ここは今から倫理です 7話 グループチャットの煩わしさ あらすじ・ネタバレ

ドラマ『ここは今から倫理です』7話 あらすじ・ネタバレを紹介します!

[あらすじ]

体育祭を前に加熱するクラス全員参加のグループチャット。

そんな団結心を白々しく感じる南香緒里(中田青渚)はあえて周囲と距離を置いている。

香緒里は、同じ様な態度の逢沢いち子
(茅島みずき)にシンパシーを感じていた。

高柳(山田裕貴)の授業で個人主義という言葉を覚えたいち子は独断でグループチャットから抜けてクラスメイトからいじめを受けることに…。
高柳はその問題について倫理の授業で対話することを提案する。

[ネタバレ]

倫理の教室の机を後ろに下げ、丸く並べた椅子に向かい合って座る11人の生徒たち、1つ空いていた椅子に座り、倫理教師・高柳(山田裕貴)が最後の授業を始めます。

今から2カ月前、
高校生活最後の体育祭の準備で盛り上がる『羽木ヶ丘北高等学校(羽高)』3年4組の生徒たち、男女関係なくクラスメイトみんなの仲が良い3年4組でしたが、南香緒里(中田青渚)は
そのノリに馴染めずにいました。

『3年4組グループチャット』、クラスメイト全員が参加するこのチャットで体育祭の連絡を取り合うことになります。間もなく選択科目の授業の時間で、
大好きな高柳に会える逢沢いち子(茅島みずき)は教室の移動を急ぎ立ち上がると、クラスの男子生徒・田中、関口、今井の3人が、チアガールの衣装を持って、いち子にチアリーダーを
依頼します。

しかし、いち子は断り、クラスのノリに合わせられると思っていた香緒里は、いち子に注目するようになります。

資本主義の発展に伴い生じた様々な問題、それらの問題と
向き合う中で生まれた多くの思想を、高柳は倫理の授業で生徒たちに紹介します。

ドイツの哲学者・ヤスパースやフランスの哲学者・サルトルに代表される実存主義、イギリスの哲学者
ベンサムが唱え、同じくイギリスの哲学者・ミルが擁護した功利主義、そしてドイツの哲学者・マルクスに代表される社会主義。これら以外にも政治や経済に関する主義主張は無数にあり、
それら全てが不完全で今なお幸福な社会を目指して人々は考え続けているのだと教え、新しい主義を生み出す人が生徒たちの中にいるかもしれないと高柳は締め括ります。

授業を聞き、
香緒里は自身の主義が何か、ふと考えます。

授業が終わり、着信に気づいた香緒里がスマホを見ると、グループチャットの通知が127件にもなっていました。

その多さに驚くいち子はグループ
チャットを面倒に感じており、唐突に香緒里に同意を求めます。

同じように感じていた香緒里でしたが何も答えず、いち子がその場を立ち去ると香緒里の顔がほころぶのでした。

3年4組の
教室に戻ると体育祭の応援の練習はしておらず、クラスメイトたちは大騒ぎ。

自分の席に着きイヤホンして、はしゃぐクスラスメイトたちを眺める香緒里は、うるさいのも群れるのも苦手で
クラスメイトたちとは主義が違うのだと思います。ひとり勉強するいち子に目が留まり、香緒里はいち子の主義が気になり、この時、自身がひとり主義なのだと気づきます。

何気なく
グループチャットの『退会』に指を伸ばす香緒里が頭を上げると、クラスの女子生徒・祐子と友美の視線に気がつきイヤホンを外します。

クラスメイトの視線が気になる上、ひとりで良い
はずが寂しくはないかと考えてしまい、下校する香緒里は自身が思うほどひとり主義でもないと考え直します。羽高前の通りを行く香緒里は、いち子とクラスの男子生徒・谷口恭一(池田優斗)の
声に気づきます。

声のする方に行くと、『羽木ヶ丘商店街喫煙所』横にある駐車場の車の後ろに、いち子と恭一が隠れていました。

喫煙所はいち子にとって高柳に会う大事な場所でしたが、
いち子が頻繁に喫煙所で待ち伏せしていると高柳はあまり来なくなり、挙句の果てが高校生が喫煙していると学校に通報までされる始末。

そこで、いち子は隠れて待ち伏せすることにし、
会えても高柳がいち子と距離を置くため、緩衝材として恭一を付き合わせていました。

すると、高柳が喫煙所に現れ、関心がない香緒里でしたが、いち子に巻き込まれてしまいます。

高柳はタバコを吸うのを止め3人を倫理の教室へ連れて行くと、今日の授業が理解できたか尋ねました。

社会主義が失敗したにもかかわらず、未だに僅かながらも社会主義国家が存続して
いることを学んだ香緒里は、それらの国々が周りから浮いて大変だろうと想像し、自身のクラスでの立場をその国々に準えます。

クラスで浮いていると感じているのは、いち子も同じで、
ふたりは結束力が強いクラスに馴染めずにいました。

香緒里といち子の話を聞いた高柳は、ふたりが個人の自由・独立を尊重する『個人主義』であると教え、香緒里は自身がひとり主義では
なく個人主義であると納得します。

そして、みんなで一緒を優先する3年4組を、個人主義に対して『集団主義』であると高柳は教えます。香緒里はみんなで一緒が悪いとは思っていません
でしたが、みんなの前で個人が消される気がして怖さを感じていました。

集団主義が異端分子を排除する傾向にあり、個人の意思や権利、そして尊厳を軽視するようになった時、『全体主義』
という名の怪物になると教え、高柳はイジメがないか心配します。

集団でなければ成し遂げられないことも多く、許容できる範囲内での受容が必要であることを高柳は説き、香緒里は理解しました。
すると、いち子がグループチャットを抜けると言い出し、香緒里は驚きます。

イジメに発展しないか心配する高柳をよそに、いち子はスマホを操作し退会するのでした。

陽が落ち始め、高柳は
3人に帰宅を促します。

教室を後にしたいち子が自身の主義を知っていると言うと、『恋愛至上主義』と香緒里が突っ込み、恭一が笑います。

3人の会話が廊下から聞こえ、教室にひとり残る
高柳は薄っすらと笑みを浮かべるのでした。

いち子のグループチャット退会は瞬く間に広がり、やがてイジメへと発展します。

校庭を望む校舎の外廊下に、いち子と恭一、そして香緒里が集まり、
そこへ高柳が来ました。いち子はイジメに遭っていることを、高柳に告げます。

恭一はグループチャットに戻ることをいち子に勧めましたが、グループチャットでのいち子への誹謗中傷を知る
香緒里は、それだけでは終わらないと主張します。グループチャットに戻り、いち子がクラスメイトと仲良くなったとしても、個人主義であるいち子の主義が尊重されず、それこそ全体主義で
あると香緒里は異議を唱えます。

まるでディスカッションのような3人の状況に、高柳は少し顔が緩み、倫理の授業で話し合うことを提案するのでした。

丸く並べた椅子に向かい合って座る
11人の生徒たちと高柳、より良く生きられるのか考える学問が倫理で、その倫理を学んできた生徒たちに、高柳はいち子に降りかかるイジメについて意見を求めます。

3学期になると受験生である
3年生は学校に登校せず、この授業が倫理の最後の授業であることを告げると、立ち上がった高柳は生徒たちを見据えます。

「それでは倫理を始めます」そう言うと、高柳は最後の授業を始めるのでした。

以上、ドラマ『ここは今から倫理です』7話 あらすじ・ネタバレの紹介でした!

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