ドラマ「トリック2」第10話のあらすじ・ネタバレを紹介します!
第10話 最終章 妖術使いの森
[あらすじ・ネタバレ]
またもや奈緒子(仲間由紀恵)のアパートを訪れている上田次郎(阿部寛)。
開口一番で「きみは重力を断ち切る板があるというのを知っているか」と尋ねる。
それに答えないまま、帰って
来るなり寝転がった奈緒子は、思わず「死んじゃおうかな」と呟いた。
構わず話をつづける上田次郎。
その板の上に物を置くと、重力が断ち切られてしまい空中に浮いてしまうのだ。
一枚持ってきた、という言葉に反応を示す奈緒子。
来さ村という村役場、建設部の橋本孝夫(市川勇)が上田次郎を尋ねてきた。
この人も上田次郎の著書を読んだ被害者のひとりということだ。
この度、来さ村を高速道路が通るという話が持ち上がったそうだ。
高速道路の途中のルートには、白木の森という曰く付きの場所がある。一度、この森に入った者は二度と出てこられないという話だ。
明治維新の頃、南方の国からひとりの妖術使いが来さ村にやってきた。
いろいろと不思議な術を使って村人たちを惑わし、彼らから金品を巻き上げたという。
中には来さ村に古くから伝わる、
つぼ八という高価な壺までもが奪われたそうだ。
怒った村人たちは、妖術使いを森に追い詰め殺害した。
だが、妖術使いは特殊な術を使って蘇り、いまでも白木の森に住んでいると言われている。
そう言って橋本は、当時妖術使いが使った術の記録が残っている、と巻物を取り出す。
奈緒子に巻物を開いてみせる上田次郎。
そこには「重力を断ち切る板」「心を読む岩」「死人を生き返らせる棺桶」
と書かれてあった。妖術使いはこれを、村人たちの前で使って見せたらしい。
同行してくれという誘いなら断ると、先に口にする奈緒子。
そして大人しく退散する上田次郎。巻物の中の妖術使いの絵は、
奈緒子が幼少の頃、見た物体と姿形がそっくりだった。
そのことが気に掛かった奈緒子は、やはり上田次郎と共に行くことにする。
来さ村に到着するなり、白木の森第4次調査隊とやらに参加させられる奈緒子たち。
何故、第4次かと言うと、1回目から3回目は誰も無事に帰って来なかったのだという。
しかし安心しろ。今回のメンバーは、これまでと比較にならないぐらい協力なのだ。
秘境探検でテレビや雑誌で有名な
俳優のアラン・ジャンポール・井上率(手塚とおる)いる、アラン井上探検隊。
そして民俗学の権威で日本各地をフィールドワークしている柳田黒夫(寺田農)。
やる気建設の社員・日向栄一(佐藤二朗)。
ルポライターの小松純子(石野真子)。そして橋本孝夫と、その妻・橋本マリア(ルビー・モレノ)に奈緒子たちを加えた10名だ。
意気揚々と出発したとき、すぐに進行を遮る者たちが現れる。
村長は調査に反対だった。
だが橋本はこの森をなんとかしないと、村の発展はないという。妖術使いには、人の心を自由に操る力があると言われている。
戦後すぐの頃、この森からかろうじて生きて
戻ってきた調査隊があった。
しかし彼らは、恐ろしくまずい事件を起こしてしまう。
村長の要望は、森から出たければ妖術使いを捕まえて連れて来い、ということだ。さもなくば実力行使に出るという。
そこで柳田が前に出て、この森で起こったことをすべて解明すればいいんだろう、と自信満々に先導していく。
アラン井上調査隊は、やたらにハイテンションで森の中を先導していく。
柳田は
ところどころICレコーダーを使って、調査の経過を録音しながら進む。
なんだかムズムズすると言い出す小松。そんなとき、橋本がこの辺りの樹木は南方から来た物らしく、花粉や樹液には育毛の効果があるということを説明する。
調査隊の前に、巨大な顔の形をした岩が行く手を遮る。
上田次郎が巻物を広げて見てみると、書かれている岩と同じ物だった。
奈緒子がよく見てみると椎名桔平に似ていると指摘。
しかしすぐにアラン井上に
よって否定される。岩を持ち上げようとする奈緒子たち。
柳田は「人間の力では無理だ」と断言。妖術使いは、重力遮断版を下に敷いて、岩を持ち上げたらしい。小松がそんな柳田を呆れかえったように見る。
尚も構わず、柳田は重力遮断版がこの森のどこかにあるはずだと言う。
一軒の小屋を発見する調査隊。
橋本が「もしかするとここは、妖術使いの隠れ家かもしれない」と言うと、橋本の妻・マリアが扉を叩いてみる。
返事はなかったが、一同は、強行する形で小屋の中へ入ることにする。
南方の島々の資料を見つけたとき、別のところで悲鳴が上がる。
壁にべっとりと血糊がついていたのだ。
資料のそばには、添えるように
南方の島々で使われた、古代文字のようなものが書き記されている。
この小屋にある物は、柳田の助手だったキシモトという男が残した物だと言うことがわかる。
キシモトという学者が半年前にこの森へ
入っていったことを、橋本も覚えているようだった。
妖術使いの正体を暴いてやると息巻いていたらしいが、それっきり行方しれずとなったらしい。
上田次郎は、柳田が妖術使いの正体を知っているのではないか、
と尋ねる。すると柳田はじっくり溜めをおいてからこう語った。
