『バック・トゥ・ザ・フューチャーでの世界は、現代においてどれだけ実現しているのかを調べてみた』
・音声で指示を聞くコンピューター
→これはすでに、AppleのSiriやGoogleの音声検索(O.K. Google)、Amazonのエコーをはじめとするスマートスピーカーなどで、現代の生活にも浸透していますね。
・テレビ電話での会議など
→今ではSkypeやZoom をはじめとする様々なツールでオンラインミーティングなどが行えるようになり、最近ではコロナの影響で更に一般的となりました。
海外にいる人ともミーティングができる、というのは今となっては当たり前ですが、当時はとても画期的なことでした。
・指紋認証や顔認証システム
→映画に出てきたのは顔認識できる双眼鏡ですが、現代では携帯電話のカメラに顔認識システムがあったり、セキュリティのために指紋認証・顔認識のシステムが使われるなど、かなり一般的な技術になりました。
また、集合住宅(マンションなど)でのオートロックなどでも顔認証が使用される様になり、まだまだ可能性を秘めたシステムですね。
・空中投影ディスプレイなどの3D映画
→3D映画はもちろん、3DテレビやARなど、娯楽はどんどん立体的になっていっています。
スクリーンから飛び出す映像も実現されていたり、最近ではVRでの技術も進歩していますね。
・タブレットなどの持ち運び可能なツール
→iPadと同じような物に該当し、これが登場しているのは、ヒル・バレーの歴史物保存協会がマーティに時計台の保護のための署名をお願いしているシーンでした。
20年以上も前にこの技術をを予測していた監督は本当に凄いなと感心してしまいます。
・食べ物などのの3D プリンター
→食べ物を出力して作り出す3Dプリンターが描写されていましたが、それに近い製品が登場しています。
3Dプリンターメーカーの3D Systemsが食べ物の出力が可能な3Dプリンターを公開し、 これらのプリンターには水・砂糖・フレーバー・着色料を投入することで形・色・風味を調整しえキャンディや砂糖菓子などを作ることが出来る物です。
・お手伝いロボットなど
→PART2では犬の散歩をしてくれたり、買い物をしてきてくれるお手伝いロボットがありましたが、そんな雑用をしてくれるロボットがすでに開発されています。
実際にネット通販サイトAmazonでは、ロボットを多数導入して配送の手伝いに使用しているとか。
「変なホテル」でもロボットがチェックインなどの受付を担当する時代にもなり、未来感が出ていますね。
・自動でヒモが締まる靴
→「自動でヒモが締まるナイキ製シューズ」が作品内で登場していましたが、こちらも実現しました。
自動で締められる靴ひも (Power lace)は「THE 2016 NIKE MAG」という商品名で2016年に限定発売。こちらは、映画の公開年(1989年)にちなんで、89足限定、購入者は抽選で決定されました。
このシューズを手がけたのは、「エア・ジョーダン」シリーズなどで知られているナイキのデザイナー、ティンカー・ハットフィールドです。
・メガネ型のコンピューター
→手で操作しなくても使えるメガネのようなコンピューター。
まだ日常生活には浸透していませんが、ウェアラブルなど、身に付けて操作するコンピューターなどはGoogle Glassなどでは、装着者の音声でインターネットを操作することができます。
また装着者の目線で映像を録画することも可能。まさに映画で描かれていた未来の技術が実現しようとしていますね。
・ホバーボート
→空中に浮かぶスケートボード(ホバーボード)は米HENDO HOVER社が開発し、「HENDOホバーボード」という名で価格は100万円を超えるそうです。
「HENDOホバーボード」はボードに組み込まれている4つのホバリングシステムエンジンが磁場を作り、浮力を作り空中を走行できる仕組みとなっています。
また、日本のトヨタ自動車の高級ブランド・レクサスも、2015年時点でホバーボードを開発したことを発表しました。
・生ゴミで走る車
→映画に出てくるクルマ型のタイムマシン「デロリアン」は生ごみを燃料にして動きます。
2020年現在、生ごみを利用した発電は、バイオマス発電・バイオガスなどと呼ばれすでに実現しています。
エコなエネルギーとして注目を浴びており、2019年にはカナダのトロントにて、ゴミ収集車が生ゴミから天然ガスを生成し自給自足で走行する試みが始まったそうです。
本格的に生ゴミを燃料にして走る車が実現すれば、地球環境にも大きな貢献が期待できますね。
・空飛ぶ車
→1990年に創業したスロバキアのエアロモービル社は、空飛ぶ自動車「エアロモービル」の開発をつづけてきました。
そして2017年、モナコのモーターショーにて最新プロトモデル「エアモービル4.0」を出展し、先行予約を開始したそうです。
市販モデルの価格は、日本円で約1億4000万円から約1億7500万円もするそうで、この「エアロモービル4.0」はガソリンを使って車として走行し、そのエンジン動力で飛行用の電力を発電するハイブリッド仕様となっています。
・自動乾燥機付きジャケット
→作品内では自動乾燥機能付ジャケットがありますが、こちらはスイスの科学者によってそれに近い製品が開発されているそうです。
作品ではジャケットを自動的に乾燥させますが、実際に科学者たちが見つけたのは絶対に水に濡れない繊維との事です。
大々的に製品化はされていませんが、今後水着などに最適な繊維になることが期待されています。
・まだ現実化していない商品は?
→小さいピザが大きくなるレンジや、フルーツが上から降りてくる仕掛けなどがありますが、むしろこの映画はかなり近未来を忠実に余地出来ているので、かなり凄い映画である事は間違いないですね。
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