家族ゲーム 最終話 吉本が伝えたかったこと あらすじ・ネタバレ

 

ドラマ「家族ゲーム」第10話のあらすじ・ネタバレについて紹介します!

第10話 「あの男が家庭教師になった理由~彼は誰を殺したのか?」

[あらすじ]

沼田家から吉本(櫻井翔)が去った後、家を飛び出した佳代子(鈴木保奈美)が再び家族の元に戻ってくる。

そこで家族を続ける自信がなくなったと一茂(板尾創路)に離婚届を突き付ける。

離婚に反対する茂之(浦上晟周)に対し、慎一(神木隆之介)は受け入れる姿勢を見せる。

一方、吉本はある場所へと向かう。

[ネタバレ]

沼田佳代子(鈴木保奈美)が沼田一茂(板尾創路)に離婚を切り出し、沼田茂之(浦上晟周)が必死に離婚を阻止しているところに、吉本荒野(櫻井翔)が現れた。

一茂は「2度と来るなといっただろ」
と怒ると、吉本は「すみません。盗聴器はレンタルなんです」と言い、沼田家に仕掛けてあった盗聴器を回収した。

吉本は1階と2階とに計10個の盗聴器をしかけ、沼田家の動向を掴んでいたのだという。

吉本が長男・沼田慎一(神木隆之介)の部屋で盗聴器を回収していると、慎一が「水上沙良(忽那汐里)から聞きました。

8年前の真相。想像を絶するものでした」と告げた。

吉本が盗聴器を回収して沼田家を出ると、慎一が窓から顔を出した。

すると、吉本は慎一に「そうだ。高校を辞めから、俺の言うことを1つ聞いてくれるんだよね。

家族を再生させろ」と命じ、帰って行った。

翌日、慎一は水上を呼び出し、「この前の続きを聞きたい。教えて欲しいんだ。なぜ、田子雄大(櫻井翔)が
吉本荒野(櫻井翔)になったのか」と尋ねた。

水上は「今回の依頼を受けるときに教えてくれたの」と言い、話し始めた。

雄大は真田宗多(吉井一肇)が自殺した後、雄大は自分を責めた。

どうして、吉本荒野(忍成修吾)のイジメから目を背けてしまったのか、と。

しかし、吉本のイジメから真田を助けたとしても、真田が中学を卒業すれば、真田が虐められても守ってやる事はできないことに気づいた。

そうして、雄大は教師に限界を感じ、学校を辞めた。

それから2年ほど、世界の危険な地域を回り、「自分が強くなるしかない」
と悟った。

真田も自殺するときに「強くなりたかった」と言っていた。

そして、雄大は「世の中の悪意を全て断ち切ることはできない。

でも、悪意に立ち向かっていける人間なら作れるんじゃ無いか」と思った。

それ以降、雄大は、自らが悪意の体現者となり、世の中の悪意を生徒にぶつけるため、吉本荒野(櫻井翔)を名乗り、家庭教師になったのだという。

吉本は沼田家を調査しているうちに、第2の真田宗多になり得る茂之の他に、第2の吉本荒野が居る事に気づいた。

その第2の吉本こそが、慎一だったのだという。

全てを打ち明けた水上は、吉本が沼田家での出来事を記録したノートを慎一に渡した。

そして、水上は「先生(櫻井翔)は貴方(神木隆之介)に『人を殺したことがある』って言ったんでしょ?それを聞いて、先生の覚悟が分かった」と

話した。

一方、吉本は吉本荒野の病室を訪れ、吉本荒野の母親に「沼田慎一の教育を終了しました。彼が吉本荒野になる事はないでしょう」と告げた。

母親が「悪の代名詞のように言うのは止めてください」と抗議すると、吉本は「彼だけが悪いわけじゃ無い。貴女も同罪です」と答えた。

8年前、母親は犯人を捕まえるようにわめき散らしていたが、吉本荒野(忍成修吾)がイジメを行っていた事実を知ると、イジメを隠蔽するように吉本荒野(櫻井翔)に頼んだのだという。

