ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と~」の第5話あらすじ・ネタバレ紹介します!
[あらすじ]
尚(戸田恵梨香)に、「別れよう」と伝えた真司(ムロツヨシ)。それは、尚の病気のことを考えて出した、苦渋の決断だった。
娘の様子を見て心配した薫(草刈民代)は、事情を聞こうと真司のもとを訪れるが…。尚と顔を合わせたくない真司は、
木村(富澤たけし)の計らいでバイト先の倉庫に泊まることに。尚は、どうにかして真司と話そうと、バイト先を訪れるが、
真司に気を使った木村が追い返してしまうのだった。メールを送っても真司が待ち合わせに現れることはなく、尚はいつもの
居酒屋で一人ぼっち。そして、真司から尚宛ての宅配便が届いたある日、真司のアパートからは全ての荷物が撤去されていた。
それから、9か月後…。
[ネタバレ]
間宮真司(ムロツヨシ)から唐突に別れを切り出された北澤尚(戸田恵梨香)。
『…支えて行く自信がないよ』と間宮は明かした。『支えて行くって言ったのに…』ショックを隠せない尚は大粒の涙を流す。
『無理なんだ…ごめん』間宮はアパートを出て行った。
尚が実家に帰ってきた。
尚は帰るなり、薫(草刈民代)の肩にもたれかかる。『…別れた。もう無理なんだって』尚は間宮と別れたことを薫に告げ、自室に入るのだった。
翌朝、アパートから間宮が出てくると、薫が待ち構えていた。
『一体何があったの?あの子が何も言わないから、あなたに聞きに来たわ。自信がないって、あなたの覚悟はそんなものだったんですか!?』声を荒げる薫。
『井原先生は尚さんのこと支えてくれてるんですよね?まだ間に合うんじゃないですか?』と間宮は返す。
『そういうことなら、もう金輪際娘とは関わらないでください!』
薫は間宮のことを怒鳴りつけ、帰って行くのだった。
バイト先にて、間宮は木村明男(宮澤たけし<サンドウィッチマン>)に事情ができ、家に帰れなくなったと明かした。
『俺、かみさんに追い出された時、ここに泊まるんだよ』木村はそう言い、隠れ家として使っている会社の
部屋の鍵を間宮に渡してくれる。
間宮は尚と顔を合わさないよう、当分の間、ここで寝泊まりすることにした。
その晩、尚が間宮のバイト先にやってきた。
すでに門は閉まり、会社の電気は消えている。すると、そこへ木村が出てきた。
『昨日突然別れようって言われて…でも理由が全然わからないんです。アパートにも帰ってなくて…』
動揺する尚に、『わかる気がするな…』と木村は語り始めた。
20年前の小説を好きな尚が、突然全てを捨て、
自分のところにやってきたことを受け止めきれずに、間宮の重荷になってしまっている可能性はあると木村は言う。
『あの、真司は必ず木村さんのところに来ると思うんです。そしたら連絡してください』携帯番号を書いたメモを渡す尚に、
そういうところが男を窮屈にすると木村は語り、『縁があればまた会えるって』と帰って行った。
その隙に、間宮はアパートへ戻り、必要な身の回りのものを荷造りして、また会社の部屋に帰ってきた。間宮は小説を書き始める。
(甘い言葉ならいくらでも言える、でも金がない。こんな俺にお前は何ができると思ってるんだ。大事な時間を無駄にしているかもしれないぞ)と間宮はキーボードを打ち込んだ。
精神科医・井原侑市(松岡昌宏)のもとに、尚が診察に訪れた。
尚の元気がないことに気づいた侑市。
『何かありましたか?』話したくないと尚は答えた。
診察を終えた尚は、(わかったから最後に飲もう。あの居酒屋で20時に待ってます)と間宮にLINEを送った。そして、20時。尚は居酒屋を訪れるが、
間宮の姿はない。
大勢の客で賑わう店で待っていた尚だったが、間宮は現れなかった。
諦め、店を出た尚は、かつて間宮が店にはあえて入らずに、店の入り口で自分のことを待っていたことを思い出す。『メニュー全制覇したんすか?』と
笑顔を浮かべる間宮の顔を尚は思い出し、悲しくなる。
尚が帰宅すると、間宮から尚の私物が宅急便で届いていた。
嫌な予感がした尚は間宮のアパートへ駆けつける。
しかし、そこはすでにもぬけの殻となっていた。
2014年、4月。あれから9ヶ月後。自室で、1人尚がスマホの録画を再生している。
録画に映っているのは尚自身。スマホの中の尚が、好きな小説の名前、薫の旧姓、間宮が捨てられた神社の名前を尋ね、尚が順に答えていく。
『これに答えられなくなったら、あなたがやるべきことはただひとつ。自ら死ぬことです』とスマホの中の尚は言った。
尚は抜け殻のような姿へ変わり果てていた。
その後、尚は侑市の病院へ診察へ。
侑市の質問には答えずに、うつむいたままの尚。
『間宮さんと何かあったんですか?』と尋ねられるが、尚はうまくいっていると嘘をついた。
尚の肩に桜の花びらがついているのを見つけた侑市が『前にワシントンで桜を見ましたね』と言うが、尚は覚えていない様子。
