のだめカンタービレ 第9話 コンクールVS留学! 決断は別れの予感!? あらすじ・ネタバレ

ドラマ「のだめカンタービレ」の第9話あらすじ・ネタバレの紹介です!

Lesson9「コンクールVS留学! 決断は別れの予感!?

[あらすじ]

“R☆S(ライジングスター)オケ”の公演は成功に終わった。のだめ(上野樹里)は千秋(玉木宏)に懐中時計を贈り、催眠療法で飛行機恐怖症の克服をさせる。トラウマを解消した千秋は、
海外留学への希望を見いだす。そんな中、のだめは突如、ピアノコンクールの出場を決意。指導が厳しい教師・江藤(豊原功補)の下で練習に励む。

[ネタバレ]

のだめ(上野樹里)にかけられた催眠術によって飛行機恐怖症克服のきっかけをつかんだ千秋(玉木宏)は、龍太郎(瑛太)とともに飛行機で北海道に向かった。

龍太郎を誘ったのは、本当にひとりで飛行機に乗ることが
できるかどうか、まだ確信が持てなかったからだった。

しかし、怖い事に変わりのない千秋は携帯切れだの、ぶるぶる龍太郎にすがりつく。

そんな時、のだめの声が聞こえて来る。”先輩はもう大丈夫ですよ”
不思議と恐怖は消えて行く千秋だった。R☆Sオーケストラの初公演は、新聞にも取り上げるなど大きな話題を集めていた。さっそく次の公演に向けて動き出した真澄(小出恵介)は、オケのメンバーに連絡を取る。

いまだに公演の余韻に浸っていたコンミスの清良(水川あさみ)はもちろん、黒木(福士誠治)や菊地(向井理)、木村(橋爪遼)もやる気満々だった。

恐怖心と戦いながら何とか北海道に降り立つことができた千秋は、
ぼんやりと空を見上げながら、海外留学が可能になったことを実感していた。

さぁ観光!と言い出した龍太郎にカニを買って行かないと…と言い出した千秋。『のだめにカニを沢山買って来て下さいね、出来ればウニも
ちょっと食べたいですぅ…それから~ラーメンと夕張メロンと…白い愛人…。』何かに憑かれたようにお土産を買い漁る千秋に龍太郎は「清良…貧乏でごめん。」そんなにお土産は買えない龍太郎。

龍太郎は、そんな千秋に、R☆Sオケのメンバーが再演を望んでいることを伝える。留学ができないと思っていたときはR☆Sオケの活動を心の支えにしていた千秋は、複雑な心境だった。

土産を持って帰宅した千秋、
部屋の前に鉢植えが置かれていて…手紙が…。

『千秋先輩へしばらく留守にするのでこの子をよろしくお願いします。LOVE のだめ』のだめは、江藤(豊原功補)の家に寝泊りして、ピアノの特訓を受けていた。

千秋との思い出の曲を弾いて、余韻に浸るのだめ。「おい、まだ寝とんのか、起きんかい!」ピアノの前に座るのだめをグルングルン揺さぶる江藤。「えっ何でしたっけ。」「一次予選の曲や!シューベルトとベートーベン、どっちがええ?ゆうとんねや!」

「あぁあ…そうでしたね、えっと、これにします”シューマン”。」「シューベルトやろ!?」「あれっ?ホントだ。」「おい、お前ほんまやる気あるんか?」「やる気満々です!ちゃんと予習もしたんですよ。」「おっ。」

「早速弾きます。」スラスラと弾き出すのだめ、『信じられん、こいつほんまに勉強しとったんか、しかし…』『のだめ、コンクール出ます、よろしくお願いします!』上向き白目で敬礼するのだめを思い出す、はりせん・江藤。

『こいつからそう言って来てくれたんはうれしかったが…何で急に…?』弾き終わりため息をつくのだめ。「ふぅ~。」「ふぅ~って途中から滅茶苦茶やんけ!」「どうですか?優勝出来ますか?」
「優勝?優勝って、お前、一位とるつもりなんか?」「そうですけど。」「そうですけどってお前!この間までレッスンもまともに受けにけぇ~へんかったヤツがいきなり一位なんかとれるか!コンクールはそんなあもうない!