吉本荒野(櫻井翔)は母親に「犯罪者の母親だと思われたくなかったのでしょう。多くの怪物は突発的には生まれない。
吉本荒野(忍成修吾)というモンスターを生み出したのは、他ならぬ貴女なのですよ。彼もまた被害者なのかもしれません」と告げた。

一方、一茂が喫茶店で職探しをしていると、一茂をクビにした元部下・勝野(内田滋)に声をかけられた。

勝野は「まだ決まらないんですか。
ウチの取引先だったオット社が営業の経験者を探しているそうです。這い上がってみてくださいよ」

と言い、一茂のテーブルにオット社の名刺を置いた。

その日の夜、沼田家のリビングに家族全員が揃うと、慎一は水上から受け取った吉本の「家庭教師記録」を読み上げた。

沼田家は最低の家族だった。

自分の悲劇の主人公だと勘違いしている登校拒否の次男。

優等生を演じながら裏で他人を傷つけている長男。

家庭を顧みず、メンツが全ての父親。

反抗期を恐れて育児放棄した世間知らずの母親。

この家に居るのは家族じゃない。ルームシェアしているただの同居人だよ。

お互いに責任をなすりつけ合う姿には感動したよ。

破壊の跡に再生があると信じているのなら、教えてやるよ。絆の無い家族に再生なんてあるわけが無い。お前らは俺の仕掛けたゲームに負けたんだよ。

こんな家族は消えて無くなれば良い。

翌日、慎一が廃工場を訪れると、一茂と佳代子が先に廃工場へ来ていた。

みんな茂之に呼び出されたのだという。

そのとき、工場の中では、市原学(吉田翔)らが元リーダーの山尾泰司(西本銀二郎)を虐めていた。
しかし、茂之が「もう止めよう。俺は誰かを傷つけたくて、イジメから解放されたかったわけじゃない。これ以上、殴るのなら、俺を殴れ」と言い、市原の前に立ちはだかる。

園田満(松島海斗)も「もう終わりにしよう。納得できないのなら、俺も殴れ」と言い、茂之に加勢した。

すると、市原らは仕方なく、山尾のイジメを止めた。

茂之が山尾に手をさしのべると、困惑した山尾は「何なんだよ、お前は」と手をはねのけた。

茂之は「ある人に言われたんだ。死を意識して、初めて生きている実感が沸く。生きている実感があって、初めて人に優しくなれる。
俺も君も優しくなれるはずでしょ」と言い、再び手をさしのべた。

山尾が茂之の手を掴むと、茂之は「みんなでサッカーやろうよ」と言い、みんなでサッカーを始めた。その様子を工場の外から見ていた一茂が「アイツはあんなに強かったか?」と驚くと、慎一は「俺たちも変われるんじゃないかな」と答えた。

