもの。道と開くということはな、自分の逃げ道を作るためのものではない!」

緒方洪庵はそういって、佐分利とともに身を引き、

敵対勢力の伊藤に弟子と、仁をよろしく頼みますと身を引きました。

夜になり、仁は未来の写真を見ながら、

ペニシリンを自分が開発していなかったら、

緒方洪庵や佐分利はこんなことになっていなかったのではなかろうか…。

咲はそんな仁に、自分でよければ話をしてください!と訴えます。

仁はそんな咲に頭を下げますが…。

これはおそらく、俺が招いた歴史の混乱だ…。

翌朝。

仁は医学館をやめる決意を緒方洪庵に伝えていました。

得体のしれない私が元凶…。

緒方洪庵は必死に仁を

「人のため、道のために残ってくれ」と言いますが、

仁は「自分の身を投げうって、私財を投げうってでも人を救おうという気持ちを伝えることこそが、簡単にできることではないと思います。医療技術や薬は、そのうちちゃんと発展していきますから…」と伝えます。

しかし、坂本龍馬は仁に

「欲というものがまったく見えんぜよ!国のため、人のためというやつでも、一皮むけば、名を挙げたい、金がほしいという欲がある。わしもそうじゃ。欲は生きる源じゃ。しかし、先生は菩薩みたいじゃ、じゃが、人間なら、死人じゃ。わしゃ心配なんぜよ、先生のことが。自分の命でもぽいっと放り出すじゃないのけ?」

俺は気づいたんだ…仁は言う。

この世界に未練がないんだ…。

咲は仁がいなくなったことで、

何をしたらいいのかわからなくなっていました。

そんな彼らの屋敷のそばを、怪しい武士がうろつき、

そして野風の耳にも、他の医師たちが仁を切ろうとしているウワサが耳に入ります。

そして、とうとう仁の背後に怪しい影と、

仁の背中を切ろうとしている者の影。

仁は恭太郎の護衛をつけずに一人で町を出歩いており、

咲は野風からの手紙を受け取ります。

そして…とうとう山中で仁は切りかかられてしまいます。

その一瞬を助けたのは…咲でした。

切られる一瞬で仁を助けます。

そんな咲と仁の無事を野風は祈ります。

咲の穢れを知らない心と武家のものであるという身の上。

それがうらやましいと…。

刺客に見つかってしまうピンチの二人でしたが…

なんとか人に見つかって助かることができました。

しかし、仁は手の震えが止まりません。

江戸時代は夢のなかで、

死んでも大丈夫かと思っていた仁ですが、ものすごく怖かった…。

そんな仁の手の震えを咲が握りしめます。

「当たり前です。先生は生きているんですから!死んでも平気だなんて…二度と…」

そういって咲も涙します。

咲の手も震えていました…

その手を逆に握り返す仁。

「そうですよね…私はここで生きているんですよね…。ありがとうございます、咲さん。ありがとう…」

咲はお礼なら野風にと答えました…。

その夜。

仁は野風に無事であることの手紙を送りました。

その手紙をそっと握りしめる野風。

陰謀のもとは…医学館の中にいる??

だんだんと疑惑に感づき始める竜馬、緒方洪庵たち。

そして仁と未来の写真は…また様子が変わり。

バーべーキューをしている写真から、医学書が背後にある写真に。

「一歩後退ってことか…」

また、緒方洪庵の身を蝕む病魔の影…。

さらに、仁のふところから、「平成22年の10円玉」が出てきました…。

以上、ドラマ「JIN-仁-(第一期)」第6話のあらすじ・ネタバレの紹介でした!