特におまえは準備期間も少ないし今回は来年への一つの経験としてワシは…」「来年じゃ遅いんですよ。」「はっ?」のだめは、マラドーナ・ピアノコンクールで優勝し、その賞金で…「まさかお前それが目的で…」

「絶対200万円とってみせます!」今度は白目から黄色い光線と共に火花がバチバチ…「アホかー!金目当てでコンクールなんかお前!」「それだけあればヨーロッパ行けますよね。」「ヨーロッパ!?」「先輩について行けますよね。」

「!!……」「コンクール…頑張んなきゃ…」楽譜を見直すのだめ。のだめの真意を知った江藤…。千秋の留学について行こうとしていた、のだめは負けるためにコンクールに出場する人間はいない、と…練習に没頭する。

大量のカニを土産に北海道から戻ってきた千秋は、龍見(伊武雅刀)からのだめのことを教えられる。千秋もかつて江藤の家で特訓を受けたことがあった。

江藤の家までようすを見に行った千秋は、江藤の妻・かおり(白石美帆)に土産を渡すと、
「”皆さんで”食べて下さい。」とのだめに会わずに帰ってしまう。のだめが本気でピアノをやる気になったのなら江藤に任せるのもいいのではないか、と思ったからだった。江藤は、初めて見るのだめの真剣な姿に、もしかしたらコンクールに
間に合うかもしれない、と思い始める。のだめが一次予選のために選んだのは、シューベルトの「ピアノソナタ第16番」だった。帰宅すると、留守電が44件。ほとんどが真澄から…。

しかし、一件母・征子(黒田知可子)からだった。
これでヨーロッパに行けるわね。と言われ、千秋は少年時代にいたヨーロッパに思いを馳せるのだった。夕食時、沢山のカニが千秋から差し入れられたことで、千秋が飛行機に乗れた事を知ったのだめは益々力が入る。

レッスンはいよいよ厳しく。「勝手に作曲するな!」「はい。」一次予選は基本を見て振り落としするだけだから余計な事はするなと江藤。のだめはコンクールの裏技について江藤に質問。お歳暮を贈ったり、審査員の門下の生徒が
有利だとか聞くがそうなのか?「何を考えとんのじゃー!マラドーナ音楽コンクールは演奏者が番号制で名前も学校名も明かされへん審査員も殆どが外国人や!歳暮なんか贈れるか!」「じゃあ裏技は使えないんですね。」

「お前はほんまに心が真っ黒やな!」「みんながズル出来ないならいいんです。安心しました。練習続けますよ。」「??安心って…みんなズルせんかったら自分、優勝出来る思うとんか?どっから来るんやその自信は…。」

「んん、、さっき何処までやりましたっけ?」「大体やなお前、シューベルトめっちゃ苦手なんちゃうか?何で一次の曲シューベルトにしたんや?」「何でって、何となくあの…付き会った事のないタイプの人と
付き合ってみたくなったっていうか…そんな感じで…」「アホちゃうかーー!!付きおうた事あるヤツと付き合えーー!!」のだめは千秋にメールを。『千秋先輩シュベルトは、なかなか「気難しい人」みたいで、
がんばって話しかけてもなかなか仲良くなれません↓お昼はかに玉です↑それぢゃまた のだめより』のだめのメールに笑顔になる千秋。黒木が近付いて来る。千秋とのだめが付き合っていると誤解している…

黒木は千秋にその事を…そしてのだめを”素敵な女の子”と思っている…黒木に千秋は”根本的に誤解している”と忠告。R☆Sオケは、12月25日にサントリーホールでクリスマス公演を行うことになった。が、殺到する入団希望者の
オーディションや公演のための選曲、練習と、やらなければならないことが山積していた。

そんな折、千秋は、クラシック専門誌「クラシック・ライフ」の記者・けえ子(畑野ひろ子)から、シュトレーゼマン(竹中直人)が
来日中にホテルから姿を消したことを教えられる。すると、気配が…「おおぉーー!!」龍太郎なんとシュトレーゼマンがこちらに向かって歩いてくるではないか。

師弟の感動の再会だと菊池が絶賛する中、両手を広げるシュトレーゼマン。
千秋も腕を広げ近付いて行く。寸での所で止められる千秋。「どうして、永岡真実の写真集送ってくれないのですか?あんなに念押ししたのに。」「あんたまさかその為に来たんじゃ…」「さぁみ~なさん、ひさしぶ~りに…」
「らららら~らららら~らら…」出来上がり合コンに塗れるオケのメンバーたち。気持ち悪くなって嘔吐するシュトレーゼマン、背中をさする千秋。「のだめちゃんはどうしてますか?」コンクールに出ると練習していると告げる。

「のだめちゃんがコンクール。」「どういう心境の変化か…」「もしかして、千秋、日本出れるようになったのではありませんか?」「どうしてその事を…」シュトレーゼマンは来週ヨーロッパに発つ時、一緒に来るよう千秋に言います。

急に言われても…と戸惑う千秋に、師匠の言う事は絶対だと言い切る。練習に明け暮れるのだめに千秋からメールが届く。『のだめへのだめ、ちゃんとピアノの練習しているか?シューベルトは、本当に「気難しい人」なのか?自分の
話ばかりしていないで、相手の話もちゃんと聞け!楽譜と正面から向き合え。』笑顔になるのだめ。