その後、一茂は面接へ行く。

一方、帰宅した佳代子は荒れ果てたリビングの掃除を始めた。

慎一がリビングの掃除を手伝っていると、佳代子が「万引きした本は取ってあるの?」と尋ねた。

慎一が「うん」と答えると、佳代子は「じゃー、後で一緒に返しに行きましょう」と告げた。

その日の夜、一茂が面接に失敗し、帰宅すると、荒れ果てたリビングが綺麗になっていた。

そして、一茂がサウナに入っていると、慎一もサウナに入ってきた。

その後、茂之は、部屋に来た慎一に「本屋に謝りに行ったんだって?母さんが喜んでた」と尋ねた。

慎一は「段ボール一杯の本を持ってって。凄い怒られたけど、最後には許してくれた」と答えた。

茂之は「家族なんて要らないと思ってたんでしょ。何で?」と尋ねると、慎一は「アイツに間違っているって言ってやりたくて」と答えた。

茂之が「俺さ、不思議と先生のことを嫌いになれないんだよね」と話すと、慎一は「俺もだ。だから、言ってやりたいんだ」と答えた。

一方、佳代子は一茂に「離婚届は処分しました。あの子たちが成人するまでは別れません」と告げると、一茂は「じゃー、チャンスは5年だな」と答えた。

その日、家族がテーブルに集まると、一茂が「今日は記念日だ。家族記念日だ」と言い、みんなで乾杯をした。

ある日、車も自宅も売れ、沼田家が引っ越し作業をしていると、水上がやって来た。

一茂が「浅海舞香、じゃなかった立花真希」と驚くと
慎一は「それも違う。本名は水上沙良」と教えた。

一茂は「3つ目?」と驚いた。

水上は慎一に「田子先生(櫻井翔)の事で思い出した事があるの。5月26日なら会えるかもしれない。真田の命日なの。去年、宗多が命を絶った山小屋に行ってみたら、お花が
置いてあったの」と教えた。

その後、沼田家は小さなアパートへ引っ越し、一茂は弁当屋で店長見習いとして働き始めた。

一方、バスに乗っていた慎一は、元彼女・最上飛鳥(北原里英)に「もう1回、俺と付き合って欲しい」と告白する。

すると、飛鳥は「ダメと言えない自分が憎い」と言って、はにかみ、慎一と飛鳥の図書館デートが再び始まった。

その後、図書館デートのかいもあり、慎一は横浜市立沢北高校への編入試験に合格した。

一方、茂之は目標の成邦館高校に合格した。

園田満(松島海斗)と真野さくら(有川結女)の2人も成邦館高校合格した。

佳代子もパートを始め、沼田家の家族はそれぞれに新しいスタートを切った。

5月26日、慎一はナイフを懐に忍ばせ、真田宗多が自殺した山小屋を訪れると、山小屋の中で吉本が手を合わせていた。

慎一は吉本にナイフを突きつけたが、ナイフを木に突き刺すと、「アンタを殴りに来た」と言い、吉本に殴りかかった。

しかし、慎一の攻撃は全てかわされ、慎一は転倒してしまう。

すると、慎一は「アンタが本当に殺したのは、アンタ自身だ。アンタは第2の真田宗多や吉本荒野を生まないために、8年前、ここで自分を殺した」と告げた。

慎一は「そして、悪意の体現者として俺たちの前に現れ、俺たちを容赦なく壊していった。家族を崩壊させておいて、今更、俺たちのためだなんて、納得できると思うか?アンタのやり方は間違っている」と絶叫し、吉本に詰め寄った。

慎一は「なんでそこまでするんだよ。なんで、そこまで自分を犠牲にするんだ。贖罪のつもりか。それで罪を償っているつもりか。全部、アンタのせいなんだよ」と言い、吉本を何度も殴りつけた。

そして、慎一は
「アンタのせいで家を失った。アンタのせいで高校を辞めた。アンタのせいで家族が壊れた。アンタのせいで、アンタのせいで、家族に絆が生まれた。ありがとうございました」と言い、深々と頭を下げた。

すると、吉本の顔に微かな笑みが浮かんだ。

吉本荒野、昭和57年1月15日生まれ、AB型。

悪意の体現者として生徒と向き合う。

ずっとそうして生きてきた。

けど、今日、久しぶりに笑った。

田子雄大として、心から笑った。

その後、慎一は吉本に、「水上に会えたのは、貴方が部屋に置いていった劇団のチラシがきっかけでした。そこで想像力を働かせてみました。もし、貴方がわざとチラシを置いていったのだとしたら、彼女の教えてくれた8年前の真相は本当に真実なんですか?」と尋ねた。

すると、吉本は慎一に向かって、「いいねぇ」と笑ったのであった。

以上、ドラマ「家族ゲーム」第10話のあらすじ・ネタバレについての紹介でした!

家族ゲーム 第9話 吉本の衝撃の過去 本当は・・・あらすじ・ネタバレこちら

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