ドラマ「エール」第53話のあらすじ・ネタバレについて紹介します!
[あらすじ]
久しぶりに実家に帰ってきた裕一(窪田正孝)を囲んで、幼なじみの史郎(大津尋葵)や元従業員の大河原(菅原大吉)など、
三郎(唐沢寿明)が招いた懐かしい仲間たちが集まって宴会がはじまる。皆が楽しく飲んでいるさなか、弟の浩二(佐久本宝)
が役場の仕事から帰宅する。浩二は相変わらず裕一に冷たく、三郎がお酒を飲んでいる事にも苛立(いらだ)っているのだった。
音(二階堂ふみ)は、三郎の体調が気になっていた…。
[ネタバレ]
裕一(窪田正孝)は、恩師・藤堂(森山直太朗)から依頼された小学校の校歌を作曲しました。
その完成披露会に招待されたことをきっかけに、全てを捨てて東京へと飛び出した…
あの日以来、初めて福島に家族を連れて帰ってきました。
初孫に大喜びの三郎(唐沢寿明)とまさ(菊池桃子)。
その夜は、大宴会が行われ、懐かしい顔がたくさん集まりました。
そんな中、音(二階堂ふみ)は、1つの懸念事項を抱えます。
もしかしたら、三郎はどこか悪いのではないかという懸念です。
終始ご機嫌で酒を飲む三郎を、さりげなく止めるまさ。
そこへ、浩二(佐久本宝)が仕事から帰ってきました。
帰るなり、酒を飲んでいる三郎を見て、浩二も止めに入ります。
裕一は、思い切って浩二に声をかけました。
「ひ…久しぶり。」
「…よく、へらへら帰ってこれたな。たった1曲売れたくらいで、一流作曲家気取りかよ。」
その態度は冷たいものでした。
「親父も、明日『診察』だろ?先生に叱られても知らねぇからな。」
そういうと、浩二はさっさと自室へと戻ってしまいました。
「悪ぃなぁ!続けて、続けて!」微妙に気詰まりになった空気を壊すべく、明るく振る舞う三郎なのでした。
さて、宴会もお開きになり、片づけをするまさの手伝いに、お勝手へとやってきた音です。
寝床が違うことで夜泣きをするのではと、華を心配するまさに、音はよく寝る子だからといいます。
「裕一もそうだったのよ。一度寝っと朝まで、ぐっすり!でも、浩二は夜泣きする子でね。一晩中抱っこしてないとダメだったの…。」「へぇ~…。」
「でも、そのあとは、裕一の方が大変だったかな?言葉がうまくしゃべれなくて、よくいじめられてね…。浩二は、何でもすぐ覚える賢い子だったけど、中々、人にわかってもらえないとこがあって…。」
「親になると…子どもの事が、ずっと心配なんですね!」
「親は、いつまで経っても、親。ずっと心配のしっぱなしよ。」
「華を産んでから、お義母さんが、どれほど裕一さんのことを思っとったか…わかった気がします。」
それは、かつて音楽を諦めようとしていた裕一を止めるべく音が福島にやってきた時にまさと話したことでした。
あの頃は、裕一の才能を、最大の理解者であるべき親が反対するなんてと思っていました。
でも、音も今は華の母。
今なら、あの頃のまさの気持ちが理解できました。
「あの時は、本当にすみませんでした。」
「あなたは…。あなたは正しかったのよ!何の掛け値なしに、あの子を信じてくれて、どうもありがとう。あの子が今、上手くやれてるのは、音さん…あなたのおかげよ!これからも、裕一のこと支えてやってね!」
「はい!」
初対面で裕一をめぐってバトルした女2人の歴史的和解を経て、音は尋ねました。
「お義父さん、どこかお悪いんじゃないですか?」
「え?」「このあたりを押さえて、痛がっとったんで…。」
音は、先ほど三郎がみぞおちあたりを押さえて、痛がっていたことをまさに話しました。
まさは、明らかに動揺していました。でも…。「ちょっと…お医者様にかかっとってね。胃潰瘍なの…。」
「胃潰瘍?」一方、裕一は、自室で華を見守りながら、ふと棚に目をやりました。そこには、子どもの頃、川俣に行ったお土産にと裕一が浩二のために選んだスノードームが置いてありました。
家族を取るか、音楽を取るかの選択を迫られたとき、浩二に突き返されたあのスノードームです。
同じ頃、浩二はかつて店だった場所で、裕一のレコードを見つめていました。
片づけを終えた音が、部屋に戻ってきました。
そして、裕一に切り出しました。
もう少し、福島にいられないかと。
三郎の事も、まさの事も、浩二のことも気がかりでした。
裕一とて、同じ気持ちです。
音の気持ちをありがたく受け取り、福島への滞在を伸ばすことに決めるのでした。
さて、その頃、こちらでも何やら…起こっているようです。
藤堂です。
父親と久しぶりに向き合っていました。
どうやら、父親が満州への視察にお供として向かうことになったというのです。
すでに退官した身の上ではありましたが、それでもお国のために働けるのは、ありがたいといいます。
「まさか、今更、ついてこいなんて言わないよね?」
身重の昌子(堀内敬子)のいる藤堂にとって、それは聞きたくない話でした。
重たい空気の隙間を縫って、お茶を差し出した昌子は、この空気を一掃しようと、裕一のはなしを切り出しました。
藤堂の教え子が、作曲家になって、小学校の校歌を作り、その凱旋のお祝いがあったと。
「お前も、お国のために戦う身だったら、凱旋式でも何でもやってもらえたものを…。」
「僕は、僕なりに国のためになることをしてきたつもりです。でも、それは、父さんのやり方とは違ったんだ!」
「お前も親になれば、戦うことの意味が分かる日がくる!」
「あ!動いた!」また、一触即発の雰囲気になりかけた藤堂と父親の意識を逸らすべく、昌子は叫びました。
そして、藤堂の父の手と藤堂の手を両方とり、お腹に持っていきました。
すると、ふと懐から一つの包みを取り出した藤堂の父は昌子に、それを渡しました。
中には安産のお守りが入っていました。
「丈夫な子を産んで、清晴を一人前の父親にしてやってください。」
「はい!」「父さん…ありがとう。」
この父息子は、昌子というお嫁さんの存在が、軟化させたようでした。
さて、翌朝の事です。
音は、まさに古山家の味を教えてもらっていました。
そこへ、裕一がやってきて、もうしばらく泊まらせてもらう滞在費(食費)として、すこしばかりお金を包んで渡そうとしていました。
ところが、運悪くその場面だけを浩二が見てしまいます。
「そんなもの受け取らなくていいからね!」
裕一は、誤解を解くべく、浩二を追いかけます。
「これは、滞在費だから」
「そんなもんもらう筋合いはねぇ。」
「いや、あって困るもんじゃないだろ。これで、父さんに旨い酒でも!」
「何がうまい酒だよ!!」浩二の態度を見て、裕一は理解しました。
これは、何か良くないことが起こっていると。
「お…お願いだよ!教えてくれよ!」
「…父さん、もう長くねぇんだ。胃がんだって。もう手の施しようが…。」
動揺する裕一に、浩二は続けます。
「父さんの前で、そんな顔、絶対すんなよ。俺や母さんだって、父さんの体気遣いながら、必死に隠してんだからな。もしばれたら…ただじゃおかないからな。」
突然の出来事に、裕一はただ立ち尽くすことしかできないのでした。
以上、ドラマ「エール」第53話のあらすじ・ネタバレについての紹介でした!
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