その時ミルヒーの言葉が思い出される『もっと音楽と向き合って…このままでは千秋と一緒にいられない…』のだめは楽譜に書き込まれた
自分の文字を追いながら、苦手な練習を続ける…「此処で…転調…あれ、次何処だっけ…」すると、千秋の声が聞こえて来る。

『4拍目の和音が…』「あっそうか、もう一回最初からお願いします。」『転調気をつけろ…』
「はい。」『一音、一音、無意味な音なんてないんだぞ…。』そんなやり取りをしながら、没頭するのだめ。そして夢中の内に一次予選を終える。会場にいた審査員のMr.オクレールがのだめを食い入るように見つめる。

「千秋先輩!」「のだめ。」「のだめコンクールの一次予選、合格しました。それから 好きです。…どうしても直接お伝えしたくて。」「……」「まぁ一次位じゃ大した事ないけど、久々に食事作ってやってもいいぞ。」「いいです。」

「!?」のだめは江藤の所で合宿を続ける為、戻ると言う。「寂しい思いさせてしまって…ごめんなさい。」「寂しくねぇー!」所でいつヨーロッパに発つのか聞くのだめ。「春頃ですか?もしかしてもう行きたくなくなっちゃったとか?」
行くけど、オケのこともあるしと濁す千秋、終いにはお前には関係ないと言い出した。

「関係なくないです。人には上を目指せとか言っておいて、自分は何、呑気な事いってるんですか!」
「人のせいにして、温いこと言ってんじゃないですよ!先輩には才能もあって、それを認めてくれる人も沢山いて…先輩は世界に行くべき人なのに…グズグズしとるんじゃなか!穴(ケツ)のあなの小さか男たいね!」
そう言い切るとのだめは千秋を置いてさっさと走って行くのだった。千秋は呆然と立ち尽くす。

2次予選の練習、江藤は切り出すが、のだめはその曲は昔弾いた事があるから憶えているはずだと腕まくりをしてピアノに向かう。

サラサラと弾き始めるが、のだめは教室に通っていた、小さな頃を思い出していた…。ハリセンにも勝るとも劣らない、”スパルタ”なその男性教師は小さなのだめに容赦ない様子で叱っていた。

祝勝会に焼肉に連れて来たのに浮かないのだめ。
嫌な事を思い出して…と告げる。

予選でいい音を出していた21番の名前を聞いて、何となく記憶を手繰り寄せるのだめだった…。江藤は千秋とすれ違う。「カニ美味かったで。二次予選は3時からや。見にけぇへんのか?」
「俺は俺でやることがあるんで。」「冷たい彼氏やなー!」「彼氏じゃないです。あいつは俺なんかいなくても、一人で立派にやっているじゃないですか。」「お前…あいつがコンクールに出る理由、知らんのか?」「え?」
「本選の一位、本気で狙っとるで。」「は?」「それでお前と一緒に留学するつもりや。お前に追いつきたくて、その一心で此処まで来たんや。」千秋に近付き、拳で胸を叩く江藤。「…」そして階段を下りて行く。

「馬鹿なやつ…。」ぼそっと千秋が呟く。千秋はシュトレーゼマンに電話をかけ、ヨーロッパに行く事を告げる。しかし、今直ぐではなく、クリスマス公演が終わったら発つと。成長しましたねと優しく話すシュトレーゼマン。

やるからには、最後の公演…「半端~は、この私が許し~ません。」そして一人旅立つシュトレーゼマン。その電話を柱の陰から龍太郎が聞いていた。驚きで声も出ない龍太郎。のだめが、控え室から出て来ると、「恵ちゃん?」
と声をかけられる。その声に姿に何となく見覚えのあるのだめ…。

「ゆうとくん?」江藤に引きずられる様に連れて行かれるのだめ。千秋はのだめのコンクールの会場に来ていた。江藤と会う千秋。

今まで居眠りしていたMr.オクレールがのだめの番で起こされる。「寝ぐせドレス!?」舞台に上がるのだめ、見上げるとゆうとが不敵に笑う。のだめは”スパルタ”教師との嫌なレッスンを思い出しながら滅茶苦茶に鍵盤を叩くのだめ。

「のだめ…」千秋「何て嫌そうに…こんな事って…」頭を抱える江藤。Mr.オクレールも困惑の表情。少女ののだめは”スパルタ”教師に叩かれ、ピアノの座席から倒れ落ち、鼻血を流しながら、教師を見上げる。
苦悶の表情ののだめ。ゆうとは笑みを浮かべ見つめる。

以上、ドラマ「のだめカンタービレ」の第9話あらすじ・ネタバレの紹介でした!

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