『前に試した新薬の話、試してみませんか?』治験を試してみようと侑市は提案するが、尚は『人ってなんで生きてるんでしょうか…?』
と心ここに在らずの状態。
尚のうつ症状が進行し、自殺もしかねないと侑市は心配していた。
ひきもりがちな尚を外に出したい薫は、尚にお使いを頼む。
『いつものお花屋でお花買ってきてくれる?ロビーのお花』そう言われ、尚はショッピングモールへ。
花を買い、
ぶらぶらしていると、本屋の店頭に間宮の新しい小説が平積みされているのを発見する。
題名はいつか間宮が言っていた『脳みそとアップルパイ』。
尚が表紙を開くと、最初の1ページに(共に砂漠を歩こうとしてくれたNさんに捧ぐ)と書かれていた。
間宮の小説を買い、尚はいつか間宮と夜通し話をした神社のベンチへ。
そこに座り、尚は小説を開いた。(彼女はあの頃からいつも急いでいた。)という書き出しから始まった間宮の小説。
『快速特急降りられるの?』という間宮の問いに、『降りる』と尚が即答し、
その後長いキスをし、結ばれたこともその通りに書かれていて、尚は思わず笑ってしまう。
その頃、売れっ子作家となった間宮は、担当編集者・水野明美(木南晴夏)と打ち合わせ中。
水野は間宮の小説を絶賛し、担当した小説がこんなに売れるのは初めてなので嬉しいと満面の笑顔を浮かべるのだった。
侑市が実家に帰ると、リビングには間宮の小説がある。
母・千賀子(夏樹陽子)が読んでいるようだ。
千賀子は記憶を失っていく女性と売れない小説家、意地悪な医者の三角関係の話だと語り、『意外と面白いのよ!』と言う。侑市は間宮の小説を読んでみることにした。
(彼女のその後の消息は何も知らない)小説はそう締めくくられ、尚と間宮が別れを迎えたところで完結となっていた。
読み終えた尚は涙が止まらない。
翌日、取材を受けた間宮は、小説のモデルの女性と、この小説の出版をきっかけとして再会はあったのか?と尋ねられ、
一生ないと答えた。
取材後、水野は間宮と連絡を取りたいと井原侑市という男性から出版社に電話があったことを伝える。
その後、尚とよく行ったいつもの居酒屋にて、間宮は侑市と対峙した。
『ご著書を拝読しました。医者と彼女が一緒になったとラストに書いてありましたけど、
間宮さんが勘違いされてるかもしれないと思ってご連絡したんですけど…』と侑市は切り出し、9ヶ月経った今も、自分と尚は患者と主治医の関係で、ずっと尚がふさぎ込んでいることを明かす。
なぜ侑市が支えないのか?と間宮は言う。
『いいですか、間宮さん。私は2度振られてるんですよ』
侑市はかつて間宮と交際中の尚に告白し、今は間宮が生きる希望だと尚に振られたことを明かす。
呆然としている間宮の前に、尚が現れる。侑市が呼んだようだ。
『後はお2人で話し合ってください』侑市は帰って行った。
『小説売れてよかったね。元気だった?』『尚ちゃんは?』
もう少しで死ぬところだったと尚は答えた。
『俺も小説書いてなかったら、死んでたよ』と間宮が言い、尚は『じゃあ生きて会えたのは奇跡だね』と笑う。
『ご注文お聞きしていいですか?』いつか間宮がアフレコで妊娠したことにしていた女性店員が、
いつの間にか赤ちゃんをおんぶしていて、『本当に生まれたんだ?!』と間宮と尚は驚いた。
相手は店長ではない様子。
『尚ちゃん、結婚しよう』唐突に切り出した間宮。
『名前間違っちゃうけど、いい?』『鍵さしっぱなしにしちゃうけどいい?』
『いつか真司のこと忘れちゃうけど、いい?』
尚のすべての質問に、間宮は優しく『いいよ』と答える。
『結婚してくれる?』間宮に確認され、尚はとびっきりの泣き笑いで答えるのだった。
直後、間宮は薫に、尚に結婚を申し込んだことを伝えに行った。
『今度は何が何でも幸せにしてよ!』涙ながらに薫がそう言い、間宮は妻として一生大切にすることを約束する。号泣する薫に『ママ、ありがとう』と言う尚。『よかったね』薫はそう言い、母娘は固く抱き合うのだった。
そして、迎えた尚と間宮の結婚式。知らない牧師ではなく、木村の前で愛を誓いたいと間宮が頼み込み、急遽木村が牧師役を務めることになる。覚えている間も、忘れてしまった後も、変わらず愛し続けることを2人が互いに約束し、指輪を交換。2人は晴れて夫婦になった。
ささやかな披露宴にて、挨拶を始める尚。
『私は今MCIという病気にかかっています』尚は病気のことを明かし始める。最後には自分が誰かもわからなくなってしまう深刻な病気にかかっているにもかかわらず、心から愛する人と結ばれ、今とても幸せだと語る尚。
今日は欠席ながらも、主治医で自分たち2人を結びつけてくれた侑市に感謝の言葉を述べ、尚の挨拶は終わった。『おめでとう!』たくさんの拍手に包まれ、尚と間宮は最高の笑顔を浮かべるのだった。
以上、ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と~」の第5話あらすじ・ネタバレの紹介でした!
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