それは、かつて南方の島で生きていた特殊な力を持った者たちの子孫。
古代、人類は誰しも多かれ少なかれ、科学では説明できない不可思議な
力を持っていた。それが明治維新以降、文明の力によって弾圧されていった。しかし南の島の一部では、いまだにその力を持ち続けている者たちがいる。
一部始終をきいたとき、ルポライター小松は吹き出して笑い始める。
柳田黒夫。
どこかできいた名前だと思っていたら、ようやく思い出したと小松は言う。インチキ民俗学者として学会を追放になった過去があるらしい。
インチキなどではない、と強く反論する柳田。
終始黙り続けている奈緒子は、何かを考えているようだった。
そんな柳田へ、小松はこう言う。「どうして、もう一度学会に自分の説を主張しようとしないのか」と。だが柳田は小松の質問に答える気はないという。
小屋を出た一同は、つづいて「心を読む岩」を発見する。
奈緒子はこれも椎名桔平そっくりだと驚く。
だが上田次郎にまったく似てないことを指摘されてしまう。岩の横には、古代文字のような言葉で、
「嘘をついている者が手を入れると、その手が焼かれる」と書いてあった。
アラン井上が手を入れると、穴から炎が吹き出してきた。
奈緒子はそれを見て、誰かがこっそり操作している可能性があるという。
すると柳田が、実験してみようと言い始めた。
まず上田次郎以外の全員が後ろを向く。上田次郎は誰にも見られないように台の上のコインを何枚かひっくり返す。
終わったら、その内の1枚を手で隠す。
そしてそのコインが表か裏かを言って、枝を代わりに穴へ入れる。
答えを知っているのは上田次郎だけのはずだ。
他の人は穴を操作できない、という理屈だった。実験は成功し、妖術使いが存在し、
当たっていることがわかる。
だが、奈緒子は釈然としない様子で黙っていた。
そして「死人を生き返らせる棺桶」にたどり着く。
妖術使いはこれを使って何度も生き返った、と柳田はいう。自分が
開けてみようと柳田が言うと、小松が細工をするかもしれないからダメだと止める。
この棺桶の中は危険だと主張する柳田。
それに対して小松は、もしこれが空だったら、柳田に一度死んでくれという。その後、
責任を持ってこれに柳田の死体を入れると言うのだ。
付き合っていられない、とその場と立ち去る柳田。小松は尚も煽るように言って、後をつけていく。するとトイレにこもってしまう柳田。
トイレの
扉を叩いて柳田を出そうとする小松。
これから棺桶を開けるため、柳田に見ていてもらわないといけないのだ。
そこへ奈緒子が前に立ち、自分が棺桶を開けると言い始める。
しかしそれを制止した日向が、
自分が開けると言う。
そしてみんなに下がるように言い放った。すると中から飛び出してきたのは…。勝手に開けたことに激怒する柳田。妖術使いが生き返った。
みんな殺される。暗くなった頃、突如おかしな
歌がきこえてきた。そこで橋本は、夜になると森のどこかからか妖術使いの歌がきこえてくる、という言い伝えがあるそうだ。その歌をきいたメンバーの体に、それぞれ異変が起こる。さらには途中にあった小屋に、
赤い字で「私は蘇った。裁きを下すために」というメッセージが書かれた布が垂れ下がっていたのだった。小屋で一泊することになった一同。柳田に南の島について尋ねる奈緒子。
地図にものってない小さな島で、
100年前、一部の者が島を追われ黒潮にのって日本各地に散らばったことだけは確かだという。深夜みんなが寝静まった頃、何者かの気配で目を覚ます日向。
ひとり小屋を出た後、気配の下を手繰ろうとする。そして……。
翌朝、アラン井上が外に出てみると、人の顔の形をした岩の下敷きになって死んでいる日向の姿を発見する。柳田は、生き返った妖術使いの仕業だと言い出す。
アラン井上は、どうやってこの岩をここに運んだのか
という謎に注目していた。何とか岩を持ち上げようとするが上手くいかない。
柳田は、重力遮断版を使ったのだと解説する。上田次郎に同意を求めようとする。
しかし上田次郎が理論上それはありえないと
言おうとしたところで、それなら物理学で説明してみろと言い放つ柳田。
トリックを解説しようとする上田次郎。だが素朴な疑問をマリアに指摘される。そこで奈緒子が助け船を出す。しかし、奈緒子の説を覆す実験を
始める柳田。そうして奈緒子を見下すように論破した。
そんな中、橋本が村長に連絡して警察を呼んでもらおうと提案。
だが森から出ようとすると、同じところをグルグルと回っているようで、いつまで経っても
出ることができなくなっていた。
マリアが、日向を死人が生き返る棺桶に入れて、誰に殺されたかきいてみようと言った。そして何とか日向の遺体を運び、棺桶に入れる。
時間がある程度経過したのを見計らって、
生き返る棺桶を開いてみると……。
現場は大混乱となってしまう。生き返った日向、妖術使い、そして再び日向を殺そうとした橋本、そして失われたつぼ八。これらを繋ぐものは一体何なのか…。
以上、ドラマ「トリック2」第10話のあらすじ・ネタバレの紹介でした!
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